[基礎][式言語]各種「計算結果」の性質を知ろう。(日付・時刻関数編)
はじめに
Notes/domino開発に慣れていない頃、疑問が生じやすいものの一つが、フィールドの[種類]にある次の選択肢です。
上記画面で「作成時の計算結果」とあるボックスをクリックすると、下記の選択肢が表示されます。特に「計算結果」「表示用の計算結果」「作成時の計算結果」の3つは紛らわしいです。
例えば式言語やLotusScriptで、現在時刻や、最後に更新した時刻などを表示させ、また保存する場合には、どれを選べばよいのでしょう?この記事で後述するように、不適切なものを選ぶと、保存したいデータが保存できないという困った状況に陥ってしまいます。
まずこの場合、ユーザーが数値を入力できては困るとして、「編集可能」を除外します。残るは「計算結果」「表示用の計算結果」「作成時の計算結果」の3つ。公式ヘルプには、これら計算結果フィールドの機能が次のように説明されています。
色々と違いがあるようです。実際に関数を使って確かめたいところです。しかし、一つずつ確かめていくと、とても最後まで読んでいられない説明量になることは確実です。例えば、@Nowではこの3種類の場合でそれぞれ挙動はどうなるのか。@Createdではどうなるのか。@Modifiedではどうなるのか・・・と考えると、この3つの関数だけでも、3関数×3種類の計算結果で、9パターンの説明が必要になります。
そこで今回は、日付/時刻系の関数(式言語)に焦点を合わせ、一目で結果がわかる実験用のフォームを作って結果をお見せします。
Step.1 実験用のフォームを作る
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