Luppet Cafeに行ってきた感想など

まとめ

・まだ発展途上だと思いました
・面白かったよ
・課題も色々あると思いました
・問題はその課題が運営のマネタイズ部分ってことだよ!
いかがだったでしょうか

Luppet Cafe行ってきました

画像1

Luppet Cafe(ラペットカフェ)行ってきました。
https://luppetcafe.com/

店内内装はこちらのページを見たほうがわかりやすいです。
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131001/13229353/dtlphotolst/3/smp2/

そうだね、居抜きだね。

Vtuberやバーチャル配信者(そのへんの切り分けは難しいのでざっくり「バーチャルの人」とします)が目の前の大型ディスプレイの前にいて、一緒に話をしながら飲めるというお店。
リアルの店舗でバーチャルの人と一緒に飲めるというコンセプトの、意欲的なお店。意欲的の使い方があってるかわからんけど。

システム

3月はプレオープン期間ということで、サシ飲みチケットを持っている人だけが、その時間帯だけ入場可。フード無し。
値段は3000円~と1ドリンク制ですね。お金については思うところあるので別途記載します。
4月の正式オープンに向けて、サシ飲みチケット無しの一般席運用、フードなどのメニューは検討中らしいです。
ということで滞在時間、メニュー、バーチャルの人とのトーク以外の店舗部分については今後にご期待ですね。

バーチャルの人とのリアル対話

楽しかったよ!  そりゃ好きなバーチャルの人、推しが目の前にいるわけだからね。画面の大きさはそりゃ迫力ありましたが、それよりも「1対1で対話できる」という部分が良かったです。

誰とどんな会話したかはそりゃ俺と推しの間だけの話なので。書かねえよ。

画面は大きいのですがDiscord通話をそのまま繋いでいるようなので、正直カクカクしてましたね。後半は56kbps時代の動画を思い出しました。
運営さんもそこらへん気にしていたみたいなので今後の対応に期待ですね。

音声は少し小さかったかですね(個人の感想)。マンツーマンで他のお客さんがいなかったから普通に対話できましたが。
対面と違ってリアクションタイミングが少しずれるので、「聞こえていないのか」、「聞こえていて反応を考えている」のかが分かりづらかったです。幸い聞こえてなくて聞き返されることも、コチラが聞き逃して聞き返すこともありませんでしたが。カフェじゃなくバーチャル対話の課題だな……。

ということで画質や音声などちょっと気になるポイントはありましたが、バーチャルの人との店舗でのリアル対話、楽しかったです。

システムについて思うところ

あのな、Luppet Cafeにお金を落とすために行ってるわけじゃないんだよ。推しと対話できて、推しにカネが入る場がLuppet Cafeだから行くんですよ。その場を提供してくれているから、「場所の提供ありがとう」という意味でお店でドリンクを頼むし必要であればフードも頼むんですよ。場を維持するために。
ということを踏まえて、
「なんでバーチャルの人がリスク背負う必要あるん?」
「お前は何をしてくれるんですか? 場所提供だけ?」
「そのバックは適切? お気持ちも半分取るの?」
はどうしても言いたいね。

なんでバーチャルの人がリスク背負う必要あるん?

https://luppetcafe.com/bartenderGuide
与信の仕組みよりもツッコミどころがあるよなぁ!?

バーチャルの人がバーテンをするまでの流れ、
・バーテン登録する(わかる)
・開催日時を申請する(なるほど)
・一般にチケットを販売する(頑張れ)
・開催されるのでバーテンをする(頑張れー!)
・購入者が出なかったらバーチャルの人が自己負担する(は????)

開催には最低3枠必要で、チケットが売れたら半額が報酬として受け取れるが、売れなかったら場代の1500円は負担してね。バーチャルの人が。
「いたずら防止に与信枠を取ります」じゃねえんだよ!

要するに基本料金(3000円)で3枠販売して、2枠売れて1枠残ったら1枠分のアガリしかもらえないってことだろ? なかなかに高リスクだよね?
しかも店側にリスクねえじゃん。リスク回避はビジネス的にクッソ正しいけど、回避した結果バーチャルの人に石ぶつけてんじゃん。避けるなよ。

そうだね、「3千円払ってくれる人が3人いるレベルのバーチャルなら問題ない」ね。
リスク回避のために、バーチャルの人は「何日の何時頃なら来れる?」ってファンと事前に打ち合わせて、3人来れそうな時間帯を狙って枠を取ればいいね。
そこまでバーチャルの人が調整した上で申請する必要があるなら、常設型店舗である必要ないんじゃないっすかね。知らんけど。

お前は何をしてくれるの? 場所提供だけ?

ありがたいし、素敵だと思いますよ場所提供。
常設型店舗っていうメリットも色々ありますし、そのリソースを使えるっていうのは素敵なことですよ。何より相互作用がある。

「xxさんと1対1で話せるから来てみましたけど、いい店ですね! これから通います」って常連さんになってくれれば素敵。店側の勝ちです。

その常連さんたちがその場でバーテンしていたバーチャルの人を知って、推すようになってくれればバーチャルも勝ちです。

という場にするために店側は何を提供してくれるんです?
チケット販売プラットフォームとでかいディスプレイとDiscordサーバー?

ハードウェアに客はつかねえんだよ! コンテンツにつくんだよ!
そこで会える人、体験できること、感じられることに客がつくんだよ!
常設型店舗ってのはそういうものをまとめて、ハコとしての価値を見出しているから人が集まるんだよ。

ということで雰囲気作り頑張って欲しいですね。

そのバックは適切? お気持ちも半分取るの?

リアル店舗ってお金がかかって大変。わかる、頑張ってほしい。
バーチャルの人がバーテンできる環境を維持管理するのも大変だから売上を店側が取るのも必要。わかってる。そういう大人のお店行ったことあるからわかるよ。

たださ、キミらバーチャル側から1500円取ってるよね?
客から3000円取ってるよね?
「お前らが来ないとバーチャルがカネ払うことになるけどいいの?」っていうシステムで意思表示してるよね?

いいと思うよ。リアル店舗を運営するリスクに対するリターンだよね。
いややっぱりよくねえや。バーチャルをなんだと思ってんだよ。従業員と思ってんならリスク持たせるな。客(バーテン参加者)だと思ってんならバックとんな。

俺らの参加費3000円のうち、店側が半分取るのはわかるわ。店側の正当な報酬だわ。
問題は「ブースト金額」だわ。

チケット価格に金額を上乗せすることが可能です。ブーストを設定した場合、ブーストを設定しなかった場合よりもチケットの当選確率が上がる仕様となっています。

また、ブーストもバーチャル住人への還元対象となります。

「人気の人はブーストしなきゃ勝てねえから」ってことだな。
あ、ちゃんとバーチャルに還元されるんだ。ブーストも還元率50%

壊れるほど愛しても1/3も伝わらないらしいから1/2も伝わるなんてわー、素敵! 舐めとんか! 店じゃなくて推しにブーストしたいんだよ! なんでデバフかけてんだよ! 50%削減のデバフとかクソ優秀すぎるわ!
枠埋まらなかったらバーチャルが1500円払うんだから、その取り分があれば店側としては問題ないんだろ? 1500円分のリスクを追わせてんだからブースト分はバーチャルが取って問題ないんだろう?

せめて

枠が埋まらなかったらバーチャルが補填する仕組みはやめろ!
それやると「店側は場所貸すだけだから。頑張って告知して人呼んでね」で枠を埋める努力を何もしないんだろうなぁ、って印象持たれるから。今俺がそういう印象持ってるわ。
「こいつらバーチャル利用してアガリはねて『我々は場所提供だけですから』って何のサポートもしねえんだろうなぁ」って思ってるわ。

バックについてはビジネスとして軌道に乗って投資分の回収目処が立ってからでもいいからさ。

現状だと、もし推しが「リスナーとコミュニケーション取れる簡単なイベントやってみたい」って行ったときにLuppet Cafeを伝えたくないんだよ。
「じゃあそういう場作ろうか? 場所借りて機材レンタルして一日だけのスペシャルイベント開催しようか?」って言いたくなる。

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