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2022/10/20(木)居場所

DIY3話
人生って偶然の連続だとよく言われるし、その偶然から今いる場所が決まっている。それが生み出す暖かさにとても触れた気がするお話でした。

ジョブ子が編入してきたきっかけは「湯女」と「潟女」を間違えたという偶然。いや、これは日本語が難しすぎるだろと思いつつ、最先端の技術を学びに日本へ訪れたのに、古ぼけた高校へ入ってしまえば「手作りのDIY部」なんてのはどこか忌まわしく思う。しかも、母との思い出を懐かしんでしまうDIYなんてものは余計に目についてしまう。…これも偶然。
自分の知らない国。言語と文化、年齢の壁。いろんな要素が悪く絡み合い、年齢だけ見れば小学生同然の彼女には重すぎて、自分の居場所がどこにもないような窮屈さと、そんな孤独を奮い立たせるためにより高飛車になっていく姿は痛々しく胸が締め付けられました。「どうして・いきなり・やってきた?」の副題通りに、3話始まりのタイミングではジョブ子に居場所ありませんでした。そんな彼女の苦しみが出した膿に、くれいとのすれ違いで空気もとても悪くなってしまう。

それをぶち壊したのがせるふだった。
「グッジョブのジョブ子」という、せるふの無邪気さの効いたあだ名をつけたシーンがとてもとても美しかった…。廃屋みたいな部室が、ジョブ子にとって居場所になった瞬間でした。
ジュリエットクイーンエリザベス8世という日本人なら初見で覚えるのは難しそうな名前を、せるふは軽々と復唱。ここでふっと笑みをこぼすジョブ子さん。あ~~~~~~~!リリカルなのは屈指の名シーン「名前を呼んで」も思い出しますが、名前というのは個人を認める上でとても大切だと感じます。彼女も認めてもらえた気持ちになれたのかな。
さらにあだ名をつけるとなればその長い名前をどう切り取るかとなりそうな中、せるふはジョブ子がすこんぶを食べたところを捉えました。
「ぐっじょーーーぶ!」
発言後に顔を隠したぐらい恥ずかしかったというのに、せるふは無神経に掘り返してます。せるふにとっては「ぐっじょぶ」とはしゃぐジョブ子になによりもジョブ子らしさを感じたのかと考えるととても、とても…。
名前ではなく彼女自身の言動に着目しているのが、何よりもジョブ子を見ていると感じたし、だからこそ、彼女がこのあだ名を認めた瞬間にああ、ジョブ子に居場所ができたのだと感慨深かった。
そしてこのお話をコミカルさを残したまま行うというのがなんとも妙技!という感じです。うまく説明できませんが。
あだ名といえば「ぷりん」のことも頭をよぎりますね。しっかり伏線だというのに身が引き締まったアニメを渡されてしまい感嘆でした。とても良かった、大好きだ、3話………………。

日記成分

昼 おにぎり
夜 豚ラーメン

DIYのことを備忘できたので良かったと思う。そんな感じ。
あと久しぶりにApexをやった気もする。

備忘、したはいいけどただあらすじ書いた感じになってしまった。
まあいいだろ。面白かったね。みんな。

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