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キャンプ場の平日稼働率はなぜ低いのか?

キャンプ場経営されている方の共通のお悩みNo.1が、平日の稼働率が低いことではないでしょうか。
キャンプ場の平日の稼働具合をなっぷで定期的にチェックしていますが、どんなに人気のキャンプ場でも平日の稼働率は低いです。キャンプ場の平均年間稼働率は、20%程度と言われています。
その構造は、土曜日100%、日曜20%、平日5%以下という状況の平均によって成り立っていると思います。

宿泊業の中で、旅館などに比べても、キャンプ場の平日の稼働率は突出して低いと思います。
では、なぜキャンプ中の稼働率はこんなに低いのでしょうか?

理由1:キャンパーの大半がファミリーキャンパーだから

ソロキャンプブームではありますが、それでもキャンパーの大半がファミリーキャンパーです。そのため子供がいるキャンパーは平日に来ることはほぼ不可能です。親が平日休みの仕事に就いていても、子供がいたら平日にキャンプに来ることは難しいのです。キャンプ場という市場は、彼らをターゲットとしているので、そのボリュームゾーンを狙うには、土日休みであるファミリーキャンパーに絞った戦略を取ることになります。
そのような市場であるため、キャンプ場は土曜日の稼働率が圧倒的に高く、翌日が月曜日になる日曜日の予約も低位になる傾向にあります。

理由2:キャンパーのボリュームゾーンが30-50代の働き世代だから

次にキャンパーの多くがファミリーキャンパーと述べたように、キャンパーの多くは30−50代の働き世帯です。働き世代の多くは土日が休みであるため、仮に子供がいなくても、平日にキャンプに来ることは難しいです。

理由3:平日休みの調整がそもそも難しいから

最後に、土日休みで、子供がいないキャンパーの場合について考えてみましょう。
ソロであれば本人だけが平日に有休を取ればキャンプに来られますが、二人以上となると、平日で有休の調整をする必要があります。平日業務の調整は簡単ではないので、そのような顧客を安定的に呼び込むには、よほど予約が取れないキャンプ場でない限りは来場していただくのは難しいと思います。

次回は、このような条件の中、平日に顧客を呼び込む戦略について考えてみたいと思います。

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