映画「太陽の塔」を観た。

岡本太郎は最高だ。

太陽の塔や明日の神話から発せられるエネルギーは凄まじいものがある。

正に芸術は爆発だ。である。

そんな岡本太郎の魅力に迫る映画をアマゾンのプライムビデオでたまたま見かけた。

https://www.amazon.co.jp/太陽の塔-赤坂憲雄/dp/B07WHV8F3S

プライム会員の私はもちろん即ダウンロードした。

印象的だったのは、大阪万博のテーマが人類の進歩と調和だったのだが、岡本太郎はそのテーマを否定するような太陽の塔というモニュメントを作ったということだ。

確かにあの作品には進歩や調和といったワードは似つかわしくない。

人間が進歩する?調和する?そんなことあるか!おこがましいわばかったれ!
というような気持ちだったのだろうか。

時は高度成長期。
世界ではアメリカやロシアがこぞって宇宙開発の技術を競った。

誰もが未来への希望を抱く中、太郎だけは違った。

彼の気持ちの中に違和感が膨らんでいたことが想像できる。
その違和感というのは、自由が奪われていく危機感であり人間性が失われていく危機感ではなかったかと思う。

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