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#3 オバサンの全力はしゃぎを観た

「幸せの黄色い私たち」ネタバレを含みます。

ポッドキャスト番組OVER THE SUNリアルイベント「幸せの黄色い私たち」の配信を観た。渋谷公会堂、名だたる音楽家が演じてきたあのホールにあの二人が立つのだ。

私が観たのはDAY2「はしゃぐ」。渋公を2DAYワンマンで抑えるなんてその時点で大分はしゃいでいるのに、これ以上何をはしゃぐのか…。DAY1はお話しがメインだと言っていたから、DAY2は別の何か、ふたりが楽しくハジけたお話を会場含めてする「楽しむ」トークに全振りするのかなあ。

違った

配信開始時間から2分後くらいに「わあ〜〜遅れちゃった」と急いで配信を開く。いわゆるリアタイ鑑賞。お馴染みのスポンサーさんの広告が流れて、開演までのドキドキを募らせていく。

いよいよスーさん美香さんがステージ上に現れて「わあ〜〜!!二人とも本当に地球にいるんだ!!」なんて思ったのも束の間、ラジオブースになったステージ中央にお二人が座り、まるで収録が始まったかのような、これから何が起きるんだろうというピリリとした緊張感が会場全体を包む。

1通のお便りを読み終わってここから、「さぁ〜始まりました!」とスーさんが掛け声を発してイベントが始まっていくのかと思いきや。始まらない。いや、始まっているのだがヌルッと始まりすぎてどこからが始まりなのかいまいち脳がついていかない。(今思えば確かにここが始まりだった)

本当に何を見せられているのか、画面に映っているものがなんなのか、理解する暇を与えずスーさん美香さんよっちゃんをただただ眺める時間が過ぎる。

これは実話なのか?それともフィクション??なんだこれは???とクエスチョンマークが止まらない。それでも目が離せずにいると、いつの間にかスーさんが踊りMr.マリックに美香さんが浮かされ秋川さんがゲットワイルドを歌って二人がドラムを叩いていた。

何を書いているのかわからない?私も何が起こっているのかわからなかった。なんなら今もわかっていない。(オリコンのイベントレポ記事を読んで「夢じゃなかったんだ…」と改めて思った)

どうなるかわからないけどとにかく頑張ってます!感をお二人から受け取っていたけれど、その言葉も終わった今腑に落ちるくらい「頑張り」が確かにあった。演技にしてもドラムにしてもダンス、手品(?)も全部全部がむしゃらに努力されたんだろうなあ、ポッドキャストから伝わっていたお二人の人となりが繋がった「はしゃぐ」だった。

個人的には秋川さんとスー美香ドラムのGET WILDは本当に痺れた。こんなおもろいことある??ってくらい大笑いした。DAY1で秋川さんが出演なさったという情報は耳にしていたので、DAY2は出てこないのかな?とがっかりしていたがまさかのGET WILD。ただでさえ二人がドラム叩いてる絵面で面白いのにそこに秋川さんも抱き合わせるなんて、アスファルトも切り裂けるくらい面白かった。(希望のスンスも勿論よかった!)

本当に面白いイベントだったが、実は配信チケットを買うか迷っていた。配信というものにチケットがつくようになって久しいが「やっぱり生には敵わないだろう、生に劣るものに少しお安くなってるからといってそれなりの金額は払えない」と嫌煙していたのだ。空気感や音圧、その場にいるからこそ味わえる熱狂。それが電波で伝わる訳がないとたかを括っていたのだ。

でもOVER THE SUNを聴き始めてはじめてのリアルイベント(聴き始めが遅かった上にEp.0から聴いていた)。どうしても観たくて、迷いに迷って奥歯を噛み締めながら配信チケットを購入した。

ところがどっこい。そんな捻くれている気持ちを二人は吹き飛ばしてくれた。リアタイしていたのも大きいと思うが、まるで会場にいるかのような一体感、グルーブを感じれたではないか!会場の互助会の皆さんが笑って私も笑って、まさに「誰も置いていかない」を体現されたいい配信だったと思う。観終わった後も、寂しい気持ちなんかにちっともならず、あったかいポカポカした気持ちになれたのは今回のイベントに携わった方々の良い仕事のおかげなんだろうなあ。

いつか配信だけじゃなく、リアルも拝見したいな!
皆さんお疲れ様でした!オーバー!!

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