7/24(金) note 第11回                   自己紹介:商社と産業機械メーカーで 海外駐在11年、海外ビジネス35年、訪問50ヵ国超えの豊富な経験と人脈   を活用して、中・小規模事業オーナー の海外展開を支援する        マーケティングコーチ&コンサルタントのトシ・ヤマグチです。

Note: 第11回金曜日投稿 「健康(食養)」

よくコンビニ弁当は食べない方が良いとか
チェーン店の居酒屋で揚げ物は食べない方が良いとか
そんなことを耳にすることが多いのは
なぜだかご存じですか?

その理由は使っている油にある、と断言します。
実はコンビニ弁当やチェーン店に限らず
ごく普通の日本の家庭では
サラダ油を使っているところが大半ですよね?
実はこれが危険なんです。

おまけにコストを下げるために
品質が悪く、味が極端に落ちない限り
なんども残ったサラダ油を使いまわす
そんな店や家庭はきわめて要注意です。

サラダ油の危険性の一つはリノール酸です。
決してサラダ油やリノール酸が体に悪い、
毒になるという意味ではないです。

リノール酸とは植物性油の一つで、
半世紀ほど前には
動物性脂肪と比べ
血中のコレステロール値を下げる

という研究発表があってからは、
「リノール酸は健康に良い!」と、
その摂取が推奨されていました。

リノール酸はサラダ油のみならず、
一般的に身体に良いと言われている
植物性の紅花油やコーン油、ひまわり油、
綿実油、などに多く含まれています。

ところが近年の研究で、
リノール酸を長期間にわたって
多く摂取し続けると
心疾患やガンなどが増えることがわかりました。

リノール酸はヒトの体内では合成されない、
ヒトの身体にとって必要な栄養素、
必須脂肪酸のひとつなので、
何とも皮肉なおはなしです。

また、リノール酸は200度前後で加熱すると、
ヒドロキシノネナールという
毒性物質が大量に発生するのです。

ヒドロキシノネナールは
体内に蓄積されます。

そして、あらゆる臓器の
細胞にダメージを与え、
変性させるのです。

しかも、日本人の約40%は
アルコール分解酵素が少なく、
ヒドロキシノネナールも
分解できないのがやっかいです。

リノール酸は加熱しなくても、
体内に入ると
酸化ストレスになるとも言われています。

結論として、炒めものや揚げものに油を使うなら
新なたね油(キャノーラ油)
または単価不飽和脂肪酸を多く含むオリーブ油、

加熱をしないなら
亜麻仁油、えごま油、ココナッツオイルがお勧めです。
今日は食用油についての考察でした。


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