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3年遅れの振袖

20歳には間に合わなかったけど、
ついに振袖をレンタルした。

お金的な問題は、わりかし早めに
解決していたけど、
私はずっと生活費を抑えてまで
振袖を着たいとは思えなかった。
そこまでの心的な余裕は無かった。
人の服はデザイン出来るけど、
自分の服になんて、
お金を使ってしまっていいのかな?
そう思っていた。

「もっと余裕が出来てから、
もっともっと」を繰り返していたら、
あっという間に3年も経過していた。(式から考えたら2年より3年の方が近い)

振袖のレンタル会場に自分で予約をし、
振袖選びには幼馴染が車で送って着いてきて
くれた。

会場に着くと、
当たり前だけど18.19歳の子しか居なかった。

特に驚いたことは、
その子達には親がついてきているって事だった。振袖って家族的イベントらしい。
ただ、「え?そういうものなの?」と驚いた。

係の人が案内してくれ話を聞いていたら、
今は赤とか、紫色よりも、
くすみカラーが流行っているらしく、
灰色や、茶色の
レースデザインの振袖が大人気だった。
静かな読書好きの
女の子の私服って感じだなってのが、
感想だったんだけど、
今はこれらが人気で15万円らしい。

最近はエリにレース生地をつけて、
白い手袋をつけて、
古典的な振袖とは全く別物として
振袖はコーディネートされることが
多いんだって。
これもなかなか可愛かったんだけど、
その最新コーディネートをするなら最低でも
10万円が必要な訳で、
そこまででは無いかなと、別の振袖へ。

様々な振袖を見て、
結局、私は
柄のデザインを見るのが好きなんだなと
気付いた。
トータルのカラーバランスよりも
柄のパターンや染め方を見るのが面白かった。

じっくりと見せて貰って
一番好きな柄があったので、
それを選んだ。準備は万端。

これから中学校時代の友人達と会う。
6人みんな、中学の帰り道に妄想しあっていた将来の夢を本当に叶えていて、
その話を聞いているときは、
私は正直、後ろめたい気持ちが
ガッツリある。

私もみんなみたいに夢を叶えるためにも
もっと頑張らなきゃって思うよ。
サボってるから。

こんな事はみんなの前じゃ、
絶対に言えないからnoteでは書くけどさ、
今でも
「どうして」と思って寝れない日もある。
最近だと親族の金銭トラブル、
心配そうな顔を向けられるのが苦手だから、
リアルでは昔の事はあまり話さない。
聞かれたり、みんなが家族の話をしている時も小さい頃からその場を凌ぐために作り話、
嘘話ばかり作ってきた。

嘘の話って、着いてる設定忘れちゃうから、
時々ボロが出る。
それを必死に取り繕う時に
「何やってるんだろうなぁ」と思うことがある。
なんでこんな嘘ついてるんだろうなって。

でもネットは、
「可哀想に」って相手の表情が見えないなら気楽に書ける。
ネットには正直に書いて、
目標達成した時も正直に書く。

ネットのみんなー!
ついに振袖の夢が叶うぞー!!
やったー!!

今日はそんな報告的エッセイでした〜

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