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〖 蒼ゆえに 〗

仰ぎみる、霞のそらを、地にうつし、
黄の花咲かす、萌え出る蒼。


みな大切なことを、

見失っておると、申してあろうがな、

はよ洗濯せねば、

神ばかりですると、申してあろうがな、

お出直し多いのう、

この世のことばかりでは、

ないのであるぞ、

三千世界と、申してあろうがな、

筆が書いた文字ばかりに、

捉われていては、読めん四であるぞ、

筆をみるならまだしも、手も見ず、

動かす五十九の身魂すら、見んようでは、

またお出直しであるぞ、

この世は洗われの世だと、

申してあろうがな、

この世ある内に、

よくよく、日足りと見切りの眼洗って、

我を張った鼻も洗わな、お出直しぞ、

神が真っ白に洗い上げて、

やり直さねばならんから、

洗濯、洗濯、と、しつこく申すのぞ、

皆みず、すっかり忘れて、

とりに戻っているから、

この度は、神々様に許されて、

このカタ、この世かもうておるのじゃぞ、

この世のトリ九、十リエばかりの

九、十ではないと、申してあるぞ、

その時は、自分は自分ではないから、

どうでもよい、などと申すものは、

皆灰にせねばならんから、

灰になって生きる苦しみ、わからんから、

そんなことを、

申しておられるのであるぞ、

キのついた人から、

マコトの神の入れ物になって、

世のため人のため、働いてくだされよ、

救いの神は、

日向かしキタと、申してあろうがな、

初めは辛い思いせねば、

中々気がつかんから、初めは辛いなれど、

お蔭は何倍にもしてとらすから、

今は辛抱して、やってくだされよ、

キは、気づきのアであるから、

アカら、はじめてくだされよ、

神頼むぞ。

三月六日☉のかみ


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