大阪大学新入生に向けて
(編集中)
大阪大学に合格された皆様、おめでとうございます。受験勉強という呪縛から解放され、憧れのキラキラした大学生活に期待を膨らませていることでしょう。
そんな大学生活を実現させるには、入学手続きや履修登録といった煩わしい作業とも向き合わなければなりません。ほとんどのことは公式サイトなどを読めば分かることだとは思いますが、特に新入生は何を見たら良いのか、どのように調べたら良いのかというところから分からず、漠然と不安だけ抱えている人も多いと思います。(私自身、その一人でした。)
そこで、なるべく多くの情報をここにまとめたいと思います。なるべく正しい情報を発信するつもりですが、情報の信頼性は各自で判断してください。
1.入学手続き
すいません、いきなりですがあまり覚えてません…情報提供お待ちしています。
生協、保険、とか色々大変やったよね。。。
2.大阪大学までの交通情報
大阪大学のキャンパスは、豊中キャンパス、吹田キャンパス、箕面キャンパスの三つあります。
一年生(新入生)は、基本的に豊中キャンパスで活動することになります。
吹田キャンパスで受験した人もいらっしゃると思いますが、一年間は豊中キャンパスで大学生活を謳歌することになります。
豊中キャンパス近くの駅は、石橋阪大前駅と柴原阪大前駅の二つになります。しかし、柴原阪大前駅を通るモノレールは通学に使うには高すぎます。
なので基本的には石橋阪大前駅を利用することになるでしょう。
通学の知恵
通っていると分かりますが、駅から大学まで比較的近いように見えて、想像以上に遠いです。いやもうホントに、、、
駅から、一年生の間よく利用する共通棟までは徒歩20分程度
駅に20分前に着けばさすがに間に合うかな~なんて思ってたら、普通に遅れます。
加えて、駅から大学まで行くには踏切を越える必要があります。これがまた鬼長いときがあるのですよ。踏切で10分以上待たされることが何度もありました。
なので、予定の40分程度前を駅の到着予定時刻とするとよいでしょう。
教室までの距離は変えられませんが、実は、踏切を無視する方法が存在します。
石橋阪大前駅の改札は二つあります。商店街側に出る改札と、住宅街(?)側に出る改札です。梅田、十三方面から来てるひとは何も考えずに改札を出ると商店街側に出ると思います。賑わいがあって良いのですが、こちらの出口は踏切の餌食になります。
そこで使うべきはもう一つの改札です。
石橋阪大前駅で電車を降りた後、階段をおりて梅田、十三方面側に行きます。出口がありそうな方に向かえば改札があります。(文面で説明するのは難しいです・・・)ここから出ると、永遠の悪魔ならぬ踏切の悪魔を避けて大学まで行くことができます。
(実はこちらも踏切があるのですが、通りが少ないので長く待たされることはありません。)
もちろん、梅田、十三方面に向かいたい(帰宅する)場合はこちらの改札を利用して行くと良いでしょう。
これで、他の学生と差を付ける知恵を獲得できましたね!
3.履修登録
先に一つ言っておきましょう。
履修登録は大学生活の8割を決めるといっても過言ではありません。
いや、過言かもしれませんが、何にせよ大事です。今までは決められた授業を受けて、クラスの人と同じ教育を受けてきたかもしれませんが、これからは同じ学部同じ学科の人であっても受ける授業は異なるのです。
履修登録スケジュール
詳細はここから見てください。
履修登録スケジュール(1年次春~夏学期) | CELAS (osaka-u.ac.jp)
履修登録の期間は
4月3日 ~ 4月6日 12:00
です。
それまでにある程度決めておくと楽でしょう。
クロバス
大阪大学にはシラバスをもじった授業評価雑誌「クロバス」というものがあります。内容は、実際に授業を受けた阪大生の評価をアンケートで集めてまとめたものです。これを参考に履修する授業を決めるのが慣例です。
購入場所は(例年通りであれば)豊中キャンパスの福利会館前になります。大学生が数名座ってクロバス販売場所などと書いてあるはずです。
価格:500 円 (2023年度)
↓実際の行き方はこちら↓
※注意点
2021~2023年度のクロバスは、感染症対策の関係でオンラインで行われた講義中心です。あくまでもここに書かれていることは参考程度に。通常もオンラインで実施される授業は信用できるでしょう。
クリティカー
著者はあまり参考にしたことはありませんが、授業を受けた学生の感想などがまとめてあったサイトです。現在は使えない状況です。
履修登録で考えること
これまで履修登録のときに参考にすると良いものを挙げてきましたが、履修登録で考えるべきことを見ていきましょう。最初は大変だと思いますが、考えることはそれほど多くないです。
学部・学科ごとにある程度時間割は決まっています。(時間割を無視して取りたい授業を取ることもできます。)
以下のサイトから自分の学部・学科の時間割を確認してみてください。
授業時間表 | CELAS (osaka-u.ac.jp)
赤が必修授業、黄色が選択授業になります。選択のところを考えていきます。
この中から考えるべきことは学部学科ごとに多少の違いはありますが、次の四つです。
①第2外国語
中国語、ドイツ語、フランス語、ロシア語の4つから選ぶことになります。
どれを選んでも授業担当する先生次第であるのでどの言語が楽ということはないです。
必要そうな言語や学びたい言語を選べばいいでしょう。
といっても、第2外国語について何も分からない人も多いでしょう。
中国語
中国語の勉強は、声調を身に付けることが一つの山場です。声調とは簡単に言えば、音程のことです。音程が言葉の意味に影響する言語なので、音程が本当にわからない人にとっては少し難しく感じるかもしれません。といっても、音痴だからできませんというものでもないのでそこまで気にしなくても大丈夫です。
文字は漢字(あるいはかなり似たもの)が使われるのでそれほど覚えることは多くありません。その意味では習得するのは簡単な言語と言えるかもしれません。
比較的簡単と言われている言語なので講義はそれなりにしっかりしたものである場合が多いです。
ドイツ語
英語が得意な人には選びやすい言語かもしれません。古い学術書などを読むときはドイツ語で書かれているものもあるので、その意味で学ぶ価値は大きいかもしれません。医学系の文章がドイツ語で記述されているのは有名な話でしょう。
文字はアルファベットが用いられます。単語は英語に似ているものもありますが、新しく覚える必要があるものも多いです。
名詞の性などの概念もあるので、その理解が大変かもしれません。
フランス語
ドイツ語と同じく、英語が得意な人には選びやすい言語かもしれません。日本語に翻訳されていないフランス語の学術書が読めたり、フランス語の原著を読んだりできます。学問に親しみたい人は選択肢として考えると良いでしょう。
文字はアルファベットが用いられます。
フランス語の名詞や形容詞には性数変化があり、また動詞の活用が多く覚えることが多い特徴があります。
ロシア語
ロシア語は発音が難しいということはよく聞くことです。
また、ロシア語には「主格、生格、与格、対格、造格、前置格」の 6つの格を理解することがポイントです。
選ぶのに悩むのであれば、少し実際に勉強してみましょう。
言語を学ぶ際に便利なサイトとして、次のサイトを挙げておきましょう。
東外大言語モジュール (tufs.ac.jp)
ここで入門の入門の部分だけ見てみるとよいでしょう。
大学の勉強の第一歩を進みましょう。
(といっても第二言語を真面目に勉強してる人なんてどれだけいるのか…悲しいことですが)
②基盤教養教育科目
基盤教養教育科目、通称盤教(ぱんきょう、ばんきょう)は、他の学部の幅広い授業が受けられます。他の学部の人とも関わる可能性のある数少ない授業なので、自分の学部と関わりの少なそうな授業を受けてみると面白いかも知れません。この授業を決めるのが一番の悩みどころです。
何個の授業を取るかについても決めなければなりませんが、どの授業を取りたいかから考えると良いでしょう。
※学部によって単位に換算されないものもあるのでその点はご注意ください。(理学部なら、「区分:自然」のものは単位とはならないという感じです。)
次の手順で考えてみましょう。
次のサイトから自分の時間割を調べる
授業時間表 | CELAS (osaka-u.ac.jp)基盤教養と書かれているところをクリックして開講される授業を確認する まずは授業科目名で魅力的なものを選べば良いでしょう。必修科目と被った時間割の授業は基本的には受けられません。必修以外のところでは時間割に「基盤教養」と書かれていなくても受けることはできます。
開講される授業の中から気になる授業をクリックしてシラバスを確認する授業の目的と概要、授業計画を確認して興味ある授業を探しましょう。楽単の授業を選びたいのであれば、成績評価の欄から評価システムを確認してみましょう。
クロバスやSNSなどで実際の学生の声を調べてみる
クロバスの購入方法は前述した通りです。ここに書かれていないものもありますが、参考程度に見てみると良いでしょう。SNSを見てみるのも有効な手段です。うまく検索する必要はありますが、ありのままの意見が見つかります。
自分の学部に基盤教養教育科目が何単位必要か、前期にどれだけ取り、後期にどれだけ取るのかまで考えておくと安心できるでしょう。
③学問への扉
大阪大学の「学問への扉」という授業があります。これは学部学科にとらわれず、色んな授業を受けようというスタンスで開講される講義です。
学問への扉は赤の必修の項目で2授業ありますが、どちらか一方をとれば大丈夫です。
基盤教養教育科目と同じ手順で考えてみましょう。
次の公式サイトも紹介しておきます。
大阪大学「学問への扉」特設サイト (osaka-u.ac.jp)
人気な講義だけを選ぶと希望した授業が全て外れる可能性があります。
(実際そういう人がいました。)
もしそうなると、まったく興味のない授業を受けることになるかもしれません。
(例えば数IIIを勉強したことがない文系の人が大学数学の講義を受けることになるなど)
これもまた一興と思えるならいいですが、少し苦労することは間違いないでしょう。
こうならないためには、滑り止めを作っておくことです。希望人数が募集人数を超えていない講義をいれておくことでよくわからない講義を受けることを避けられます。ここは実際に履修登録をするときに考えましょう。
ま、どの授業においても言えるんですがどうしても嫌なものになった場合は次年に受けるということもできるんですけど。これをした人は一人しか知りませんが。
④英語
クロバスを見ながら考えましょう。
4.入学式
大阪大学の入学式は例年、大阪城ホールで行われています。ここは、ライブ会場として利用されることも多く、かなり大きいホールとなっています。
交通アクセス | 大阪城ホール (osaka-johall.com)
例年通りであれば、どうでも良い話を聞いて1時間程度で終わります。
参加する場合は、web申し込みが必要となります。(令和5年度)
詳細は公式サイトからご確認ください。
令和5年度大阪大学入学式のお知らせ - 大阪大学 (osaka-u.ac.jp)
参加は義務ではないので、面倒だと思う人は参加せずに遊びにいったりしても良いです。
しかし、友達や知り合いを作るチャンスでもあります。お昼ごろに終わるのでその後時間が空いている人も多いです。周りの人もたいてい友達や知り合いを増やしたいと思っています。これはチャンスです。
著者は寂しく一人でハンドスピナーを回して出席していましたが、躊躇わず隣の人に声をかけて一緒にご飯に誘ってみると良いでしょう。
5.キャンパスマップ
これから数年ともにするキャンパス内を色々歩き回ってみてください。
共通棟
共通棟は一年生の間に一番使用する建物です。A棟、B棟、C棟の3つがあります。
向かって左がA棟、右がB棟、奥にあるのがC棟になります。
B312 というように教室に番号が振られています。
この例の場合は、B棟3階に向かって B312 という教室を探します。
銀行
銀行を使うことも多くなるでしょう。銀行の位置も知っておくと良いでしょう。
6.食堂利用
豊中キャンパスの食堂は7つあると言われています。
館下食堂
かさね
生協食堂
カフェ「カルチエ」
ミュージアムカフェ「坂 」
らふぉれ
とんかつ&カレー専門店「LIBRE(リブレ)」
このうち、生協カードが利用できるのは、上の5つです。らふぉれとLIBREでは生協カードが利用できません。もちろん現金はどこでも使用できます。
食堂・売店等の案内 - 大阪大学 (osaka-u.ac.jp)
場所とメニューの充実度から利用するところは実質的に上の3つでしょう。
館下食堂
ここは3つの食堂のうち共通棟(1年生の間に1番良く利用する棟)から1番近い食堂です。
さらに、一番営業時間が長い食堂です。
基本の営業時間は
平日:11 : 00 ~ 19 : 30
土曜日: 11 : 00 ~ 14 : 00
です。
日曜日と休日は休業です。
他の大学と比較すると、営業時間が短い方だと思います。致命的な点として、一番遅くまで授業(主に教職の授業、7限)を受けると食堂は閉まってしまいます。何のために夜の営業をしているんだ。「てんま」の略称で知られる「天津麻婆丼」が人気です。一度召し上がってみてください。
かさね
一番広い食堂です。良い雰囲気です。
生協食堂
ここは逆張りです。空いていることが多いです。
7.図書館利用
学生証をもらうと利用可能になります。学生証を通せば、なんと4階建ていっぱいの教科書、専門書読み放題。
勉強できるスペースもあるので、自習室としても利用できます。課題や研究の際に利用すると良いでしょう。
研究室やグループ学習などで利用できる場所もあります。
開館スケジュール
総合図書館 - 開館スケジュール | 大阪大学附属図書館 (osaka-u.ac.jp)
開館時間は、
平日:
休日:
以前は、
このような開館時間でしたが、電気代節約のため開館時間、開館日数が短縮されました。非常に残念です。
8.学内wifi設定
学内では無料wifiが利用可能です。使用可能なwifiは 2種類あります。
キャンパス無線LANサービス(Wi-Fi)について – ODINS (osaka-u.ac.jp)
下の研修を受講する必要があります。
大阪大学学内専用サイト マイハンダイ — マイ ハンダイ (osaka-u.ac.jp)
毎年受講が必要になるので、覚えておきましょう。
9.マイハンダイアプリ
「マイハンダイ」という阪大生用のアプリがあります。
これは授業時間や、再履バス(別キャンパスへ行くためのバス)に時間を見ることができます。
また、認証コードを確認するときにこのアプリを使うことになります。
非常に便利なので、必ず入れておきましょう。
マイハンダイアプリ - 大阪大学 (osaka-u.ac.jp)
10.サークル、部活
サークル、部活も何に入ろうか、何をしようか考えて期待に胸を膨らませていることでしょう。大学構内でのサークル勧誘、SNS、公式サイトから探すことになります。
サークルは基本的に非公式なものなので、非公式だから危ないというものでもないです。ただし、カルト宗教やマルチ商法の勧誘も過去にあったので十分な注意を払ってください。
探し方
サークルを探すときは、次のアカウントを見てみると良いでしょう。
阪大サークル紹介(@handaisyoukai) • Instagram写真と動画
大阪大学のサークルが、コンパクトに、非常に見やすくまとめられています。
ここにないサークルもありますが、かなり多くのサークルがまとめられています。
公認活動団体は、こちらから確認できます。
大学公認課外活動団体 - 大阪大学 (osaka-u.ac.jp)
SNSから探すのも有効な手段です。
https://twitter.com/i/lists/1460376135380856835?s=20
作り方
もし、サークルを作りたいのであれば、まず活動内容を明確にしてメンバーを集めましょう。特に正式な申請などは必要ありません。
十分な人数を集め、十分な活動期間を経て、活動記録を取って初めて公式のサークルになることができるそうです。
実際、運営を続けるのは難しく、3年以上続くサークルもそれほど多くないらしいです。
11. 教科書購入
大学の教科書の予算はどれくらいなのでしょうか?
大学の教科書はかなり高いものも多いです。
一冊3000円かかることは普通です。ものによっては、8000円代のものもあります。(エッセンシャル生物学、いやハッセンシャル生物学、お前のことやぞ)
1年生の春~夏学期の教科書全て購入すると、平均的には10冊前後になるので、3万円程度で見積もれば安心でしょう。
既に3月頃から授業の情報は出ているはずなので、自分が受ける授業を確認してみてください。そこからシラバス(授業情報の詳細)を確認し、購入するべき教科書を調べてまとめておきましょう。正確な値段はこれで見積もれます。
授業時間表 | CELAS (osaka-u.ac.jp)
12.補足
マイクロソフトライセンス
Microsoft包括ライセンス (osaka-u.ac.jp)
学籍番号
大阪大学個人ID
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