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【第1部】母ちゃん、いまさら一人暮らし始めました。

楽しみはどこにでもある

 車で30分くらいのところにある予約制のお店に行ってみました。

 インスタで見つけた予約制のお店。何を売っているのか、どんなランチなのか、よくわからなかったけど、1か月の間に数日間しか開けていないらしく、予約がどんどん埋まっていくのを見ていたら、私の悪い癖が出て「まずい、これはとりあえず行かないと。」と、予約をしてしまいました。こうやって洋服も本も増えていって、手に負えなくなったり、予定を入れすぎて分刻みの毎日になったりしているのに。

 でも、今回は(まあ、だいたいのことはそうなんだけど)予約してよかった!と思いました。とってもおいしいカレーとコーヒー、コーヒーゼリーとシフォンケーキのデザートをいただきました。そのお店では、オープンするごとに、違う趣の雑貨が販売されているらしく、今月はアフリカの布を使った洋服や傘、そしてかごが所狭しと並んでいました。暑い国で少しでも涼しさを感じられるような、パリッとした綿のワンピースやシャツ、ボレロのような上着。そしてその柄の鮮やかなこと。特に傘は、初めて見るようなデザインや色遣いのものばかりで、見入ってしまいました。

 常連の方がいらっしゃるお店のようで、お客さん同士も仲良くお話しされていましたが、一見さんの私の事もあたたかく迎えてくださいました。おすすめのお皿や、カレーの食べ方、デザートの説明・・・。横浜にいる時にはあまり感じることのなかった、お客さん同士、お客さんと店主さんのちょうどよい距離間の会話。「また次回オープンするときに会えたら会いましょう。」と、笑顔で別れるさわやかな感じ。気まぐれもありだし、通い詰めるのもあり。どんなスタンスも同じように尊重してくれる雰囲気のまた来たくなるようなお店でした。

 すごく楽しい気分で運転をしながら帰路につきました。まだまだ日本も面白いところ、いっぱいあるなあ。


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