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悪役令嬢の物語をテーマに曲を作ってみる(4)MuseScore3を使ってみる

前の記事はこちらです。

次の曲は、3 :セットアップ(1-10)「主人公のセットアップ」のパートを歌にしてゆきたいと思います。

このセットアップ(1-10)ですが、()内の数値の通り、映像作品では冒頭からの10分間で説明すべき項目です。
オープニングやジャンルのセットアップなども含めて、主人公とその背景についてを記載してゆくことになります。

この悪役令嬢の物語で言えば、

・主人公の背景、環境について(容姿の説明を含む)
・王子と政略結婚の対象になる程度貴族の家庭に生まれていること
・自分がやったことのあるゲームと同じ世界観であること
・容姿ブスで王子とは最初から上手くいかない⇒ダイエット成功で美少女に
・男の登場人物は婚約者を含めて全員イケメン。

なので今回はストレートに主人公とその周辺事情を歌う歌詞を考えてみたいと思います。婚約破棄事件から20年後、全てが一定の結末をえた後の、第三者から見た視点っぽい感じにしてみました。
王都の片隅にある酒場で、吟遊詩人が過去の出来事をネタに酔客相手に謳っているよなイメージにしたかったのですが、難しい。

銀色に揺らめく
月のように静謐にして
星のように輝く少女の名は
それがかの公爵令嬢

その黄金の髪の色
深く美しい蒼の瞳
気高くも聡明な我らが王子
その勇猛さはかくも名高く

若草色の美しき長髪に
知性を湛えた視線に
悪意は恐れひれ伏すであろう
彼こそは次期宰相

第二の王家と謳われる(うたわれる)
かの家の長男にして剣の名手
勇猛なる者(もの)と言われた先祖を持ち
今は王国を守る盾にして剣

盤石だった世界に流された一筋の血
それが地盤を腐れせた
熟れた果実が地に落ちるように
やがて始まる滅びの序章

ロードス島戦記の六英雄の歌のようにしたかったのですが、なかなかそうもいきませんね。

話は変わりますが、
最近改めて思うんですけど、久保帯人先生の詩的表現、
詠唱文、ヤバいですよね。
凄いですよね。
あんなカッコイイ言葉の運用、
全然マネできない。
うらやましい。
その才能がネタマシイ。

さて、歌詞ができたところで、ツールの使い方に戻ります。

前回はORPHEUSにて、ダウンロード申請を行うところまで、記事にしました。

下記は、ダウンロード申請通った際のダウンロードボタンです。

ダウンロード1

因みに、公開申請が通ると下記のように表示されます。

ダウンロード2png

そして、実際にダウンロードは下記のような画面から行えます。

ダウンロード3

主にダウンロードできるのは、
・歌が入った音楽ファイル(mp3)
・MIDIデータ
・PDFの楽譜
・JPGの楽譜
・lilypond 楽譜データ

で、この「lilypond 楽譜データ」に歌詞データが入っています。これを加工することで、ボカロや人工知能に歌ってもらうmusicxmlデータを作ってゆくことになります。

因みに、NEUTRINOに歌ってもらう際、lilypond 楽譜データは、下記のフリーソフトなどでも加工できますが、

下記のURLで一度musicxmlファイルに加工し、

下記のソフトで「加工」している人が多いようです。

このですが、スマホ用のアプリもあるみたいで、うまく使えれば作業がiPadで完結できないかなと思っているのですが、イマイチ使いこなせていません。

なお、このアプリの使い方はnpaka様がnoteに記事を書かれておられますので、是非ご覧になってください。

因みに、musescoreでの歌詞の登録の公式サイトで説明は下記になります。

NEUTRINOに使い予定で、歌詞を一気に登録する方法は、下記のTR-3B(とらさぶ)様の記事にわかりやすい記載がありました。

加工順にファイルを並べます。

なお、加工したファイルがメニューのエクスポートから、

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非圧縮のmusicxmlファイルで出力します

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①ORPHEUSからダウンロードした直後のファイル

②それをOrpheusLy2MusicXMLでmusicxml形式に直したファイル

③さらにそれに、musescore 3でブレスの設定をしたファイル

さて、いきなり「ブレス」という単語が出てきました。

ざっくりとmusescore3の使い方を書きます。まず起動画面。

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自分は閉じるで閉じちゃいます。その後ファイルメニューからファイルを開きます。

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書体の適用の確認の画面が出てくるかもしれませんが、多分適用しなくても影響はないはずです。

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そうすると楽譜が開くと思いますので、ここでパレットから「ブレスと休止」の項目を選びます。

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これが「ブレス」ですね。

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どうやって「ブレス」を設定するかというと、楽譜の画面で「ブレス」を設定したい前の音符を選択します。

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その後に、パレットのブレスのボタンを押します。

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すると下記のようにブレスが設定されます。

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ブレスの置く位置によって、歌い方も変化があるようですので試行錯誤をするしかないのですが、自分の場合はとりあえず歌詞の途切れ目に小刻みに設定しています。

では、ブレスを置く前と置いた後の歌声の変化についてファイルを並べてみます。

①ブレス設定をせずに、NEUTRINOに歌ってもらった場合

②ブレス設定をして、NEUTRINOに歌ってもらった場合

すみません。元データが結構短い曲なので、そんなに影響なさそうですね。

NEUTRINOに歌ってもらうツールの使い方は次回書きます。

とりあえず、MIDIファイルをMIXした音楽データに歌詞をつけた動画をアップロードしておきます。

次の記事はこちらです。

いよいよ本題、NEUTRINOの使い方(?)です。



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