見出し画像

2023/9/23 プリキュアオールスターズF

土曜日の夕方、映画プリキュアオールスターズFを観た。
映画の観覧は先々週にアイナナ、先週にアリテレと来て今回はプリキュア。すべて新宿バルト9で観させてもらっておりかなりお世話になっている。
今日は高校の同級生と一緒に観覧。まっすぐなアニメーション映画で気持ちよく最後まで楽しめました。私はトロプリからの3作しか観ていない若輩者なのですが、それでも今回の映画の圧が凄かった。20年の歴史をぶつけてきたような凄みがアクションシーンやセリフ一つに込められていて、息を忘れそうなぐらい引き込まれていた。ずっと追いかけてきた人たちの感じられる部分の多さは人が耐えられるんだろうかと不安にもなる。
個人的にはまなつの「いま一番大事なことをしよう」とソラへ声をかけた瞬間にトロプリの懐かしさに耐えられなかった。過去のプリキュアがもう一度生き返るような感覚は、あの頃の自分すらも思い出すことに同義で、1年間しっかり描いている作品だからこその感覚だと思う。
"ローラとまなつ"や"ひろプリの4人"が再会するシーンにも深く関わっているが、今作は友人や仲間という要素が強く押し出されていた。テーマで考えるとかなり普遍的なものですが、プリキュアはこれまで彼女らがそれぞれ友情を育んでいたからこその熱さがあったと思う。いや、塔の上で再会して孤独を否定する最終決戦は人と人の育みを肯定しすぎている…。
プーカの存在はシュプリームの孤独を表現しつつも彼女の中に残る善性も示しつつ、かつ世界が一度滅ぼされてることを含めてかなり重い話のはずだったけど、良い具合にマイルドになっていたのはアニメの技が光っていた。
どうしてマイルドになっていると感じたのかはきちんと言語化はできないが、実際に世界が壊れる描写が無かったからか、現地の世界の人々の描写が無かったからなのか。
あとトロプリのテーマが今を大事にすることだったけど、オールスターズFでも今と未来の話をしっかり示していたと思う。子供にはわかりやすく”明日”という表現が多用されていたように覚えている。「明日のために今を生きている、誰かと生きている」というテーマはプリキュアシリーズ通して描かれていた部分なのでしょうか。この今、未来を示すメッセージを過去のプリキュア大集合とやっていることは懐古に近いこのオールスターズの映画で変わらず描いているのに感動しました。いや、ぜんぜんプリキュアシリーズ通したテーマじゃなかったらごめん。

長くなってしまったのでいったん終わり。かなり楽しめたし、過去のプリキュアを見たいと思ったので思うつぼです。羽衣ララちゃんが可愛かったのでスタートゥインクルプリキュアを観ていくわヨ~~~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?