2023/05/12の日記
・二日目にして書くのをやめようかと思ったけど今日書かないと明日も書かないだろうと思ったので書くことにする
・朝起きてすぐに自動車教習に行った。入所自体は二月にしていたのに教習はこれで三回目だ。明らかにペースが遅すぎる。いかなければいけないと思えば思うほど予約サイトに近づけなくなっていた
・あのまま教習所から催促のメールがこなければ今も行っていなかっただろうな。
・一度物事が進みだせばそこからはスムーズに行えることが多い。マニュアル車のギアチェンジと同じように、一番難しいのはやり始めと変化への対応だ。そこからは半自動的に加速できる。
・クラッチの位置を足で瞬時に探り確実に奥まで押し込むことが難しい。マニュアル車を運転している人たちはこれを平然とした顔でやっているのか。父親が運転する軽トラに乗っていた時のことを思いだした。
・こんなに両手両足に意識を向け続ける動きは日常で他に思いつかない。
オートマ車よりマニュアル車を運転しているひとの脳が運転中動き続けていることは想像にたやすい。
・「認知症予防としての運転」と「老人の踏み間違え」という言葉を同時に思いだす。
・教習は一時間だけの予約だった。運転は時間が過ぎるのがはやい。
・マクドナルドに行きエグチのセットを食べる。ポテトを食べ始めた時点でそもそもあまりおなかがすいていないしマクドナルドの気分でもなかったということに気づく。いつもはポテトをつまんだ指を隅々まで舐める卑しさも今日ばかりは出てこずおしとやかに紙ナプキンでふき取る。
・天気が大変よくマクドナルドをでてすぐに帰る気にもならなかったので自転車で20分ほどかけて川沿いのコメダ珈琲に向かった。
・本当に日差しが気持ちよく風もちょうどよく吹いている。日本の野球中継とメジャーリーグの中継とで画面の色味が全く違うと常々考えていた。
・多分あれは日光や空気の違いなのだろう
・アメリカ(西海岸)の気候に憧れがある。しかしまさしく今日の天気はメジャーリーグの中継でみるようなカラッとしていてどこかキラキラと輝く天気に近いような気がした。
・コメダ珈琲でアイスオーレのたっぷりサイズの注文して千葉雅也の『デッドライン』を読んだ。
・一時間ほどして店を出たが本を読み足りなかったので河川敷のベンチで読むことにした。
・話の中で荘子の思想やフランス現代思想などについて多く触れられていて驚いた。
・小説としての面白さや表現の美しさは素晴らしく、また、主人公のジェンダートラブルに関する考えは筆者の千葉雅也にも通ずるところがあるのだろう。身体性を感じるリアリスティックな表現にあふれていた。
・最近荘子の考え方について知りたいと思っていたこともあり、このタイミングで読めてよかった。
・小説の中で文章の書き方について指導教員から主人公がアドバイスをされるシーンがあり自分に矛先が向く感覚を覚えた。
・何者かになろうとしてうまくできなくて絶望してしまうというのはよく聞く話だ。何者かになるにはとりあえずなんでもないことをやり続けるしかないのだろう。
・良い文章を書くには練習、鍛錬が必要なのだろうと思う。誰にでも文章が書け、発表できる時代で、インターネット上には読んでいて感情を動かされる文章も多くある。
・だから自分にはできないと書くのをやめてしまうことはもったいないことだろう。たくさんの文章を読み方法を見つけそれをアウトプットしていきたい。
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