第三回_マリノスさん

「ワインセミナーでワインのいろはを学ぶ」|森真梨乃の日々是浪費(第3回)

皆様、こんにちは。森真梨乃です。気づけば2020年になり早2ヶ月が経ちました。

忘年会・新年会シーズンをやっと終えたと思ったらもうお花見の季節で、連日の飲酒の予定に終わりが見えません。皆様におかれましては、いかがでしょうか、お酒、飲んでますか。

わたくしはこう見えて(?)けっこうお酒をいただくタイプで、外食時はもちろん家でも毎夜晩酌をしています。

よくいただくのはビール、ウイスキー、ワインですが、日本酒や焼酎もしばしば。つまり、あればなんでも飲むという見境のない女です。酔ってハイになっていろんなことを有耶無耶にしたい、その一心で夜な夜なグラスを空けています。

とはいえ、味にも多少こだわりたいのは否めません。ビールやウイスキーはなんとなく味の好みがわかってきたものの、いまだに何もわからないお酒がひとつ。それがワインです。

皆様、ワイン、わかります? 

いったん、正直ベースで話しましょう。お店でワインリストを広げ、予算内に収まる範囲で、なんとなく聞いたことのある名前を見つけたら、賢しらに指差して「これで」とソムリエに伝えていませんか。テイスティングのためにグラスに少しだけ注がれたワインを、「これって飲んじゃっていいの? 嗅ぐだけ? 回すの? どっち回り? なんでグラス傾けるの?」とわけもわからないままとりあえずグラスを口に運んで「大丈夫です」と伝えてはいませんか。何が大丈夫なんですか。

言うまでもなく、これらすべて、わたくしがワインを飲むときに今までしていたことです。思い出すだけで恥ずかしくてたまりません。本当に、何が大丈夫なんですか。

そんなわたくしも、もう言い逃れのできない立派なアラサー。幼稚な仕草や教養のなさで笑いをとるのはもう卒業したい! そう思っておりましたところ、編集担当からワインセミナーをおすすめされ、一念発起して参加を決めました。

行くにあたり、大勢で行ったほうが絶対楽しいじゃん~! と考え、仲の良い友人2名を誘ってみました。

一人はわたくしのラジオにも出演してくれたカワウチくん。終電で帰り、始発で出社するハードワーカー。

もう一人は、アオキ。東大卒ながら、明らかに一重の目をずっと奥二重だと思い込んでいたキュートな一面もある秀才です。

以上の精鋭を携えて、いざ、セミナーへ!

会場に到着してみると、想像よりかなり厳かな雰囲気です。参加者の方々はみなさんシュッとしたきれいなお姉さんたち。会社帰りに丸の内のこじゃれたバルでモレッティでも飲んでそう。ひょっとして場違いかも……と考えていたところ、カワウチくんが「これ、思ってた感じ?」と小声で訊いてきました。以心伝心ですね。

しかし、こんなこと(完全なる場違い)もあろうかと、わたくしたちは事前にコンテンツを仕込んでおりました。こちらです!

ワインビンゴ

ワインにまつわる単語ビンゴ~~!

セミナーの最中に先生が言った単語をマークしていき、最初にビンゴになった人が勝ちという単純明快なルールです。これでワインを学びながらビンゴまで楽しめて一石二鳥! 我ながらうまく考えたものです。今月中に特許を申請しておきましょうかね。

そんなこんなでセミナーが開始しました。今回はビギナー向けだったため、ブドウの品種・産地・味わいの違いなど、かなり基本的なことから教えていただきました。しかも、図や写真が入ったレジュメを先生が作ってきてくださったので、メモしていくことで自分だけのノートができあがる寸法です。大変親切ですね。

先生の豊富な知識と経験をもとにした、初心者にもわかりやすい内容で、セミナーはするする進みます。わたくしが疑問に思っていた「ワインの回す向き」も、反時計回りだと判明しました。グラスからワインがあふれても、正面の人にかからないようにするためだとか。また、「グラスを傾ける」のは白いお皿の上でワインの色を見るためだそうです。

わたくしがただのカッコつけだと思っていたムーブにも、一つひとつ理由があったのですね……。ブドウの品種による味の違いも、実際にいくつか比較しながら学ぶことで、ようやく理解できました。

残念ながら、内容のすべてはお教えできないのですが(気になった方はぜひ受講してみてください)、カワウチくんとアオキのメモの一部をご紹介します。

まずこちらがカワウチくんのメモ。

画像1

「ブドウ、すごい」「北半球と南半球はきせつが逆」って。おい、インクの無駄じゃないか?

そして、こちらがアオキのメモ。

画像2

画像3

化学式と英語の筆記体。もしや、これが東大式ノート術!?

どうですか、セミナーの内容の濃さが伝わったでしょうか。人によってメモをとる部分はさまざまなんだなとしみじみ感じました。

そして冒頭で少し触れたビンゴの結果ですが、ビギナークラスならこんな感じかな、と配置した単語がドンピシャで命中し、わたくしが優勝いたしました。やったぜ。

カードに書いてある単語はお互いに内緒にしていたのですが、それも手伝ってかなりワクワクしました。単語を聞き漏らさないように意識が働くので、皆様も内容に集中できるか不安なセミナーや勉強会の際は試してみてくださいね。

ちなみに、アオキのカードはこんな感じ。

画像5

なかなか目の付け所とセンスのよい単語が並んでいますが、「国宝級」がビギナークラスで登場するわけがないことは少し想像してほしかったな。

そしてこちらがカワウチくんのカード。

画像6

全部、何??????

ということで、今回の出費についてご報告させていただきます。

セミナー参加費:4,400円

正しい知識を身に着けることができた今回のセミナー。これは無駄遣いどころか今までで一番ためになったのでは!?

こちらは余談になりますが、ワインのテイスティングでほろ酔いになった3人で近くの居酒屋さんに入り、さっそく勉強の成果を試そうとワインを注文したところ、出てきたのはジョッキになみなみに注がれた氷入りのワイン、いわゆる「かち割りワイン」というやつでした(飲んだことのない紳士淑女の皆様はぜひ画像検索してみてください。衝撃ですよ)。

これの前では、セミナーを通じて得た崇高な知識もまったく歯が立ちませんでした。でも、このかち割ワインを見て、どこかほっとしている自分がいる気が……やはりわたくしはこちら側の人間なのでしょうか。いや、断じてそんなことはない……そう願いたい……と懊悩しながら、今夜も酩酊するのでした。

文:森真梨乃 イラスト:田中かえ

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
10
「(NOT)ALRIGHT」は、雑誌『ALRIGHT』と対をなす存在。Webと雑誌でそれぞれに独自性を保ちながら、共通のテーマを見つめていきます。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。