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引退会見から考えたあれこれ

真凜ちゃんの引退会見を経て考えたことを書いていきます。ただの一ファンの思いです。


本人の口からは具体的に明かされていない中でも、大学4年生のシーズンは真凜ちゃんにとって節目になるだろう…と考えていました。
ラストのつもりで見届けた全日本の後には、真凜ちゃんから現役引退の報告がありました。
そして、1月11日に引退会見が行われました。
(引退会見のノーカット動画はこちら👇)

心づもりはしていましたが、この引退会見を見てようやく「真凜ちゃん、現役引退なんだな」と実感できました。

穏やかな表情で質問に答えていく中で、ふと真凜ちゃんの表情がパァーっと明るくなったのが印象的でした。
それは、真凜ちゃんと親交のある記者の方からの質問の時でした。

ジュニアで良い成績を出すようになるとどんどん世間の注目が集まり、メディアの前でどのように振る舞えば良いのか悩み苦しかったことを本人も話していました。
私自身も見ていて辛くなるような記事が出ていたこともありました。
例え周りがフォローしてくれていても、全員が敵じゃないことは分かっていても、心の痛みは癒えなかっただろうなと思います。

そんな中で、「この人なら安心して話せる、気持ちに寄り添ってくれる」と信頼している真凜ちゃんの様子を見られて、私はとても嬉しかったです。いつもスケーターを温かく見守ってくださる記者の方には、本当に頭が下がる思いです。

あと、スケートが好きという言葉、幸せな競技生活だったという言葉が私の心に響きました。

数年前のインタビューで、本当に色々あった中でも前を向いて歩んでる様子の真凜ちゃんを見て、そこでようやっとモヤモヤが収まった私はまだまだだなぁと思います。困難を乗り越えた真凜ちゃんの姿はかっこいいです。


また、真凜ちゃん単独のYouTubeチャンネルも開設され、初投稿の動画ではスケートの話を色々してくれました。前半は「あっそうだったの!」と知らない話もあり、後半は当時を思い出して色々考えさせられる、そんな動画でした。

特に、シニアシーズンのコーチのインタビューの話は胸がギュッッとなりました。

あのインタビューでコーチの言った「練習不足」という言葉が独り歩きし、関係ない人たちもその言葉を使って批判する状況は、とても辛いという言葉だけでは表しきれないです。
様々な国際大会に出場し、メダルをとった彼女もまだ当時は高校1年生。多感な時期の女の子に何でそんな酷いことが言えるのだろう?とても悲しかった。

そもそも私たちは試合で演技を見ているだけで、日々の練習のことや選手の思いは試合の様子やインタビューから推測することしかできません。
怪我をしていたり、凄く辛いことがあったかもしれないことも、反対に練習の調子が良かったことも本人が語るまでは分からない。練習に取り組む姿勢がどうとか言える立場ではないです。
私たちが見ているのはあくまで一部分であることを肝に銘じて発言しなけれらばならない、改めてそう思います。


話が変わるけど最後にこれだけ。

色々辛いこともあった中でも、2017-2018シーズンのSP「The Giving」を好きなプログラムに挙げてくれたのは凄く嬉しかったなぁ。真凜ちゃんがやりたい!と強く望んでつくられたプログラム。このプログラムが心の支えになってたくさんのことを乗り越えてきたのかもしれないと考えると心がジーンとします。

これからプロに転向して表現により向き合う中で、真凜ちゃんの思いが自由に表現できるようなプログラムや場との出会いがありますように。



あとがき的なおまけの話

ちょっと重い(?)話が多めになりましたが、この感情を文章にしておきたかったんです。同い年で憧れの存在で、だからこそ感じていた思いをまとめたかった。書いてる内にスッキリしました笑

今は、アイスショーで真凜ちゃんの演技が見られることにワクワクしてます。楽しみな気持ちでいっぱい!!!!!

これからも真凜ちゃんの更なるご活躍を心より応援しております💐