不快には ならないものを

今の私の、作品を作り公開するうえでの信条です。


たまにあるじゃないですか、いろいろなものが伴ってなくて見るだけで舌打ちしたくなるような絵。明らかに手を抜いて見える、作者の怠惰な気持ちが表れた作品。

そういうダメな感情を、私の作品で感じてしまわれるのはイヤダなぁって思うわけです(意図して腹立たせてやろうって思って描いたものも過去にはありますが)。


よくいますよね、線がつながってすらなく、対象に似せる気すらさらさらない、全体的にきたない絵を描く人。学校でもよく見られます。ただの動く汎用プログラムのまとまりみたいなレベルで終わらせてくる人。

(自分も未熟なのは重々承知ですが)よく晒せるなぁ・・・って。

評価される気がない、ただただ思いついたものを形にしているだけならまぁ個人の自由なのでどうでもいいでしょう。でもそういう人に限って、やれ「評価されたい」だの「流行りに媚びる人が許せん」だの言いよるんですよね。


それは甘いんじゃないか、と。


よく「ラクガキっていいながらクソうまい絵を描く人がきらい」とかいう意見があります。まぁ気持ちは理解できます。相手にとっての20%で自分の80%を超えられたらムカつきますよね。メラゾーマではないメラだ。

ただ、いろいろ見てきて描いてきて、ちょっとわかってきました。この「ラクガキ」は、あくまで練習の過程であり、自分の方向性を見定める基準を示す手段なんじゃないか。

色々な描き方を提示して、評価が多い絵柄を今後の軸にする、的な感じなんじゃないかという仮説です。

私はラクガキレベルのつたない絵とドット絵しかほとんど描いてませんけど、一応見栄えをよくするためにいろいろ試行錯誤をしたりとかします。ドット絵に関しては前に垂れたつもりですが、ただのデジ絵に関してもいろいろ考えたりしてます。

「エロに媚びるな」とは言いますが、一番絵の技術力が顕著に表れるのはエロ絵です。骨格、人の肌の質感、各部位の魅力的な描き方、シチュエーションやポーズ、構図、描く対象への敬意…  絵描きに必要なものがすべてそろっているとさえ思っています。ヘタクソなエロ絵はミュート対象ですし、湧きあがったモノも萎えてしまいますから見たくないですよね。

エロが描ける人間は何でも描ける(自動字幕真島吾朗)


いろいろ話が脱線してきました… まぁ何が言いたいかというと、強い人を見て悔しがるなら、その時間を使ってその人をパクれ!そういうことです。 あれ、何か違うような… 継続は力なり?向上心のない努力は簡単に裏切る…? おかしい、結論が見つからない…

文章を書くことだけは、どうにも成長できません。彼らの気持ちがわかったような気がします。

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