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承継型キャンプ場経営-承継で得られるメリットは●個もあった!?

既存施設を継承することにおける、最大メリットはコストの抑制ですが、2つ目のメリットがオーナーから引き継ぎができることです。

1.施設管理方法を引き継げる

今まで山の管理をされたことがある方には重要でないかもしれませんが、それまでキャンプしかしたことがない方にとっては、とても重要な項目です。
例えば、キャンプ場があるような山林では、上下水道が通っていないことがほとんどすが、そのような場合、キャンプ場で蛇口をひねれば出てくる水がどのようにして出てくるかご存じでしょうか。川や井戸から給水されるケースがほとんどですが、川から水を汲みあげるための配管をどうするのか。山の中は、気温差が激しいので、冬場は排水管が凍って水が出なくなることも頻繁に起きます。施設の全ての構造を理解して、自ら補修点検にあたる必要があります。
業者に依頼することもできますが、コストが嵩むため、個人オーナー自ら管理をします。そのため、素人がキャンプ場経営をする際は、オーナーによる施設管理の引き継ぎは大変重要なこととなります。
かく言う私がまさに、キャンプ好きの山管理素人でした。前オーナーはとても親切な方で、売却後も近くに住まわれていたので、1年かけて山や施設管理方法について教えていただけたことは、非常に感謝しています。

2.ブランド、顧客を引き継げる

既存施設の多くは開設から20-30年経過しているため、長年かけて事業活動を行なわれており、キャンプ場施設として一定の認知があるはずです。また、長年通われるお客様もいる可能性があり、オーナーとしっかり引き継ぎを行えば、ありがたいことに、事業開始早々からお客様に継続的に来ていただくことができます。
もし開拓型で開設された場合は、まず施設を知ってもらうところから始める必要があるため、広告投資に費用がかかり、お客様に安定的に来てもらうためには時間が必要となります。
一方で、引き継いだ施設の価値が何かを理解して運営をしないと、往年のお客様ももすぐに離れてしまうので、丁寧に施設や顧客理解する必要があります。

3.周辺住民との信頼関係を引き継げる

キャンプ場経営を行う際は、周辺住民からご理解をいただくことも重要です。キャンプ場は田舎にあり、田舎は古くからその土地に住む方が多いため、そのようなところに都会から人が集まる施設を作る場合は、地域住民から反対を受ける場合もあります。周辺住民への説明会も求められる場合があるので、いい土地があるからといって、勝手に進めることは難しいです。
その点、既存施設は既に周辺住民からも理解が得られていることがほとんどだと思いますので、オーナーから紹介していただくことで、スムーズな事業スタートを切ることができます。

4.取引関係者を引き継げる

キャンプ場でどのようなコンテンツを提供するかによって、取引関係者は変わりますが、既に施設のことを理解している取引業者を引き継げることもメリットです。キャンプ場を維持管理する際には、施設の補修に木材や鉄骨など資材が必要になります。当然購入すれば調達可能ですが、端材などは安く譲ってもらうこともできます。オーナーが長年の事業運営の中で、取引関係者と友好的な関係を築かれている場合は、このようにお得に原料調達も可能となります。

キャンプ経営に関わるコンサルティングを「ココナラ」で請け負っておりますので、更に詳しく知りたい方は「hotarumura」と検索してみてください。

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