今日は、昨日は

棄てれば棄てるほどラクになる
何かを得ようという気にもなる
多分棄てたものはもう拾わない
同じではないほどに似たものは
拾うかもしれないが、それこそ
自分の趣味の証明にはなるのだ

どこへ行っても何をしていても
私は私から分離することはない
私が私を棄てるとき、私の中の
また別なものを浮立たせるのだ

束の間の新鮮さと、恒久の確信
恒久ったってあんた、私の場合
毎日目覚めるたびに細胞が散る
賭けのような潔さで生きるのだ

後悔するならやらない方がマシ
やるなら予め後悔を棄てるのだ
やがて来る新しく見える後悔と
暇つぶし程度に関わり、明日は
最後の花道を歩くのだ、今日は

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