公安調査庁ホームページがようやく常時SSLに対応した話
2021年8月17日、公安調査庁ホームページ(https://www.moj.go.jp/psia/)がようやく常時SSL化を完了したようだ。
官公庁ホームページの常時SSL化が遅れていることは昔からよく指摘されていたが、2017年頃から盛んに対応の遅れが報道されるようになり、2018年には「政府機関等の情報セキュリティ対策のための統一基準群」が改訂され、「インターネットを介して転送される情報の盗聴及び改ざんの防止のため、全ての情報に対する暗号化及び電子証明書による認証の対策を講じること」と常時SSL化が義務付けられた。
にもかかわらず、「情報の力で国民を守る」公安調査庁ホームページは頑なに常時SSL化に対応していなかった。
【追記】法務省のルートディレクトリまでは常時SSLに対応しているのだが、どうやらそのサブディレクトリに設置されたサイト群が常時SSLに対応していないようだ。
このツイートのわずか2日後、突如として公安調査庁ホームページが常時SSL化を完了した。エゴサかツイート監視でもしているのだろうか?
特にお知らせなどは掲載されていなかったのだが、Twitter検索でツイートを遡ると、8月17日の18時53分に公安調査庁のWebサイトが落ちているといった旨のツイートを境に投稿されるリンクがHTTPSになっているため、このタイミングで切り替えを行ったようだ。
参考:Twitter検索「moj.go.jp/psia/ since:2021-08-17_17:30:00_JST until:2021-08-17_19:30:00_JST」