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社会人としての基礎能力

4月に入社し、もう少しで2ヶ月経ち新人研修が終わろうとしている。
振り返ると
同期に恵まれ、充実した研修期間であったと同時に自分の能力不足を強く自覚させられる期間でもあった。

周りの新入社員は旧帝大院卒や早慶が大半を占め、肩書きだけで圧倒されることも少なくなかった。
そんな中で感じた「社会人としての基礎能力」4つについてまとめる。


①PCスキル(タイピング、PowerPoint、Excel等)

入社後すぐ感じたことが、PCスキルの差。PowerPointで資料を作成する演習では、クラス全員が限られた時間での資料作成に取り組んだ。
タイムリミットとなり、各々の成果物を共有した時、自分との完成度の違いに驚いた。
スピードと質どちらをとっても自分より上。
短時間で成果を出すためには、いかに考える時間を長く確保し、内容の質を高めるかが重要となる。その点において、資料作成時間をいかに効率的にできるかが鍵となることからこのスキルは必須であり、資料の内容が良い人はPCスキルが高い。

②読解力・階層化スキル(インプット)

多くの情報を短時間で正確に把握し、アウトプットに繋げる力。
質の高いアウトプットは質の高いインプットが基盤となる。
まず、読解スピードを上げること。そして読解中に資料の内容を階層化して整理することで理解度が上がる。
資料をまとめる際には、Wordで階層的にまとめることが資料の内容整理に役立つ。全体像を常に念頭に置き、全体にとってどのような役割を果たしているのかを意識することで、ただ単に情報をインプットすることがなくなると思った。

③論理的思考力、批判的思考

自分の一連の主張が論理的に納得できるかどうか。これができていないとツッコミどころの多いアウトプットとなる。
「why」を繰り返すことである程度は筋の通った話にはなる。個人的に、この際に重要なことが、「why」を繰り返した最終地点に必ず定量的な根拠を用意すること。

論理的思考力を身につけるためには、ロジックツリーが最も有効であると思った。
「もれなく、ダブりなく(MECE)」物事を分解する能力を鍛えることができ、図を使って可視化することで思考を整理できる。
ここでもっとも重要な点は「根」の設定。つまり分岐させる最初の部分。
この定義が大きすぎるとロジックツリーの最終分岐の要素が抽象的になる。別の言い方をすると哲学チックなロジックツリーが完成してしまう。それはビジネスの場では適切ではない。初期段階で試す分には良いと思うが、具体的な解決策を考えることには向かないと思った。
(例:「人の幸せ」についてロジックツリーを考えることなど)

もう一つが批判的思考力。
これは性格が捻くれていることと≒な気がしている。
本当にこれで良いのか、というように粗探しをするイメージ。
だが、批判的思考によって物事を見るためには、対象の深い理解が必要となる。
つまり、②のインプット力が前提となる。

④コミュニケーションスキル

優秀な人はコミュニケーションスキルが高い。
待つことはなく、自分から話しかける。理解できていない箇所があれば誰かを頼り、その過程においてメンバーとの仲を深めている。
チーム活動ではコミュニケーションスキルは必須。


鍛え方

これらのスキルを鍛える方法を思いついた。
それは「時間制限を設けた、本要約の資料作成」。
限られた時間で正確に本の内容を理解し、資料としてアウトプットすること。
また、自分の考えを反映させることで①〜③を鍛えられる。本の内容についても効率的に学習できる。
少し試してみよう。

最後に

色々と述べたが、一番は仕事を楽しむこと。
自分の力不足に落ち込むこともあると思うが、少しずつ成長する過程を楽しもうと思う。

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