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生と死

昨日12月12日は漢字の日だそうな

ラジオから、あなたの今年1年を表す漢字はなんですか?という声

1文字じゃなくていいならこれだよこれ

生と死

まったく真逆なこの2文字

生はもちろん、愛する我が子の誕生

死はその直後に受けた行為に湧いた殺意から

ワナワナと手が震えるほどの怒りと、早くここを出ようと毎晩泣いて訴える母への申し訳なさとで相手の首を何度絞めてやろうと思ったことか

人をこんなに殺したいと思ったのは初めてだ。自分の中にこんな感情があったのかとどこかで驚いてもいた

1つの命を生み出したばかりなのに、なんでこんなことになってるんだろと自嘲気味に笑った

中学生の時にいじめにあい、相手の言動や自分の感情をノートに記録していた。そして実は祖父からもらったナイフをこっそり隠し持っていたことがある

我慢の限界が来たら、死なない程度に刺してやる自殺?そんなもんするもんか。刺し違えてやると(今なら違う道をオススメします)その時は少年院に入ったら母が悲しむからと、ナイフを使うことはなかった

今回も、 2人を守るためならバカなフリして演技 でもなんでもしてご機嫌とるから。だからがんばろう?という母に救われた。そうだ。むすめを抱くこの手を汚したらいけないと何度も自分を抑えた

出産直後でホルモンもおかしかったのだろう。息苦しい日々の中、精神的にも体力的にも追い詰められていった

このままだと、ほんとうに手にかけてしまう

逃げよう。それしかない

引っ越し先を探しながら、同時にシェルターへの避難も考えた。事情を説明するのに、本音は人を殺めそうなんでとは、教会の牧師様相手にさすがに言えなかったけど

でも理解のある大家さんに出会えたこと、信頼する方が不動産屋さんにわたしのことを信頼できるからと話して下さったおかげで、物件下見から1週間で引っ越すことができた

そして引っ越し後、わたしは死んだようになった

noteに綴る日々のしあわせ、生きる喜びとは裏腹に、怒り、悲しみその他負の感情が溢れかえった

小さな命、大切な命を守り日々その生に触れながら、かたや誰かを死んでくれ!と思っている矛盾

こうやって書くに至るまでに、どんだけ七転八倒したことか。あまりの激しさに、今わたしは燃え尽きて灰になっている

友人に、大変だったねぇ!でもさ、なんか面白いからさ、それ本にして出しなよ!わたし買うよ!という慰めにも励ましにもならない、でも本人は激励してるつもりの言葉を頂いた

そう?おもしろい?でも自分でもそう思えてきたよ。なんだかいつも両極端なんだよね、わたし

来年も予測不能の1年になりそうだなぁ

自分を信じてまっすぐ生きるのみ。死ぬまで!

















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