
中島日記②~農家さんインタビュー編~(2022/12/30)
こちらでは、中島訪問時に農家さん3人にインタビューをさせていただきました。私の備忘録としてのメモです。その内容を簡単にご紹介します。
1.Hさんにインタビュー
Hさんは、ナカジマはれひめNFTとのセット販売の『はれひめ』みかんを提供してくださった農家さん。とても気さくでお話好きのおじさん😊
私たちの活動にとても理解を示してくださっています。
インタビューの内容まとめ
<中島の魅力>
・中島でとれたみかんや野菜はすごく美味しい。
「何でかは分からんのよ~」
「中島で作った玉ねぎを食べたら、他の玉ねぎはよう食べん(食べられない)」
・『はれひめ』は糖度が高くて美味しい!
今年は特に出来がいい!
「実は、『はれひめ』は『まどんな』より糖度が高いんよ。」
「消費者は、『まどんな』の個体の大きさと食感に騙されとる😂」
とのこと。ビックリ仰天でした!
※『まどんな』と『はれひめ』を試食させていただき食べ比べ。
以下は私の個人的な感想です。
『はれひめ』は小ぶりですが確かに『まどんな』より甘くて美味しい!
『まどんな』は粒の大きさをしっかり感じられ、ゼリーのような食感。
そしてオレンジのような味わいは、みかんを超越(メタ)してます。
要は、どちらも甲乙つけがたいですが、
僕はどちらかというと『はれひめ』推し!
・『いよかん』の糖度も高い!
ただ、新品種の『まどんな』『はれひめ』『せとか』『甘平』等に生産を傾斜している。(新品種をアピールしていきたい、というニュアンスでした)
・産地直送のみかんは美味しい!
途中の輸送でごろごろ転がったり擦れ合ったりしてしまい、みかんの味が落ちてしまう。
・『まどんな』と『甘平』を親とした新品種の愛媛48号(まだ名付けられていない)を試作中。
『まどんな』のゼリーのような食感と『甘平』の濃厚な甘みが掛け合わさるとどうなるのか?楽しみ!
※愛媛県のHPによると、『紅プリンセス』と命名されたようです。
・摘果して10日ほど寝かしてみかんを出荷。
摘果して間もないみかんは酸味が残るので、味が馴染んだ(酸味がとれた)頃に食べごろを出荷している。
<販売について>
・キズがあると市場に出せないので、トマトに使用されている薬品を使ってキズが抑えられないかテスト中、とのこと。
※キズがあっても味は変わらない。その前提で少し安く売るのもあり。消費者ニーズは高い。(こちらからご提案)
・JAから外れた『中島青果』で販売。
価格をどう設定すれば良いのか?
→JAへの出荷価格+αで利益をとっていただければ良いと思います。
『はれひめ』5Kgを3,500円(700円/kg)で購入させていただきました!
<課題>
・後継ぎがいない。
勤続20周年は迎えたが、次の30年目は迎えられない。
・移住者が増えているが、技術伝承が課題。
美味しいみかんを作る方法は経験を通じて培われてきた。
気候や天気を考慮した剪定や薬を撒くタイミング等のノウハウを伝授していく必要がある。

2.田村さんのご親戚にインタビュー
田村さんが子供の頃によく遊びに来ていたご親戚のお家に訪問させていただきました。お相手してくださったのは、74歳?とは思えない元気はつらつなおばあちゃん。昔話で花が咲いていました!
すでに旦那様を亡くしており、お子様も中島から出て行っているため、一人でみかん畑を切り盛りしています。
おばあちゃんから『いよかん』を提供していただく予定です。
<おばあちゃんより>
・高齢化が進んでいる。
「わたしは74歳やけど、若い方なんよ。」とのこと。えーーー!
・畑の後継ぎがいないので、あと1~2年でやめるつもりだそうです。
新品種は手掛けておらず、『温州みかん』と『いよかん』のみ栽培している。
<田村さんより>
・市場に出せないみかんの皮を活用してアロマオイルを製造したい。
アロマオイルを製造するためのアロマ蒸留所を建設する予定。
・たくさんみかんを使うので、皮むき等の労働力が必要になる。
山の畑作業ができなくなった高齢の方の雇用創出にもつながる。
・実は、みかんの花のアロマは最高級品
4~5月、みかんは白い花を咲かせ、爽やかな甘い香りが漂います。その時期は、島中がみかんの花の匂いで包まれるそうです。
中島のみかんを使ったアロマの可能性を楽しそうにおばあちゃんに伝えていらっしゃいました。おばあちゃんの嬉しそうな笑顔が印象的でした。
最後に「弟の〇〇君も一緒にやればええのに~。」と😊
3.若手のホープDさんにインタビュー
中島出身30代のDさん。
一度、中島を離れJAに勤めましたが、農家を継ぐために脱サラをして中島に戻ってきたそうです。
農業の知識を蓄え戻ってこられた理想的なUターン。
新品種のみかんを多く扱っておられ、積極的にみかん栽培に取り組む若手のホープです。
Dさん、
「新品種みかんの盛り上がりで単価が上がっているので、脱サラしてみかん農家をやる方が儲かる、と思った。1年経験して大変ではあるね~。」と。
でも、可能性と魅力を感じていらっしゃる印象を受けました。
中島の若手にこの活動を広く知っていただくことが今回の目的の一つでした。Dさんにメタ中島の活動内容を理解してもらうことに注力しました。
Discordで中島の関係人口を増やす活動をしていること。
NFTを活用することによる効用を説明し、ある程度理解してもらえたと思います。
Dさん
・メタバースやNFTは、まだよく分からないが、メタ中島のプロジェクトに協力していきたい。
・Discordに入ります!と
分かれ間際に、他の若手の方々にDiscord参加の呼びかけをお願いしてきました。
最後に
『メタ中島コミュニティ』では、中島の豊かな地域資源を守り続けるために、島の魅力を多くの人に伝え、島でのアロマやサウナ等リアルな体験につなげ、関係人口を増やしていきます。
ここまで読まれた方は、中島に少しでも興味を持っていただけたと思います。ぜひ、コミュニティに参加お願いします。
◇メタ中島コミュニティ公式ウェブサイト
https://meta-iyokanjima.net/
◇Metagri研究所 中島みかんNFT プロジェクト概要
https://metagri-labo.com/rural-_development_nft/
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