親がわり

今でも忘れない営業後のダイナー
いつまでも話を聞いてくれた
あの頃の俺はどうしょうもないやつで
不真面目不登校
出来損ないのモヒカン

今でも覚えてる俺の頭を見ながら
お前は見とめてほしんんだって
そんなモヒカンを見て欲しいんだろって
時計は2時を少し回ったくらいだった

あなたのオムライスがもう1度食べたい
ふわふわの卵にわ8マイルのケチャップで
大盛りのお皿に乗せてくれるんだ
俺をエミネムなんて呼んでくれてさ
僕に居場所をくれたのはあなただ

今でも忘れない営業後のダイナー
締めてから3時間以上付き合ってくれてよな
納得いくまで話聞いてくれてさ
損得なんかないんだなって思ったよ

ただ辛い僕を見るあなたは真剣で
目線外してくれはしないんだ
ただ真っ直ぐに僕を見て
僕を認めてくれるばかりで
それがどんなに嬉しかったか
それがどんなに励みになってるか
それがちょっとした思い出でも
それは間違いなく分岐点で

あなたのナベ振りがもう一度見たい
いつものオーダーにいつもの笑顔で
あなたのナベフル背中が懐かしい
僕はいつものコーナーにいつもの笑顔で

今はない中町のブルムン
ネオンもキッチンのベルもバルカンも全てが懐かしい
そんな日を懐かしむ俺がいる
またあなたと懐かしめたらいいな

その日まで走らなきゃな

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