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#14 the story『Fate/strange Fake』⑥

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子供の責務とは。そんな事象について考えさせられる物語であった。

様々な事象が進行した今回の物語。見どころはたくさんあった。その1つとして挙げられるのが、サジョウ・アヤカとリチャードの掛け合いである。リチャードはアーサー王に対して、尊敬の眼差しを向けている。そんな彼に対して、乱入者であるフランチェスカはある細工を施す。幻術に長けているフランチェスカは、その能力を用いて、とあるシーンを投影させる。そのシーンとは、『Fate/Zero』において、アーサー王がイスカンダルとギルガメシュを交えて、王の在り方について語るシーンである。そこで、アーサー王は彼らから文句を言われる。フランチェスカはそんな情けないアーサー王の姿をリチャードに見せることで、彼を貶めようとするのである。しかしながら、そのような小細工は彼にとって無意味であった。むしろ、そのいたずらは彼の真なる力を目覚めさせることになる。このようなストーリー展開こそ、成田先生が成田先生たる理由なのだと感じた。

確実に進行する偽りの聖杯戦争。その結末はいかに。