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何故『書き初め』なのか。~1月イベント主旨説明~

ども、noteイベント部部長、ならざきです。

本来なら終了後にアップしようと思っていましたが、今回は初回ということもありますので、今回開催した企画『りおん先生の大書き初め大会』について、なぜこの企画を立ち上げたのか、という理由を今のうちに書き記しておこうと思います。


1.言葉を書く、ということ。

パソコンなどの普及によって、紙媒体でのコミュニケーションが必須ではなくなってきていることから、現代の日本人は、文字を書く、という行為を極力避けるようになっている気がします。

もちろんそれはそれで時代の流れ、というものなのだろうと思うのですが、その結果として今の日本では、『言葉』がもつ力『言霊』が以前よりも力を失い、ただの記号としてのみ人と人の間を行き来しているように思えてならないのです。

自らが発した言葉が、どれだけの力を持つのか。
『書き初め』――いや、『背筋を伸ばして書と向き合う』というその行為そのものによって、その『言葉の持つ力』を再認識してもらいたい――

――これが、今回『書き初め大会』を開催した、1つ目の理由でした。


2.noteから『書家』さんが消えている?

これは語弊があるタイトルかもしれません。
事実現在もnoteでは、今回企画に協力していただいたりおんさんunimamさんプラーナさんなど、書家さん(=書道を作品としてアップされてる方)はnoteに在籍していますから。

しかし、このnoteが始まった当初をご存じの方ならお分かりになられると思いますが、当初はもっとたくさんの書家さんがこのnoteでは活動をされていたんです。
むしろ他のジャンルのnoterさんよりも活発に。

もちろん上記の皆さんの作品は抜きん出ているので、タイムラインでもキラキラしているんですが、そうやって活発に活動されていた方々がそれぞれの理由で活動を休止、縮小されたことで、以前のように書家さんが率先してコラボをするような流れはほとんど見かけなくなったように思うんです。

それはそれでnoteの流れなのかもしれませんが……やっぱり寂しいじゃないですか。

だって書道って本来、日本における最高芸術の一つなんですよ。
それがこのクリエイターの集まってるはずの場所で活性化していない、ってのは……やっぱり寂しいな、って思うのです。

今回『書き初め』=『書道』をクローズアップしたのも、そこがあってのことでした。

3.イベント部がイベントをする理由

前から私、ならざきがイベントを企画する際に必ず言っていることがあります。

『在野に埋もれている、才能あるnoterさんをクローズアップしたい』

という、目的を。

『ものかきさんにちょうせんじょう』『note甲子園』『AdventCalendar』『大みそかにみならじ』と言った企画から続いているその気持ちが、今回、『書家noterさんをクローズアップしたい』という2つ目の理由につながっています。

もちろん、これは『大きなお世話』です。
『余計なおせっかい』とも言われるでしょう。
でもそれは、私にとってはそれ、褒め言葉なんですよ(笑)

ここで『あ、この人の書くものって面白い』とか『この人の書ってすげえ』とか思わせることのできるnoterさんが新たに出現してくることこそ、今後のnoteの活性化にもつながるし、何よりタイムラインが面白くなりますからね。
だから、事前にりおんさんに質問し、了承をとった上で、企画を立ち上げたのです。

4.『文字を書く』という楽しみを

りおんさんは現在も他のnoterさんの書の指導を行う『プロ』の書家さんです。
もちろん本格的な指導は有料ですから、添削までは恐れ多くてお願いはできませんが、プロの視点から見ての感想は書いてもらえるはずで、それは参加した皆さんにとっても意義のあることだと思っています。

※もし今回のことでりおんさんの指導に興味を持たれた方は、こちらをご覧くださいませ。

丁寧な字講座マガジン:
https://note.mu/rion96194/m/m5a12443f4a63
書道作品集:
https://note.mu/rion96194/m/m5755927ba865


最後に。
この企画を通して、皆さんが『文字を書く』という『楽しみ』を実感してもらえればな、と、改めて願うばかりです。


noteイベント部 部長
ならざきむつろ




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