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あぁ、マーヴィン・ウィンドウ⑤

木枠とアルミサッシを無事(??)分解するコトが出来、ついにガラスをはめて修理完了まで今回もっていきます。

元々割れたガラスはペアガラスなので本当は同じ仕様にするべきなのですが、「また同じ現象が起こるのではないか」「そもそもペアガラスの意味は?」などと考えていると、割れていない片方を活かしたいコトと、「気密性を謳っているマーヴィンだけど、木枠と額縁の間が少し空いている事実」があるので、さほどペアガラスにこだわる必要をもはや感じなくなっていたコトから、割れたガラスのみ交換するという名目でやります。

割れていないガラスの寸法と木枠の内寸を測って、ゴムのスペーサーを挟んだ上で納まる寸法が厚さ3㎜・幅407mm ・高さ508mmで1枚当たり¥3300程。※窓ガラスなら厚さ5mmを勧められましたが後々3㎜で良かったと思いましたがそれは後述します。


割れたガラスを工具を駆使してなるべくキレイに取り除いておきます。

木枠のガラスが入る内側に1㎜厚バックアップ材を貼り付けます。
※バックアップ材は全て片面粘着の1㎜厚です。

そして先程の割れたペアガラスを取り除いたほうのアルミ内枠部にも貼り付けます。

粘着がない側のその上に新品のガラスを乘せてゴムのスペーサーを木枠とガラスの間にかまし固定。

そして分解したアルミ枠のフチにも1㎜厚バックアップ材を貼り付け枠を全て元通りに納めていきます。

※バックアップ材とは緩衝材のコトで、硬いものとガラスとの間のクッション材として使用するもののコトです。

1㎜厚バックアップ材を計3枚かましているので厚みが出てしまい、ガラス厚を5㎜にしていたら最後うまく納まらなかったんじゃないか、と思っています。

そして屋外側になるアルミサッシとガラスの隙間にコーキング処理をします。きっちりハマっているように見えてもやはり雨などがその隙間から内側に入ってしまうと木部には致命傷です。

ちなみに一度外したアルミ枠は修理する前に比べて、その合わせ目に多少なりとも隙間が出来てしまいました。なのでソコもコーキング処理します。見た目は少々?汚くなってしまいます。かと言ってソコまでおかしなモノでもないとボクは思っています。これでいいのだ笑

マスキングテープで養生して注入します。


これで修理完了です。

ダブルハングの上窓・下窓で作りが違うのでなんとなくその仕組みを考えながらやってみて下さい。見てくれも大事なのですが、ボクの場合はその機能がちゃんと果たされれば良いという考えだったのでやって良かったと思っています。

この記事を見て下さった方には、工程を投稿する間が空きすぎてしまったコトをお詫び申し上げます。

木製窓はその木部が腐ってしまうと致命傷です。
だから夏でも冬でも、なんなら風のない弱い雨くらいの日なら、常に窓を開ける心意気が必要なのかもしれません。

修理後、1年以上経過しましたが今のトコロなんの異常もありません。
やってみるモンです☆

それではマーヴィン愛好者の皆様、頑張ってみて下さい!

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