情報リテラシー論08

こんばんは。
今回も情報リテラシー論で学んだことを記録していきたいと思います。

第8回のテーマは「位置情報で激変の生活習慣」でした。

講義まとめに入る前に、授業の初めに見た動画を紹介します。
この番組では身近なスマホハッキングの危険を特集していました。
要約を下に書きましたが、かなり怖い内容だったのでぜひ動画でも詳しく見てみてください。

鍵なしのWi-Fiには注意!→接続するとデータを抜き取られる
盗撮、録音などの遠隔操作も可能に
【スマホハッキング対策】
①暗証番号はできるだけ長く
②スマホのプロフィール欄は正直に入力しなくていい
③見覚えのないアプリがインストールされていないかチェック



□GPS≠位置情報?~位置情報の基本知識~

位置情報システム=GPSのイメージを持つ人がいるかもしれませんが、正確にはそれは正しくありません。
GPSはアメリカの衛星の名前で、位置情報システムの衛星のうちの一つなのです。
GPSは元々はアメリカの軍隊が使っていたシステムでした。
冷戦終結後に一般用に開放され、今では様々な場面で活用されています。
実は位置情報を把握する電波は携帯キャリアの電波とは別物のため、携帯を機内モードにしても位置情報は把握され続けます

また、iPhoneとAndroidの端末では位置情報に微妙な違いがあります。
それはそれぞれの端末で使っている衛星が違うからです。
位置情報は衛星の数が多いほど正確に把握できます。

WindowsやMacのパソコンではGPSを使わなくても位置情報を把握することができます。

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上の図のように、Wi-Fiの電波を使って位置情報を割り出せるそうです。



□なぜGoogleに居場所がバレている?

検索をすると自分の住んでいる地域に関連した検索結果が表示されることがあり、不思議に思う方はいませんか?
これは、検索エンジン側がIPアドレスというインターネット上の住所のようなものを取得してユーザーの大まかな位置情報を把握しているそうです。
下記のサイトの説明がとてもわかりやすかったので引用させていただきます。

では、位置情報を加味しない正確な検索結果を表示する方法はあるのでしょうか。

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シークレットウィンドウ→閲覧履歴やログイン情報が保存されない
&pws=0→検索エンジンに入力すると検索結果がパーソナライズ(ユーザーひとりひとりに最適化)されない

実は、上記の二つの方法を使っても位置情報を加味した検索結果が表示されます。

IPアドレスが取得されているということです。

有効な方法をひとつ紹介します。
TorはIPアドレスを取得されないインターネットブラウザです。
これを通して検索すれば位置情報を加味しない検索結果を見ることができます。
興味がある方は試してみてください。

□検索結果、本当に正確?

検索結果から位置情報を排除する方法が分かりましたが、それでも表示される検索結果は完全に正確であるとは言えないかもしれません。
その理由はGoogleが検索結果に言論統制をかけているからです。
詳しくは下記の記事をご覧ください。(一部有料ですが、無料部分だけでも参考になると思います。)

それに対抗したのがDuck Duck Goという検索エンジンです。
Duck Duck Goは良質な検索とプライバシー保護の両立を実現することをモットーにしています。
検索結果に言論統制がかかることはありません。
さらに、検索履歴などユーザーの個人情報の収集も行わないようです。
Duck Duck Goはここ数年で検索数を急速に伸ばしています。
もしかしたら検索エンジンの世代交代が起こるかもしれませんね。



□写真からの住所バレに注意!

デジタル写真にはExif情報という撮影時の状況や設定の情報が含まれることをご存知ですか?
Exif情報を確認する方法を紹介します。

①パソコンの機能で確認する
Windowsの場合
画像を右クリック > プロパティ > 詳細
Macの場合
画像をダブルクリック > プレビューを表示 > ツール > インスペクタを表示 > Exif
②Google Chrome拡張機能「EXIF Viewer」を使う
③スマホで確認する
 ViewExifのアプリを使う


Exif情報の中には位置情報も含まれています。
これを知らずにインターネット上に写真をアップすると、Exif情報から現在地や自宅の住所がバレてしまう危険があるので注意が必要です。

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SNSでは投稿時にExif情報は削除されています。
しかし、参考として位置情報が表示されるため会社側は位置情報を把握することができるということになります。

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心配な場合は上記の方法で位置情報サービスをオフにしましょう。

スクリーンショット 2021-11-21 3.44.07

iPhoneユーザーは端末に位置情報が詳細に記録されている可能性があります。
上記の画像の手順で確認してみましょう。



□位置情報共有の広がり

位置情報の共有を初めにできるようにしたのはLINEです。
位置情報の共有には「特定の場所の共有」と「リアルタイムの位置情報を共有」の2種類があります。

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サービスごとに使える機能が異なります。
LINEにはリアルタイムの位置情報を共有できるLINE HEREというさ0ビスがありましたが現在は終了しています。

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リアルタイムの位置情報を共有するサービスは増えています。
Zenlyは私の周りでも使っている人がいて、今も流行っている印象があります。

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Facebookの「近くにいる友達」機能でも位置情報の共有ができたり、位置情報の履歴をみたりすることができます。
初期設定ではオフになっているそうなので利用したければ設定してみましょう。

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Instagramでも位置情報に関連した機能が新たに実装されました。
地図検索の結果に位置情報付きの投稿やストーリーズが表示されます。



□王道のGoogleマップ

世界で約10億人が利用しているGoogleマップ。
方向音痴な筆者もいつも助けられています。
Googleマップの機能は目的地への道順を表示するだけではありません。
進化を続けるGoogleマップの様々な機能を紹介します。

【Googleマップの機能】
タイムライン→移動履歴を記録(場所、時間、移動手段) *初期設定オフ
・タクシーの位置をリアルタイム表示
・渋滞などの交通情報を表示
・スポットの混み具合を表示
マイビジネス→近くのお店などの情報を表示
ローカルガイド→スポットのクチコミ、写真、情報などを共有
・スポットに関連したWEBサイトを表示
ライブビュー→ARを用いて実際の景色に道案内を表示

ARは最近の技術に思えるかもしれませんが、実はARアプリの先駆者とされているものは10年以上も前の2009年に出ています。
それが「セカイカメラ」というアプリです。
現実の背景に広告やユーザーのコメントなどが表示されるという機能です。
時期尚早すぎたためか、2014年にサービスを終了してしまいました。
詳しく知りたい方はこちらのサイトを参考にしてみてください。

今後、GoogleマップでもセカイカメラのようにAR表示上にお店の情報などが表示されるようになるそうです。
Googleマップがますます便利になっていきそうですね。



□Googleに追随!LINEの検索機能

LINEにもGoogleマップのような地図検索機能が登場しました。
それがLocal Searchです。
他の地図検索サービスとは違った基準で検索結果が表示されます。

【各サービスの検索結果の比較】
LINE Local Search→LINEでのシェア数、検索頻度、距離など
Googleマップ→関連度順と距離
Yahoo! MAP→クチコミ数と距離

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LINE PLACEという機能ではお店を検索することができます。
予約や公式アカウントとの連動の機能もあります。
さらにクチコミの投稿などもでき、これはGoogleマップのローカルガイドに似ています。
連絡手段として頻繁に利用するLINEのアプリ内でこうした検索ができるのは便利かもしれないですね。



□投稿時間に注意!

位置情報はとても便利な機能ということがわかりましたが、位置情報を他人に把握されると危険な場合もあります。
気をつけたいのがSNSの投稿です。
位置情報付きで投稿するときにはその場所を離れた後に投稿すると現在地を特定されること心配がなく安全です。

これは私が最近読んだニュースです。
記事の最後の方にストーカー被害の話題とその対策について書かれています。
有名インフルエンサーであるこの方も現在地バレを防ぐために時差投稿をしている他、写り込みの防止など様々なリスクマネジメントをしているようです。
他にもこの講義に関連するような話題があり、勉強になりました。


今回の講義まとめはこれで終わりです。
位置情報の便利さと怖さ、どちらも学ぶことができました。
リスクマネジメントをしっかりして位置情報サービスを最大限有効活用したいと思います。
余談ですが、最近タイピングがどんどん速くなっているように感じます。
間違いなくこのレポートで長文を書いているおかげだと思います笑
次なる目標はブラインドタッチの習得です。
次回もよろしくお願いします。

講師・横田秀珠(よこたしゅうりん)先生のHPはこちらから↓


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