【前編】私が50歳で"サイドFIRE"した経緯
こんにちは😊
認定テクニカルアナリストのぐりーんです。
この記事は7分でお読み頂けます。
前編
◆まえがき
FIREとは、早期退職して資産運用で生活することです。
FIRE ＝ Financial Independence（経済的自立）＋ Retire Early（早期退職）
一方、サイドFIREとは、早期退職して資産運用 ＋ 勤労収入で生活することです。時間や場所を選ばず、好きな仕事で人生を送ることができます。
私はサイドFIREをして、いま平日のカフェでこれを書いています。
◆最大の失敗
友人「おすすめの本があるんよ」
私「どんな本？」
友人「金持ち父さん貧乏父さんって本」
私「お金の話？」
友人「こんど貸してあげようか」
私「ありがとう。自分で買って読むからいいよ」
大学時代のやりとりです。
時代のせいかも知れませんが、私は怪しいネットワークビジネスか何かと警戒してしまい、その本を読みませんでした。
これが、人生最大の失敗です。
大学生という若さで、投資を始めるチャンスを逃したからです。
時が経ち、外資系IT企業でコンピューターの提案営業になった私は、上司や同僚にも恵まれ、仕事に精を出していました。
若いころ苦手だった読書も始め、30代はビジネス書を読み漁りました。40歳を過ぎたころには、他の本も読むようになっていました。
そして2015年、41歳で再会したのが「金持ち父さん貧乏父さん」でした。
私は読み進めるうちに、引き込まれていきました。「サラリーマンではお金持ちになれない」と書かれていたのです。
職業は4タイプある。投資家・起業家・自営業・サラリーマン。その中で金持ちになれるのは、投資家・起業家のみだという。
当時、自営業は？とモヤモヤしましたが、お金に働いてもらう、他人に働いてもらう、というコンセプトから外れるのかも知れませんね。
私は、その日から投資の勉強をはじめました。
◆死ぬ瞬間にする7つの後悔
老人は亡くなる瞬間に、7つの後悔をするそうです。こんな順位です。
①チャレンジすればよかった
②健康を意識すればよかった
③仕事ばかりしなければよかった
④家族との時間を大切にすればよかった
⑤愛する人にありがとうと伝えればよかった
⑥他人の目を気にしすぎた
⑦心配し過ぎなければよかった
これをYouTubeで目にして衝撃を受けました。80歳の自分が病室で、チャレンジしなかったことを後悔している姿が想像できたからです。
「死ぬ前にリスクを恐れずチャレンジしたい」
「もっと時間を大切にしたい」
このとき、私は41歳で"サイドFIRE"を決断しました。
その後、投資と副業を始め、一歩ずつ階段を登りました。
そして10年後の50歳でサイドFIREを達成しました。
失敗も成功も、その原因は10年前にあることを学びました。
実はもうひとつ、サイドFIREを意識した理由があります。
外資系企業は、50歳を過ぎるとリストラ対象になる可能性が高まります。求められるのは、スピードと戦力だからです。
私は家族に、50歳を過ぎてリストラされたり、怪我をしても生活できるように、投資と副業をしていることを伝えました。
それは、安心させようとしたこともありますが、サイドFIREを考えていることを伝えるためでもありました。ちゃんと聞いていたかどうかは怪しいところですが。
◆はじめにやったこと
話を戻します。
本を読み終わり、はじめにやったことを覚えています。それは『未来年表』を描くことでした。
これは効果がありました。41歳のときに100歳まで描きましたが、一部を抜粋します。リアルに金額を入れましたが、ここでは消しています。
ポイントは、5年ごとにフェーズを分けて、進捗を確認したことです。年齢欄の55を赤文字にしていますが、これが当初のサイドFIRE目標でした。もうひとつ赤文字になっている50が現在の年齢です。
金額は細かく入力しました。年収、投資資金、事業収入といったものです。途中で修正していきましたが、不思議なことに、ほぼ計画通りいきました。海外旅行が趣味なので、いきたい国を書くのもモチベーションになりました。
気づいた方もいると思いますが、これは何をしているかというと、目標を「分割」して、ひとつずつ小さな成功を積んでいるんです。
行動して結果がでると、55歳サイドFIREの目標が確信に変わってきて、それまでに何をすべきかという思考になっていきます。
よかったらお試しください。
余談ですが、「なりたい自分」の画像を時々見ることも、モチベーション維持になりました。例えばこんな写真です。笑
◆投資とお金
つぎに投資とお金の話です。
投資とお金は、私の生き方に選択肢を与えてくれました。
本記事では「ポートフォリオと戦略」に留めていますが、スイングトレードの技術を学びたい方は拙著もご覧ください。
サイドFIRE時の、資金は6,000万円前後でした。
意外と少ないと感じた方もいるでしょう。FIREには1億円必要といわれているようなので。
FIREと違い、サイドFIREは「資産所得」以外に「事業所得」があります。
私の考え方では、事業所得で最低限の生活を確保し、資産所得でちょっと贅沢ができて、老後の心配もなくなるイメージです。
私は、当初5,000万円あればサイドFIREできると計算していました。
もし今後、FIREした場合は、資産所得を切り崩して生活する可能性もありますが、サイドFIREの間は、資産が増えていくイメージを持っています。もちろん投資で失敗すれば減るリスクもあります。
私は仕事は続けたいと思っています。
「会社員」を辞めて、時間と場所を選ばない、好きな仕事に変えただけですので。
さて、話を戻します。
我が家のポートフォリオです。
まずは、現金と資産の割りあいから。
もともとは、資産：現金 ＝ 65％： 35％くらいでしたが、2023年12月末に中長期投資の米国株（ETF）を売却して、現金比率が高まり、一時的に50％：50％になっています。今後は現金→日本株へのシフトを進めていきます。
※基本的に下がった時に買います。
次に資産の内訳と、投資戦略です。
特徴は、日本株メインで「時間」を分散していることでしょうか。日本株は日本語が読める日本人が有利とも言えます。
※実際には7割は海外投資家が買っています。つまり日本の会社の多くは外国人が所有していることになります。
違和感・・・
今後の戦略としては、短期・中期投資で「増えたお金」を長期高配当株に移すか、それを買うためのキャッシュにします。少しずつ安定した不労所得（配当）を増やしていきたいと思っています。
【長期】日本高配当株
・基本的に売らない
・複利と入金で増やす
・成績の悪い銘柄をリバランスし買い足す
・値上がり益は期待せず、配当益を得る
（JT、UFJ、花王、NTT、双日、日本郵政、日本郵船、ENEOS、INPEX、武田薬品）
【中期】暗号資産（crypto）
・暴落で買ってホールド
・4年おきの半減期で売る
・2024年に利確して、高配当株へ移す計画（希望）
・半減期に暴騰しやすい理由はググってみてください
（BTC、ETH、XRP）
（注）ハイリスク資産です。ただ1年で10倍になる資産は他にありません。
【短期】スイングトレード
・2日～2週間の値幅を取るトレード
・比較的安全な大型株のみ売買
・種銭は1,000万（信用3,000万）に保つ
・利益を、高配当株に移すか出金する
※情報発信は、自分が得意で重要視しているスイングトレードに絞っています。
（注意）
投資戦略は、私のケースであり、推奨の意図はありません。投資は自己責任です。初心者の方は、新NISAを活用して、世界に分散投資する方法もあります。長期・分散・積立が投資の鉄則です。
以上が、投資とお金のお話でした。
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このあと、副業収入、うつ病、昇進、退職、サイドFIRE後の生活に続きますが、前半はここまでにしておきます。
最後までお読みいただき有難うございました。
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