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[基礎]ビューで「昇順」「降順」を使って、データを見やすい順番で表示するには?

はじめに

例えばOutlookなどのメールソフトで業務メールを見るとき、表示されるメールの順番は、どうなっているでしょうか。Outlookを開くたびに、一番古い受信メール、例えば2010年2月などのメールが一番上に来るとします。こんな時はいちいちソート(並び替え)して、並び方を変えてやらねばなりません。

とても不便です。いつも最新のメールを自動で一番上に表示して欲しいものです。

こうした不便は、ノーツのビュー機能でも生じます。解決策として、ノーツではアプリケーション開発時に、ユーザーがビューを開いた時のデフォルトのソートを設定することができます。

この記事では、その方法を紹介します。

ビューの各列のソートを設定する

前提として、何らかのアプリとビューの原型は既に開発済であるとします。

Domino Designerを起動し、特定のビューを開きます。今は「all」という名前のビューを開きました。

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「all」ビューは、一番左の列が「UNID」になっています。

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UNIDとは、1つ1つの文書に割り振られたIDです。より詳しくは、16 進数の桁 (0-9、A-F) を 32 桁で組み合わせたものです。従って、文書を区別する目印になります。

allビューのデータを読み込んでみると、UNIDが「E」が最上部に来て、一番下の方が数字の「0」になっています。どうやら、値の大きなUNIDから上に来るソートになっているようです。

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例えばこの時、「UNIDが0や1から上に表示するようにしたい」と考えるとします。その場合は、列のプロパティから設定を行います。

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