初体験。[日常の話]

お久しぶりです。私生活が忙しく中々書き込みができずにいましたが少し落ち着いたのでまたちょっとずつ書き込みをしていきたいと思います。今回は初体験の話です。


ちょうど先週の金曜の深夜1時ごろでしょうか、自分は日課としていた夜の散歩をしていました。ヘッドホンで音楽を聴きながら鼻歌交じりで、のんきに歩道を歩いていました(夜の散歩の捕捉として、始発の出る駅をゴールとして、そこまで歩いて始発で帰ることを目標にして毎週金曜の深夜にやってます。)。

歩き続けて、目標の駅まで約半分くらいの地点に着いた時、何気なく歩道の下を見たらそこで妙なものを見つけました。

それはスマホでした。


思わず拾い上げた自分。拾い上げてから一、二分間沈黙しながら自分は考えていました。

(これは届けるべきものだ。でもこの時間に交番にはきっと誰もいない。そうなると面倒だ。勘違いされたら色々ややこしくなる。)


そう思いながらも、冷静に考えてとりあえず交番に行ってみようと思い、最寄りの交番に向かうことにしました。思わぬルート変更。内心、始発に間に合うかという不安もあり、少し早歩きで向かいました。


数分後に交番に着きましたが、案の定パトロール中で誰もいませんでした。困ったものだと思いながら交番の周囲を見たら、連絡用電話なるものがあることを知り、とりあえずかけてみました。電話は県警本部に届き、電話対応の人にどこの交番にいるか、何の要件かなどを説明したのち、対応の人から十数分でパトロール中の警官が個々に着くことを告げられ、そこで電話は終わりました。すると十数分後に、パトカーがこちらに向かい中から二人の警官が下りてきました。


自分は、初めて警官に事情の説明をしました。どこに落ちていたか、その時の時刻は、拾った経緯は、などなど。

人生で中々ないことを今、自分は経験している。たかが落し物を拾ったことの説明、ですが、自分にとってはこれは貴重なことだなぁと思います。

全てを説明し終え、警官の見送りを受けてまた散歩を再開しました。それからしばらく、自分の頭には

「運命か、偶然か」


という問いがぐるぐると回っていました。とにかく、なんとも不思議な初体験の話でした。


後日談ですが、警察から電話がかかってきて、話によるとその後無事にスマホは落とし主に届いたそうです。その事実を知った翌日に落とし主本人から電話が届き、お礼をしたいという旨を伝えられました(何故相手が電話番号を知ってるかというと、仮に落とし主がお礼をしたいとなった場合のために、警官は拾った人の連絡先を聞くのです。今回もそれと同じで、自分は貰えるなら、と考えていたので電話番号を含む個人情報を警官に教えたからです。)。自分は気持ちを無下にしてはいけないと思い、受け取る旨を告げて電話を切りました。

お礼はまだ受け取ってませんが、お礼を受け取るのも初体験のことなので、少し楽しみです。

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