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11.おれ、総括幹事になる!(2017年10~11月)

JCの運営=大組織の運営手法

JCは、組織の制度として単年度制というシステムを採用しています。

単年度制とは、1年毎にすべての組織を作り変えるということです。
基本的には、同じ会員が同じポジションにつくことはありません。

なぜJCがこの単年度制を採用しているのかはよく調べていませんが(オイ)、「機会の提供」をモットーに掲げていることと、会員資格が40歳までという限られた期間しかないというところに理由があると思います。

僕は、最近常々感じていますが、JCはいわゆる大企業・組織の組織運営を目指していると感じています。
この巨大組織をそれなりのクオリティで運営していくためには、所属会員が複数のポジションを経験し、なるべくジェネラリストになる必要があるため、このようなシステムを採用しているのではないでしょうか。
もちろん、機会の提供というモットーは、会員自身にとっても有益な成長の場を与えられるものですので、うまくwin-winの関係が築けているシステムだと思います。

単年度制=重複期間あり

そんなわけで、だいたい毎年秋ごろには次年度体制の理事長・理事・委員長が決まり、その後に各委員会所属のスタッフ(幹事団・副委員長)が決まっていきます。
2019年度は、11月例会で次年度の委員長・スタッフが方針を説明しましたので、おおまかなスピード感としては冬までには組織が固まっているイメージです。

次年度の委員長・スタッフは、この時からすでに次年度の事業議案などを作成しはじめていますが、当年度の肩書も12月まで続きます。

ということは?
勘のいい人はお気づきでしょうが、そう。この時期の多くの主要メンバーは、担いがダブルで来るんですね~。

僕もその波に、この時はけっこう巻き込まれた印象があります。

いきなり増えるFacebookのスレッドとそのやることの多さに、さっそく後悔…もとい成長の機会に感謝したものです。

なにせ、次年度は結構大変そうなポストを2つ請け負いましたからね!

財運の総括幹事に

そのポストのうちの一つは、今所属している財運の次年度の総括幹事というお仕事でした。

ちょっと経緯はうろ覚えなのですが、次年度は卒業まで2年となることもあり、委員長は無理でも、なるべく経験が多く積めるポストを経験したいと思っていたので、ちょっと無理してでも、組織の仕切り役である総括幹事をやってみたい、と思っていたところと、D議長経由で、次年度財運委員長から声がかかった、という流れだったと記憶しています。

基本的に、どこかのスタッフを請ける際には、役職の調整がありますので、所属する地区委員会の承諾を得る必要があります。
この時も、次年度の新宿区委員長となるK委員長予定者(新年度になるまではこういう風に呼びます)に、地区委員会の時に耳打ちし、承諾をもらいました。

こうして、晴れて僕は、2018年度財務運営員会(会議→委員会に名称が変更されました)の総括幹事となりました。

総括幹事というお仕事

総括幹事とは委員会のナンバー2的なポジションで、主な仕事は委員会で使用するレジュメの作成(=各種会議資料の取りまとめ・レジュメ作成・事前配布)、スタッフ会(委員会前にスタッフが集まり議題を整理する会)の実施、委員会の実施(会議室の確保含む)、その他委員長・スタッフ間の調整など幅が広く、まさに組織運営の中心であり、総括幹事の質が、その委員会の質を左右すると言っても過言ではありません。

地区委員会においては、総括幹事が、次年度の委員長になる流れがあるほど、重要なポジションです。

当時の僕は、これを一年間やれば、JCの組織運営のノウハウはだいぶモノにできる!と思い、意気込んでいました。

新財運委員長との出会い

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そんなこんなで、次年度の財運委員長であるKさんより電話がありました。

Facebookの写真を見ると、お子様と一緒に描かれたさわやかな顔がイラストで描かれています。
会社の代表プロフィールを見ると、建設会社の創業者で、業界への志を感じ、同友会で学んでいそうな方に感じました。

「あ、瀬戸さん?今度財運委員長をやることになったKですけどー」
「いやー、実は委員長頼まれたのが次年度体制が固まる前日でさー。なにそれ!?みたいな(笑)!」

なにやらかなり口調がフランクですが、いやな感じはしません。
それに、初めての人に対するリスペクトも感じ、あ、この人と一緒にやるのは面白そうだな、と思いました。

ていうか、財運の委員長、やっぱりそんな感じで決まるポストなのね…(笑)。
けっこう意義のある仕事なんだけどなあ…。

実際に初めてお会いした時のK委員長は、電話口の印象そのままで、見た目は輩系ですが(笑)、とてもやさしく愛嬌のある人で、地区委員会をはじめ、関わった人みんなに慕われる人望のある委員長でした。

僕も初めて深く接するタイプの人で、この後K委員長とは、2018年度が終わってからも仲良く遊びに行かせてもらう関係になりました。

総括の心得

そんなK委員長ですが、この年財務審査特別委員会という委員会の総括幹事をやっていたこともあり、総括幹事とはどういう仕事か、という資料を作られており、それを僕にも送ってくれました。

まとめると、総括とは、状況の一歩先を読んで委員長を補佐し、委員会の母親的なポジションである、というものでした。

ん?これはまさに、三国志でいうところの孔明(=軍師)ポジションじゃないか!

総括幹事、なんとカッコいい仕事なんだ!と、テンションが上がった記憶があります。

実際は、次年度が始まると、まだJC歴1年ほどの若輩者だったため、設えの部分でだいぶK委員長にやらせてしまっていたダメ総括だった気がしますが、この時期は、一年、この人を補佐するぞ!と意気込んでいました。

財運は、2019年度もフロア(ヒラ委員)で入り、結局3年間所属することになりますが、これもK委員長との一年間が楽しかったことが大きいと思っています。


そして、残る2つめのポジションについて、次の回でお話ししていきます。
こちらは大変でした!


つづきます

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