騒音問題は無関係の人には意外と理解されない

騒音はプライベートな空間に土足で踏み込まれたように感じるため、ストレスが非常に大きいです。耳栓するくらいしか対策もできない。

暴走族などの違法改造車、鉄道など交通機関の音、公園などの子供の声、隣人の生活騒音などいろいろな騒音問題があります。でも他人にアドバイスを求めてもまともな答えが返ってくることがあまりない。

暴走族なんか「若いから仕方ない」とか言われる。
子供の声がうるさいなどと言おうものなら「あなたも昔はうるさかったんだから我慢せよ」といった謎の返しをされることも多い。

なぜか。

それはその人が困るほどの頻度、期間で騒音にさらされたことがないからです。なのに同じ経験をしていると勘違いして偉そうに言ってくるんです。

考えても見て欲しい。暴走族を月に一回ほど繁華街ですれ違うのと、週に4回1日5回、家でくつろいでいる最中に通過されるのとでは同じでしょうか?

子供の声がうるさいというのも、たまに公園や学校を通りがかるだけであれば、「元気がいいね」で済むかもしれないし普通はそうでしょう。でも毎日何時間もギャーギャー騒ぐ声を聞かされるとどうでしょうか?子供が好き嫌いとかそういう話ではないです。これも屋外で遊んでるのを見ている時と、自宅の部屋で別作業をしてる時に聞かされるのでは全く異なる感想になるでしょう。

結局、影響を受けている量も質も全く異なるために無関係な人は全く辛さが分からないんです。私も以前は暴走族は見るだけで殺気立ってましたが、いないゾーンへ引っ越してからは「うるさいなー」くらいになりました。結局そういうことです。

線路の近くに住んだことない人は、電車を利用したり街で見かけることが合ってもその辛さを知っていることにはならないです。一日1回と一日100回では違います。

なので根本的に辛さを理解していないので、ポジショントークになってしまうんです。
同じ環境であっても生活スタイル次第では全く影響しなかったり、逆にもろに影響したりもする。程度の問題もあるし証拠も残りづらいし客観的に伝えるのも難しい。

引っ越せば?とも言われます。そりゃタダか2~3万で引っ越せるなら引っ越しますよね。賃貸でも色々込みで20万~の出費となるでしょうから簡単にできることではないです。だからみんな悩むんですよね。

自分が選んだから悪いと言われればまあそのとおりですが、住んでみないと分からないことってあると思います。

巷で度々巻き起こる騒音問題を議論する時に、なかなかコミュニケーションが成り立っていないことが多いなって思ったので書いてみました。


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