情報リテラシー論10
こんばんは。
今回も情報リテラシー論で学んだことを記録していきたいと思います。
第10回のテーマは「様々な動画とネット配信」でした。
□スマホで簡単!色々な動画
スマホでは普通の動画だけでなく、様々な動画を撮影することができます。
3つの撮影方法を紹介します。
①スローモーション撮影
この撮影を使うと効果的なのが食べ物の撮影です。
スローモーションのもどかしさによって見る人の食欲を誘うことができるのです。
これはテレビでもよく使われる手法でシズル感といいます。
シズル感
食べ物や飲み物の広告写真で、食欲や購買意欲が刺激される感覚。おいしさや新鮮さなどを購買者に訴えかけるセンス。
②タイムラプス撮影
早送り動画を撮影できるのがこの機能です。
長時間同じような画が続く動画にこの撮影方法が向いています。
ポイントはどのようにして現実の時間の経過を伝えるかです。
例えば、大食いYouTuberはアナログ時計を置いたりしていますね。
③逆再生動画
InstagramのBoomerangが代表例です。
若者にはお馴染みですね。
この機能で撮影すると普通再生と逆再生のループ動画が完成します。
これらの機能は今では一般的ですが、昔はビデオカメラでもこのような動画を撮影することはできなかったのだそうです。
回を重ねるごとにスマホの性能の凄さが分かりますね。
□動画のシェアはすごいこと
一緒に撮った写真や動画を友達に送信する...よくある光景ですよね。
実はこれもガラケー時代では当たり前ではありませんでした。
当時は写真をメールに添付できる写メールというサービスは画期的で、大人気になったそうです。
□スマホ時代の新しい動画
スマホの普及によって生まれた新スタイルの動画、それが縦動画です。
これにいち早く対応したのがVimeoです。
2015年の出来事なのですが、スマホ発売が2008年、スマホ元年が2011年であることを考えると少し遅く感じられます。
ここでスマホの縦画面用に作られたMVを紹介します。
筆者もスマホで見たのですが遊び心満載の楽しい映像でした。
ぜひスマホの全画面で再生してみてください。
□縦動画特化サービスの競争
今では様々なSNSサービスが縦動画に対応しています。
その中でも特に人気なのがTikTokです。
TikTokの凄いところは連続再生の手軽さにあるそうです。
YouTubeでは次の動画を見たい場合、メニュー欄に戻り再生ボタンを押す必要があります。
対してTikTokは画面をスクロールするだけで次々に動画が再生されます。
ユーザーがついハマってしまうようなUIがTikTokの爆発的な人気の理由の一つなのかもしれません。
スマホの普及によって縦動画に特化したサービスが増えた一方で、残念ながら終了してしまったものもあります。
①Vine
このアプリの特色は6秒のループ動画です。
スマホをスクロールしながら見るのに最適な長さとして考えられたのが6秒という短い時間です。
しかし、1本の動画で伝えられる情報が極端に少ないのが弱点でした。
TikTokでは長い動画も投稿できるようになっています。
②C CHANNEL
去年、サービスを終了しました。
このアプリで人気だったのが美容系動画です。
上の画像を見ると、被写体が縦長で縦画面に向いているコンテンツであることが分かりますね。
□変わるSNS
同じSNSでも時代の流れとともに利用の傾向が変化しているものがあるようです。
▶︎Mix Channel(現ミクチャ)
ミクチャは今でも女子中高生に人気のメディアです。
ミクチャはキス動画や双子ダンスの動画で人気を集めました。
(筆者の世代では双子ダンスが大ブームでした)
しかし、ミクチャの現在の流行は今までとは大きく違うようです。
講義で実際にアプリを開いてみると、メニューの先頭には「ライブ」や「ゲーム配信」の文字がありました。
ミクチャのメインコンテンツは録画から生配信に変わっていました。
▶︎Instagram
Instagramで人気な機能のひとつがストーリーズです。
過去回でも紹介しましたが、24時間で消える投稿のことです。
ストーリーズの人気からはユーザーの価値観の変化が見えます。
「写真や動画をずっと残しておきたい」という考えから「ずっと残すものと残さなくてもいいものを分けよう」という考えに変わっていったと予想されます。
また、消える投稿にはデータ量の観点でサーバー側のメリットもあります。
□その投稿、撮られているかも
ストーリーズの人気から情報を永久には残したくない層が一定数いることが窺えますが、意識しておきたいのが画面録画の存在です。
自分が削除する前に誰かに画面録画をされてしまってはその人の端末には削除したかったデータが残ることになります。
私も有名人の誤爆ツイートのスクショが出回っているのを見たことがあります。
いつでも削除できるからといって油断することなく、よく考えて投稿する必要がありそうです。
□YouTubeに迫る動画メディア
グラフを見るとふたつの動画メディアが大手のSNSやYouTubeを追っています。
前の話題にも登場したTikTokとBuzzVideoです。
このふたつのサービスはなぜ勢力を伸ばしているのでしょうか。
▶︎TikTok
TikTok最大の強みは有名アーティストの曲を著作権フリーで利用できることです。
TikTokの会社が著作権者に楽曲使用料を払うことで実現しています。
これはユーザーが動画にハマる仕組みにもなっています。
知っている曲が流れていることで見ず知らずの人が映っている画面でもつまらないと思うことなく見ることができるのです。
テレビCMでも視聴者に見てもらうために有名アーティストの曲を使用するのですがそれと似たような原理です。
最近ではTikTokを販促目的で利用している会社もあるようです。
(例:Lakia不動産)
▶︎BuzzVideo
BuzzVideoの現状はテレビの転載などが沢山アップされていて、横田先生曰く昔のYouTubeに似た状態なのだそうです。
ちなみにBuzzVideoにも縦動画の機能があります。
前は漫画を読むことができるページがあり、動画と漫画をひとつのアプリで楽しめる珍しいアプリだったようです。
BuzzVideoのブラウザ版のサイトTOPBUZZにはTop Buzzersというランキングが載っています。
そこには大手のYouTuberはほとんど載っていません。
収益モデルの違いから、YouTubeで動画をアップした方が得するからです。
今から動画で有名になりたい人は、大手のYouTuberが参入していないBuzzVideoで投稿した方が数字を伸ばせるかもしれませんね。
□有名ミュージシャンへの近道?
TikTokで「香水」が大バズりした瑛人さん。
紅白歌合戦にも出場するほど大物ミュージシャンになった彼ですが、実は事務所に所属しておらず、当時はCDも出していなかったそうです。
そんな彼がなぜ有名になれたのでしょうか。
彼が使ったのがTuneCoreです。
1曲1,500円ほどで誰でも様々なプラットフォームに自分の楽曲を配信することができる画期的なサービスです。
TikTokの文化やTuneCoreの仕組みによって、素人でも有名ミュージシャンになれる可能性がある時代になったと言えそうですね。
□インスタも動画メディアに?
写真のイメージが強いInstagramですが、動画の路線も強化しているようです。
まずはリール。
これはTikTokに対抗した15秒や30秒の短い動画を投稿できる機能です。
また、最近では動画のみの検索結果も表示できるようになっています。
Instagramが動画に力を入れているのがよくわかりますね。
□ショート動画の流行
TikTokの流行に乗ってInstagramのリールが誕生しました。
他のSNSも次々と追随しています。
その一部を名前のみですが挙げておきます。
各SNSのショート動画機能
YouTube→YouTubeショート
Pinterest→アイデアピン
LINE→タイムラインからVOOMにリニューアル(現在Androidのみ実装)
流行ったものは取り入れるという流れは情報リテラシー論ではもはや定番ですね。
□YouTubeの新機能
YouTubeクリップという機能をご存知ですか?
私は最近広告でよく流れてくる印象があり、名前だけ知っています。
YouTubeクリップはいわゆる「切り抜き機能」です。
この機能があればYouTube上で動画を切り抜けるため、動画をダウンロードして編集する必要がなくなります。
しかし、現時点でこの機能が実装されているチャンネルは限られているそうです。
□空間を伝える動画?
ここまで様々な動画の進化系を紹介してきましたが、もうひとつ画期的なものが登場しています。
それが360度動画です。
YouTubeではすでに360度カメラを使って撮影した映像を投稿できるようになっています。
左上のマークを動かすと画面外の空間を見ることができます。
これによって平面である画面上でもより空間を伝えることが可能になりました。
ちなみにFacebookでも360度動画に対応しているようです。
今までの流れからすると、他のSNSも次々と360度動画への対応を進めていくのが想像できますね。
□動く写真?
画像の形式にGIFというものがあります。
これは画像なのに簡易的なアニメーションを表示できるという不思議なものです。
今では誰でも簡単に作れるそうです。
GIF画像を作れるサイトをひとつ載せておきます。
GIF動画はTwitterやFacebookで対応済みです。
ぜひ作って投稿してみてください。
□激戦のライブ配信サービス
ミクチャの変化にもみられたように、ライブ配信も動画の業界で一つのトレンドになっています。
ライブ配信サービスの中でも激しい争いが行われています。
ここでも「スマホ」がキーワードになります。
元々はブラウザ用だったライブ配信サービスがいかに早くスマホ対応したかによって明暗が分かれたようです。
乱立するライブ配信サービス
・LINE LIVE
・YouTube
・SHOWROOM
上記のように今ではどのアプリでも気軽にライブ配信を行うことができます。
頻繁に利用されるサービスにライブ配信機能が複合的に実装されることでライブ配信専用のサービスの必要性が問われます。
ツイキャスは今後も生き残っていけるのでしょうか。
今回の講義まとめはこれで終わりです。
Googleで「情報リテラシー論」と検索してみると、順位の変動がありました。
負けず嫌いの私にとっては少し悔しい順位になっています。
残り5回のレポートも頑張りたいと思います。
noteを開いたときに通知が来ていたのですが、私のレポートのURLを紹介してくれた方がいるようです。ありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします。
講師・横田秀珠(よこたしゅうりん)先生のHPはこちらから↓
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