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tsupo_21
〖 蒼ゆえに 〗
仰ぎみる、霞のそらを、地にうつし、
黄の花咲かす、萌え出る蒼。
みな大切なことを、
見失っておると、申してあろうがな、
はよ洗濯せねば、
神ばかりですると、申してあろうがな、
お出直し多いのう、
この世のことばかりでは、
ないのであるぞ、
三千世界と、申してあろうがな、
筆が書いた文字ばかりに、
捉われていては、読めん四であるぞ、
筆をみるならまだしも、手も見ず、
動かす五十九の身魂すら、見んようでは、
またお出直しであるぞ、
この世は洗われの世だと、
申してあろうがな、
この世ある内に、
よくよく、日足りと見切りの眼洗って、
我を張った鼻も洗わな、お出直しぞ、
神が真っ白に洗い上げて、
やり直さねばならんから、
洗濯、洗濯、と、しつこく申すのぞ、
皆みず、すっかり忘れて、
とりに戻っているから、
この度は、神々様に許されて、
このカタ、この世かもうておるのじゃぞ、
この世のトリ九、十リエばかりの
九、十ではないと、申してあるぞ、
その時は、自分は自分ではないから、
どうでもよい、などと申すものは、
皆灰にせねばならんから、
灰になって生きる苦しみ、わからんから、
そんなことを、
申しておられるのであるぞ、
キのついた人から、
マコトの神の入れ物になって、
世のため人のため、働いてくだされよ、
救いの神は、
日向かしキタと、申してあろうがな、
初めは辛い思いせねば、
中々気がつかんから、初めは辛いなれど、
お蔭は何倍にもしてとらすから、
今は辛抱して、やってくだされよ、
キは、気づきのアであるから、
アカら、はじめてくだされよ、
神頼むぞ。
三月六日☉のかみ
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