DEFENDER+ROBOTRON Portable をつくった!
1980年にWilliamsはDefenderというゲームを作って
そのあと1982年にROBOTRON:2084 というゲームをゲームセンターのゲームとして出しました。
これは両方とも同じEugene Jarvisが中心に作ったビデオゲームです。
どちらも大変難しく、面白く、大好きなゲームです。
展覧会の仕事をしたとき、ROBOTRONが好きだといっても、いまあまりDEFENDERやROBOTRONをちゃんとプレイできる環境がないことから、ふと思い立って実際のコンパネに近いポータブルマシンを作ってはどうか、と思い立ちました。
それがこれ
これの少し前に3段ボックスに組み込めるコンパネを作ってたのでそれを流用できそうと思っていました。MISTer FPGAベースでブラウン管テレビにHDMI>ビデオ変換で写しています。
コントローラーはROBOTRONが上、下にDEFENDERのコンパネという2段組で、そのときはなかなかうまくできました。TVモニターが入ってる筐体は段ボールなので察してください!
で、今度はボックスに入れようとサイズを考えました。
基本ネタなので、あまり高いものを購入したくなかったのでアマゾンで買えるまあまあのサイズのものを使って、うまく入るかどうかの検討をしました。
ボタンやスティックはサイズが決まってるのと、モニターも実はスティックとかが入るのでモニターにぶつかるから10インチ程度のものしか入らないと思い、それで探しました。
ゲームは本物はそもそも入らないのでもともと余っていた19in1を入れることにしました。
JAMMAの基板になっていて、これに電源、コンパネ、モニターを付ければゲームできます。
昔のお店のゲームはリーフスイッチというものを使っていました。
2つの接点がそのまま見えていて調整もこの金属板をまげて弾が出やすくとか、ちょっと触っただけでは弾が出ないように、とかと調整できるようになっています。これはすこし前にebayで買ったもので普通のリーフともちょっと形が違います。
3段ボックスの時はもうすこし違う昔から持ってた小さいおもちゃ用のリーフスイッチを使って作りました。
ちょうど普通のスイッチと交換できるのでこれを使用することにしました。
これはあまり調整はできないかも。
いくら基板一枚でも今回は下にあまり長く出てほしくなかったので、違う方式を考えました。
こういう形にすれば低くなるかも
さっきの小さいリーフのときから、100均で買える組み合わせスポンジシートが硬さといい、耐久性といい、加工性といいなかなかよく、使っています。
リーフは金属板を押す仕組みが必要なのと、金属板自体がボタンを持ち上げるバネの役目になっているので、ボタンは上の押すところにスポンジが入って下のばねを押す、抜けないよう下に針金で抜け止めをスポンジに刺してあります。
ボタンはHAPP式というかクラッシックボタンというへっこんでるのがALIで売ってるのでそれを買いました。
これは普通のスイッチ用なので短く切ってバネを外して使っています。
箱の裏に設計図です。
追記9/11
表に貼る絵はあらかじめ3段ボックスでつくったものを加工しました。
ちょっと通常のと変えてあってINVISOやhyperspaceのボタンがほんものよりすこし触りやすいところに置いてあります。
絵のほうにはスティックの場所は入ってるけど、ボタンの場所やデカールの場所はあとから入れられるように、ボタンだけ別ファイルにしてあります。
ただ、これは後述のモニターが真ん中バージョンのファイルになっています。
例えばDEFENDERのほうはボタンがくる場所を指で押して跡を付けてそれにかぶらないようにボタンのパーツを切って上からA3クリアファイル切ったものを貼っています。
ボタンは上からねじで止めるようにしたのでどうしても上のクリアファイルのフィルムを切らないといけないのですが、上から薄い梱包テープを貼っています。
コンパネできた!
下の基板のRGBのコネクターが当たってたので、カバーを外しました。
モニターをつけて、だいぶできた感が。
モニターは12Vで基板は5Vが必要なので12Vから5Vの変換器を使っています。なのでモニターについてきた12Vのアダプター1つですべて賄っています。
2023/11/23ぐらいでいったんの完成を見て、それから忙しくなったので、いったん休憩に
このときは面白いと思ったけどもうすこし遊びにくい感じでう~ん、という感じで忙しくなって触れなくなりました。
時は流れて8月お盆に家に帰ることになって、そこで1週間ぐらいあるので、中の基板をJROKというWilliamsの80~84年ぐらいのゲームの基板を小さな基板にしたものがあるので、それを入れてみたら、結構いい感じになって、もうすこし外見をよくしようと田舎で作業することにした。
じつは閉じるとスティックが当たってしまうので、モニターは右寄せにしたんだけど、どうしてもROBOTRONの右スティックが当たるのでちょっと押して閉めるようにしていた。
最初はふにゃふにゃなので問題ないのだけど、ちょっと固いしっかりしたモニター隠しにしたかったので、DAISOで薄いMDFを買って、スティックが当たるところに穴をあけた。音ももう一つだったので穴をあけて取り付けた。
田舎の近くにハードオフがあったのでそこでいろんなケーブルやスピーカーを100円で買ってきてばらした。ただ。トランクに厚みがないので、例えばDAISOとかのスピーカーも入れられず、
家ではハードオフで購入した500円の2.1スピーカーでめちゃいい音で遊んでいた。これはまだ解決できず。ネックスピーカーでお茶を濁しています。
東京の帰りに大阪でちょっと友達にお披露目したときケーブルがこんなんだったので
消しゴムマジックもあとのまつり
でもカレー屋さんではケーブルさせたので遊べた。
なので、ついにバッテリー駆動に!
12Vのコネクターが付いているのは空調服用のモバイルバッテリーで、ちょっと小さい外径3.8mm/内径1.4mm(オス/メス) というタイプが使われているのでamazonで購入してとりつけ。バッテリーと角に手が当たっていたいというのでクッションを入れた。またしてもスポンジ!
これでどこでも遊べる!
だいぶできてきたのでちょっと真面目にプレイしたけど、なんだかうまくプレイができない。
どうやらモニターに遅延があることがわかった。
で、ALIで安い15khzも入って、箱付きで売ってるモニターを買うことにした。
240分の1のコマ数で、ALIのが6~7フレームでshipが動いて、前のが15~6フレームでプレーヤーが動いたので、だいぶ早くなった。
60分の1秒のフレームで1.5と4フレとの差があるのでちょっと変だな、も当然!と思う。
で、すこし遊んでると、モニターが右にあるのが気になって、やっぱり真ん中にしようと今は真ん中にした。
このときはまだ途中でROBOTRONがただのコピーで白黒コンパネ
両端にスティックを持っていくといろいろ変えないといけなくなった。ROBOTRONのスティックは両側へ、DEFENDERのスティックはすこし左にしないとモニターに当たることが分かった。
で、完成して、遊んでもらった!!
音はワイヤレスのネックスピーカーを有線(直接スピーカーにつないだだけ)に改造したものがあって、それを使用して遊ぶと結構いい音で持ち運びもできるのでよかった。
さらにいまはDAISOのブルートゥースの500円スピーカーをいれてます。
ただ、開けて改造して、有線スピーカーとエンクロージャーだけ使って、外箱と前に使っていたスピーカーとワイヤレス部分はもう一度くっつけてワイヤレススピーカーを復帰しました。ちょっと大きいのですが、ぎりぎり入った。
ほんとは昔の300円スピーカーを使いたかったんですが、もう売ってないのと家にあった2台が両方仕事で使われてなくなってしまっているので。
ちょっと遊んでいるところはあげていいかどうかわからずで、ないのですが…
A3クリアファイルをラミネートフィルムに交換しました。ボタン部分が浮いてるのがわかりますね。まあ、遊ぶときは暗くして見えないので問題なしで。
とりあえず、顛末まとめました。
ちょっと遊びにくいゲームもすぐに遊んでもらえるというのが一番いい!と思います。
たとえSwitchとかで出ても、コントローラーが、となるので、こういうものはみんなそれぞれ作るべきかも!
2024-9-11 多少追記しました。
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