the show must go on

仕事が終わってから行くライブは最高だ。

それが多感な10代のときにお気に入りのバンドだったら尚更最高だ。

6時に仕事が終わり、会場まで急ぐ。

コンビニに立ち寄りビールを一本買う。

公園に行き、ビールを飲みながらライブ開始までの時間をつぶす。

空きっ腹に流し込んだビールはいい感じの気持ちよさをもたらし、久しぶりに1人で行くライブの若干の緊張感を緩和してくれた。

ライブ会場に着くなり、物販を一瞥。会場内のSEはグリーンデイ。

でかいプロジェクターにはユーチューブのフジロックフェスティバルが流れていた。

苗場で数万人の人がこの時間に音楽を聴きに集まっていることを考えたら、場所は違えど音楽を楽しむ気持ちを共有できている気がした。

SEが流れメンバーが登場する。

25年という時と歳月を重ねた曲と演奏は、ただひたすら素晴らしかった。

解散やトラブルといった困難を乗り越えて強い絆で結ばれたメンバーたちの演奏には、このバンドで人生を全うする覚悟のようなものを感じた。

2時間近くの演奏はあっという間に終わり、会場を出ると22時を過ぎていた。




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