「白山祭におけるSDGs」

TVC SDGsについて タイトル

【SDGsとは?】
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略で「持続可能な開発目標」のことです。全ての国連加盟国が「2030年」までに貧困や教育、環境など「17の目標」を解決し、持続可能な社会を実現する目標としています。そして、とても身近なところにSDGsの達成に近づく手がかりがあります。では、白山祭においてSDGs達成のための取り組みは何かあるのでしょうか。

【白山祭でのSDGs】
これまでの白山祭において、実はたくさんSDGsに関わるような取り組みがあったのです。ここでは「リユース食器」「ゴミ箱の設置」「養生シート」に注目して紹介します。


【リユース食器の貸し出し】

TVC SDGsについて画像


〇どのような活動?
これまでの白山祭に来たことある人は分かるかもしれませんが、白山祭においてお食事を提供する多くの団体はリユース食器を使用しています!リユース食器というのは、紙皿など使い捨ての食器ではなく、洗ったら何度でも使える食器のことです。白山祭ではこのリユース食器を貸し出しています。この活動の裏側には、リユース食器回収BOXを作り、あらゆるところに設置する、回収BOXからリユース食器を取り出し6号館の食堂で洗い、また貸し出すというとても大変な活動があるのです!この活動を担い、主体となっているのは「アカシアの木」というサークル団体であり、また白山祭実行委員が協力して行っています!

〇SDGsに関連すること!!

・12「つくる責任、つかう責任」TVC SDGsについて画像 12

紙などでできている使い捨ての食器を使わず何度も使えるリユース食器を使うことは、廃棄物の発生を大量に減らしまさにこの項目に当てはまります!

・13「気候変動に具体的な対策を」

TVC SDGsについて 13

LCA(ライフサイクルアセスメント)によると紙カップを利用した時のCO₂の排出量は、リユースカップを2.7回以上リユースすることで下回るという結果があります。白山祭におけるリユース食器は毎年約7回リユースしているため、紙コップに比べて大幅にCO₂の排出を減らしています!

・15「陸の豊かさを守ろう」

TVC SDGsについて 15

LCA(ライフサイクルアセスメント)によると紙コップにおける固形廃棄物の量は、リユースカップを4.7回以上リユースすることで下回ります。陸に捨てられる固定廃棄物が減るという点でこの項目に当てはまります!


〇今後の展望
「リユース食器がすべての団体に使用してもらっているわけではない。また、リユース食器が毎年約200枚持ち帰られてしまっている。それらを改善するために今後はリユース食器を貸し出していることをもっと宣伝し広めていく!」(「アカシアの木」代表:永井さん)

【ゴミ箱設置】

TVC SDGsについて画像 ゴミ箱設置

〇どのような活動?
白山祭期間中は汚れを防止する観点から普段設置されているゴミ箱ではなく、ダンボール製のゴミ箱が設置されます。このゴミ箱は大学のゴミ置き場にあるものや近所のスーパーで不要となったダンボールを使用しており、形・大きさをそろえることや設置する個数(昨年は90個)、分別・回収作業など苦労の多い活動を白山祭実行委員の方々は行ってくれています!
また、団体にゴミの回収協力を要請するクリーンパトロールという活動も行われており団体の意識づけにもつながっています!
そのほかにも喫煙所の指定をすることで受動喫煙の防止などにも取り組んでいます!

〇SDGsに関連すること!!

・11「住み続けられるまちづくりを」

TVC SDGsについて 11

仮設のゴミ箱により普段のゴミ箱の汚れを防げたり、喫煙所の指定をしたりすることで構内の景観を保つことにつながっていくと考えます。来場される多くの方々がすごしやすい環境づくりに貢献しているため、この項目に当てはまります!

・13「気候変動に具体的な対策を」

TVC SDGsについて 13

分別を確認する作業をすることでリサイクルされるべきものとそうでないものが分かれ、焼却効率も良くなります。さらに焼却による温室効果ガスの抑制につながっていくため、地球環境に配慮した活動であり、この項目に当てはまります!

・17「パートナーシップで目標を達成しよう」

TVC SDGsについて 17

団体のサポートを行うことや、協力を要請して学生の連携を重要視した活動などでよりよい白山祭の実現を目指しているため、この項目に当てはまります!


〇今後の展望
「ゴミの削減が一番うれしい。リユース食器の活動の周知活動を行うことで、団体や学生に広く知られるようにし、ゴミ箱にリユース食器が捨てられることや、持ち帰られてしまうことがなくなるようにしていきたい。」(白山祭実行委員 クリーンパトロール担当:松岡さん)

【養生シート貼り】

TVC SDGsについて 養生シート貼り

○どのような活動?
白山祭では毎年多くの団体が中庭に模擬店を出店します。その際、模擬店がある場所や、歩き売りをしている通路一面に敷かれているのが養生シートです。東洋大学の中庭の床はインターロッキングという雨水などの水分を吸い込みやすいコンクリートであるため、模擬店で使う油などを吸い込み汚れが残らないようにするために養生シートを貼っています。
貼る際に使用するテープも養生テープにすることで床にテープ痕が残らないように工夫しています。また、来場者が歩きやすく、ムラなどができないように丁寧に貼ることを心がけており、養生シートも毎年新しいものを仕入れています。
この活動を行っているのが白山祭実行委員です。白山祭の前に20~30人で丸一日または2日かけてこの養生シートを貼っています。この活動があることで、学生の皆さんが普段通る場所がきれいに保たれています!


○SDGsに関連すること!!

・6「安全な水とトイレを世界中に」

TVC SDGsについて 6

油などを吸収したコンクリートに雨が降ることで、油が地下水や川に排水する可能性があります。それを防ぐという面でこの養生シートは活躍しています。そのため間接的ではありますがこの目標に当てはまります!

・11「住み続けられるまちづくりを」

TVC SDGsについて 11

白山キャンパスは住宅街のなかにあり、すぐ近くには高校もあることから、普段から学生だけでなく多くの人が学食を食べにきたり、大学内を通行したりします。そのため物理的にも地域と密な関係にあります。そのためこの活動はまちの清潔感を保つという意味でも貢献しています!

・15「陸の豊かさも守ろう」

TVC SDGsについて 15

この養生シートは大学のコンクリートの汚れを防ぐためではありますが、コンクリートが油などを吸い込み、雨が降った後に匂いが発生することを防いでいることからも、直接植物などを守っているわけではありませんが、この15の目標に当てはまります!


○今後の展望
「先述の通りシートを貼る際に養生テープを使用しているが、布テープ等と比べて粘着力がないため、例年止めづらかったり、はずれてしまった際に来場者に迷惑をかけてしまうため、貼り方を改善する必要がある。一番大事なことは大学の施設として傷つけないこと。」(白山祭実行委員 屋外担当:糸賀さん)

【最後に】
これまでの白山祭では今回取り上げた以外にも多くSDGsに関連する活動があります。しかし、それらの活動に対してSDGsに関連しているとの認識を持っている人は少ないと思います。そのため、この機会を借りて紹介させていただきました。また、それらの活動の裏にはとても多くの人の努力と支えがあって活動している団体が多く見られます。今回紹介した団体はもちろん、他の活動している団体もそうです!そのことを少しでも伝える必要があると思い紹介させていただきました!!このことをきっかけにSDGsを身近に感じていただけたらとても嬉しいです!!
今回、「白山祭におけるSDGs」に協力して下さった「アカシアの木」の皆様、「白山祭実行委員 クリーンパトロール担当」の皆様、「白山祭実行委員 屋外担当」の皆様にはこの場を持って御礼申し上げます。
(Team Value Creation一同)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?