※　こちらの記事は、海外ニュース翻訳情報局の【【米国】ノーベル賞受賞者など著名な科学者がコロナウイルス助成金の終了を非難】の記事の補足資料です。

2020年5月21日
アザール長官及びコリンズ所長

この書簡に署名した77名のアメリカのノーベル生理学・医学・化学・物理学賞受賞者は、ニューヨークのエコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック博士に対する国立衛生研究所(NIH)からの助成金が最近打ち切られたことを強く懸念しています。

今回の措置は、科学活動に干渉する危険な前例をつくり、連邦政府の研究助成金交付プロセスに対する国民の信頼を損なうものと考えています。

ダザック博士とその同僚たちは長年にわたり、コロナウイルスやその他の感染症の原因となるウイルスの動物宿主から人間への感染に焦点を当てたNIHの支援を受けた研究を行っており、高い評価を得ています。彼らの研究は、現在の新型コロナウイルスによるパンデミックが発生した中国・武漢の研究者を含め、他国の研究者との生産的な共同研究に依存しています。パンデミックを制御し、次のパンデミックを防ぐためには、今こそこのような研究を支援する必要があります。