見出し画像

[基礎]ノーツアプリ/DBの設計を置換するには?

はじめに

組織によっては、Notesアプリ開発者が一度作ったアプリを、その後も修正・改善していく場合があります。「作って終わり」ではない場合です。こうした場合のバージョンアップは、どうすればいいのでしょう。古いアプリのファイルを、全く新しいファイルに置き換えるのも一案です。

ですがもっと簡単な方法があり、これが「設計の置換」です。設計の置換は、中の文書データはそのままに、設計(プログラム・機能)だけを新しくする方法です。

設計の置換を行う

前提として、新しいNotesアプリを既に作成済であるとします。またこのアプリファイルをデスクトップに置いたとしましょう。

画像1

ノーツアプリの拡張子は、もちろん「.nsf」です。この新しいアプリの設計を古いアプリに当てたいです。そのためにはまず、拡張子を「.ntf」と一文字修正します。ntfは、Notes Template Fileの略です。ちなみにnsfは、Notes Storage Facilityの略だそうです。

拡張子が「.nsf」のままでは、このアプリの設計を他のアプリに当てることができません。次のように修正します。

画像2

次に、この新アプリのntfファイルをNotesが認識できる場所に置きます。それはどこだかご存知でしょうか?

Notesのインストールされたフォルダ内の、「Data」フォルダ内です。なおDataフォルダより下の階層なら、多分どこに置いても認識します。例えば「Help」フォルダに置いても認識します。この記事では「ids」フォルダに置くことを推奨します。

画像3

画像4

比較のため「~.nsf」ファイルも置いてみました。あらかじめ述べておくと、「設計の置換」作業で拡張子「~.nsf」のファイルは、Notesが認識しません。

画像5

いよいよ最後に、設計の置換作業です。

ここから先は

438字 / 7画像

¥ 110

サポートいただければ、記事をもっと充実することができます