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今年もどうぞよろしくお願いします。

2023年になって、もう2週間近く経過しますが、今年もどうぞよろしくお願いします!

 私たちは、東日本大震災、福島第一原発事故のあった2011年から、「保養」といって、福島や東北で暮らす主に小中高生の子どもたちが、夏休みや冬休みの休暇中に、北海道で過ごす活動を続けています。
それまでは、札幌の社会福祉法人札幌協働福祉会が主催していた保養でしたが、2016年の冬休みから、私が引き継ぎ、2018年に一般社団法人NO to YESを設立し、現在に至っています。
 今も、この保養を続けていられるのは、たくさんの方たちの支援があるおかげです。
寄付をしていただいたり、もうひとつ、資金をつくる事業として、地元の農家さんの、おいしい果物や野菜を販売し、保養を続けています。

 保養の話は、またそのうちするとして。

 もうひとつ、一昨年から私たちがはじめたこと。
里親の登録をしました。
昨年は、7人の子どもたちが、私たちの家で過ごしました。
想像はしていたけれども、「簡単なこと」ではなく
毎回やってくる子どもたちに、戸惑ったり、疲れたりもします。
でも、とても嬉しい瞬間があったり、楽しく一緒に笑ったり、少しずつお互いに慣れていくような感じです。
一時保護といって、家庭から突然離れ、うちに連れてこられ、「はい、じゃあ今日からここで過ごしてね!」と言われて、寝食を共にします。
本当は、一番戸惑っているのは、子どもたちなのですが
馴染むのが早いのは、子どもたちの方ですね。
私たちは、この子は何が好きなんだろう?何が嬉しいんだろう?と探りながら少しずつ歩み寄る感じですが、彼らは、しばらく困った後、気を取り直して?この場所で楽しもうとか、うまくやっていこうと動きだします。

 今日も7歳の男の子が来ています。
お父さんやお母さんの事情で。
ああそれは大変だったね、、、という話をぽつりぽつり話してくれますが
「仕方ない」というような感じで話していて、いろんな大変なことも、その年で引き受けている様子。

ま、遊ぼうか!

フリスビードッジボールとかいうかなりおもしろい遊びを始めました。(7歳考案)
家の中で使えるドッヂビーという柔らかいフリスビーでドッジボール。
容赦なく2枚のドッヂビーが飛んでくるやつです。それをキャッチできなかったり当たったりしたら負け。

はあはあはあ、、、、
きみ、7歳な。
私、48歳。
とかいう差など気にしない、手加減なしのドッジボールをしました。


そして、この児童相談所でもらったというパンチするおきあがりこぼし?のような彼を1人が動かして、1人がドッヂビーを投げて当てるとかいうゲームも考案し、今ではすっかり歓声を上げて喜んでいます。



53歳も頑張ってます。


 夕食は、彼のリクエストのカレーを作って食べました。たくさん食べてくれました。
さっき一緒にコンビニでアイスも買いました。

今は「やってみたかったんだ」という、ポケモンのゲームを始めました。

山のようにある宿題を持ってきて見せてくれて、え、これやらなきゃならないやつなの?
と聞くと、そうだ、、、とのこと。
明日の予定は、まず、この宿題の1つ(1/10くらい)をやって、その後で遊ぼう、とのこと。
じゃあそうしよう。
保護されてる間も宿題って出るんですよね。なんか大変だな、子ども。

でもきっと明日は、とても天気がいいし、宿題が終わったら
おたる水族館へ行くと思うよ!私、駐車場付き年パス持ってるし!


本当は、少し疲れ気味で、年末年始の子どもの受け入れをお断りしていて、今月いっぱいはお休みする予定だったのですが、児相からのオファーに、なんとなく「受け入れます」と答え、やっぱ休んでおけばよかったか、、、と思っていたのですが
なんだろう、よかったかも。彼がきてくれて。疲れるけど。
私、やっぱり好きなんだな、子どもといるのが。


そんな2023年が始まりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

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