大林組

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■特色
 最大手ゼネコンの一角。関西発祥、首都圏でも大型建築・土木に実績。不動産開発や海外展開も行っており、東京駅や大阪城などの歴史的建造物から、六本木ヒルズや東京スカイツリーといった、時代のシンボルにとなる建物を数多く手掛けている。

■業績
 大林組は令和3年5月12日に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比19.0%減の1287億円になり、22年3月期も前期比23.5%減の985億円に減る見通しとなった。3期連続減益になる。

 👀決算短信の「経営成績等の概況」を確認しましょう。

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 👀前期の売上の減少は着工直後の工事が多く売上計上が減少した事と、新型コロナウイルス感染拡大に伴う工事中断とありますね。
 それでは、次は今期の業績の推移を見てみましょう。

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・4-6月期(1Q)経常21%減益で着地
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・22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比59.5%減の231億円に大きく落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の985億円→400億円(前期は1287億円)に59.4%下方修正し、減益率が23.5%減→68.9%減に拡大する見通しとなった。
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・22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比42.1%減の527億円に落ち込んだが、通期計画の400億円に対する進捗率が131.9%とすでに上回り、さらに5年平均の73.0%も超えた。

決して良い数字とは言えませんね😥第3四半期累計の連結経常利益も通期に対して進捗率131.9%とありますが、下方修正後ですので、あまり株価も反応しませんでした。

 建設業界は各社は受注時採算の低下を主因に、業績が急速に悪化している。同じくスーパーゼネコンの清水建設、大成建設、鹿島も前期比で2桁の営業減益を見込む。
だが、建設需要については、それほど悲観的な見方は無く、首都圏を中心に開発工事が控えており、半導体や電子部品などの向上や物流施設、データセンターなどの建設需要も底堅く推移しそうだ。
                 引用:週刊東洋経済 特集2022大予測

■配当

3月9日時点
配当利回り:3.69%
配当性向:23.2%

図の通り、配当は毎年増配ではありませんが、順調に配当金は増加しており、12.3と比較すると4倍となっています🎉

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中期経営計画でも配当性向を20~30%の範囲を目安とされており、まだ上昇する余地はありそうです😍

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■まとめ
 建設業界には厳しい状況が続いていますが、利回り3.5%越えの高配当株でもあり、株価コロナショック時の底値圏(772円)まで近づいており、コツコツと積み立てるのもありかも知れません。
ただし、業績悪化に伴う減配には注視しておきましょう。


※本記事は投資初心者MERIDAによる個人的な見解であり、投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。

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