鼻呼吸協会 谷内直人

一般社団法人鼻呼吸協会代表。呼吸をはじめとした健康づくりに関する情報を共有。 健康運動…

鼻呼吸協会 谷内直人

一般社団法人鼻呼吸協会代表。呼吸をはじめとした健康づくりに関する情報を共有。 健康運動指導士、アメリカスポーツ医学会EP、睡眠健康指導士上級、パーソナルトレーナー。

最近の記事

ウォーキングで体は変わるか?

ウォーキングで体は変わります。ただし、よっぽど運動していない人であれば、下半身が全体的に引き締まる、ウエストが引き締まるなど、多少、体型の変化はあるかもしれませんが、あまり期待しないほうが良いでしょう。健康づくりの観点からは、筋刺激により代謝が促され、血流促進により酸素や栄養が末端へいきわたりますので、体の中が変わることが、大いに期待できます。

    • こわばり

      血流促進、筋刺激、バランス調整。これらは健康に必要な体の3つの要素ですが、このすべてにかかわるものとして、体のこわばりがあります。 年を重ねると、座りっぱなしだったり、しばらく動いていないと体が固まりやすくなります。体が動く≒関節が動く、なので、関節を動かすと一時的なこわばりがほどけていきます。 こわばりを取りたいなら、ラジオ体操を朝以外にも取り入れると、良いです。ラジオ体操を、鼻呼吸で行ってみましょう。

      • つらくない筋トレ

        筋トレーニングが続かない人は、楽しさや成果よりも、つらさのほうが上回っています。筋トレーニングをどう捉えるかによって変わりますが、筋肉を成長させる、あるいは25歳以降でも現状維持させるとなると、過負荷の原理に沿って行うことになります。過負荷、つまり日常生活よりも高い負荷が必要ですので、つらい、となります。 筋肉は、25歳まではある程度成長しますので、普通に生活するには放っておいてもよいです。25歳を過ぎると、ゆっくり衰えますので、これをどうしたいかで筋トレの考えかたも変わり

        • バーベルとダンベルの違い

          筋トレーニングをしたことがない人には、バーベルとダンベルの違いは、分かりづらいのではないでしょうか。バーベルは1メートル程度より長いバーの両端に、重りのプレートが付いているもので、基本的に両腕や肩で担いで持ちます。ダンベルは片手に持てる程度の長さの短いバーに重りがついているものです。まあ、どちらでもよいですね。

        ウォーキングで体は変わるか?

          ヨガは痩せるか

          痩せたいと思って、ヨガを始める。とても良いことです。 ヨガは、活動量という観点からは、ストレッチと筋トレ要素が含まれますが、体重を減らすことを痩せる、と定義すると、ほとんど影響しないと思われます。意図的に体重を減らすのであれば、食べる量を減らせばよいのです。ヨガは筋肉にしっかり刺激を与えるので、長期的にみれば、ボディラインがきれいになる可能性はあります。 むしろ、ヨガを始めることで、姿勢や体型を意識するようになり、生活にハリができて、食事や睡眠にも気を配るようになり、新し

          力を抜く

          何かの動作をするときに、余分な力が入っていると、疲れが早かったり、うまくいかないことにつながります。まれに、習得に優れたセンスのある人がいますが、余分な力が抜けて、必要な力だけを入れられるようになるには、数をこなすこと=練習が必要です。大人になると、練習を十分にせず、ついコツをつかみたくなりますね。急がば回れ。

          ボディイメージ

          体がどんなふうになっているか、実際のポジションと感覚には、ズレが生じます。体を使うようなスポーツ競技をしている人は、これを繊細に調整する必要があります。鏡を見ると客観的にわかりますが、鏡を見ている時点で視線がかわり、体が歪みます。動画撮影も客観的に確認できますが、撮影した時間はすでに過去になっているため、現時点でのイメージと繋げられません。とはいえ、ある程度の参考にはなりますので、活用しながらも、最後は自分の感覚だけが頼りです。

          口テープと鼻づまり

          寝るときに口が開かないように貼るためのテープがあります。専用のものが市販されていますが、ガーゼを体につけるときに使うサージカルテープでもよいです。これらのテープによって物理的に口を閉じたままだと、呼吸は鼻でするしかなくなります。そうすると、体は自然と鼻通りが良い状態を保とうとします。口テープをして一晩眠れたのであれば、翌朝は鼻づまりがない状態で起きることができるでしょう。

          口テープと鼻づまり

          やりすぎに気づかない

          トレーニングといってよいレベルの運動は、必ず心身が疲労します。しかし、回復しきらないうちに、いつもトレーニングを行っていると、その疲労を感じづらくなってきます。本来のベストな状態を忘れて、疲れていて力が発揮しきれない状態を、普通と感じてしまうのです。この行く末は、パフォーマンス低下、ケガ、燃え尽き症候群です。 睡眠も同様、寝不足が続くと、それに気づかない状態になります。

          やりすぎに気づかない

          歩くちから

          前に向かっていつも通り歩くとき、脚を前に出すのか、脚が前に出るのか。どちらも正解ですが、後者のほうがより自然に歩けそうです。 ほんの少し体を前に傾ければ、そのまま倒れこまないように、どちらかの脚が自ずと一歩前に出ます。これを繰り返せば、歩くことになります。体が真直ぐのまま、脚を交互に出すことは、あまり効率が良いと言えません。

          筋トレの可動域

          動きのある筋トレーニングを行うとき、どこかの関節が動きます。その関節が動く範囲を、関節可動域と言いますが、普通、トレーナーが指導するときは、可動域いっぱいに動かして!という表現になります。そのほうが、筋肉が使われる範囲が広がるのですから、悪いことではないのですが、これも場合によります。

          肩こりと伸び

          肩がこったな。そう思ったとき、私たちは自然と関節を回したり、ストレッチしたりします。するにはするのですが、せいぜい5秒程度ではないでしょうか。そして、瞬間的に気持ちが良いものの、肩こりはすぐになくなりません。 もし、1分間肩を回し続けたり、1分間ストレッチし続けるとどうなるか。試してほしいものですが、たかが1分でもされど1分。思いのほか長く感じて、なかなかできません。

          内側から潤う

          バランスよい食事を適量摂り、しっかり睡眠時間を確保し、適度な運動をして、ストレスコントロールできているのであれば、その人本来のコンディションに近い状態で日常を送ることができます。気ぜわしい毎日を送り、自分を見つめる時間をなかなか確保しない人は、これを、サプリメントや肌に塗布するもので代替します。できれば内側から潤いたいもの。

          セット数

          多くの筋トレーニングは、例えば10回×3セット、という風に、同じ動作を何セットか行うのが教科書的です。筋肉を疲れさせ、組織を意図的に壊し、再生させることで成長を促すもの。しかし、筋肥大させたい人は世の中にどのくらいいるのでしょうか。これを見誤ると、前述のようなセット数を提案してしまい、結果的に続かない要因の一つになります。 健康づくりのため、筋肉に刺激を与えるのであれば、1セットで十分だとおもいます。

          プランクのデメリット

          プランクという、体幹を刺激するトレーニング種目があります。毎日1分でよいので続けると、ある程度お腹周りが引き締まり、体幹が安定して姿勢もよくなり、筋肉の拘縮に起因する腰痛などの改善が見込まれます。しかし、デメリットもあります。  ①うつむいて動かないトレーニングなので、地味で辛く感じる。  ②毎日やっていると、肘の組織が固くなり黒ずみがち。  ③筋肉が肥大するほどの強度でないので、成果が見た目にわかりにくい。 ①は動的なものを取り入れれば解決、②は厚めのクッションを敷

          プランクのデメリット

          レッグプレスの足の裏

          マシンでのレッグプレスをするとき、足の裏が板にあたっていて、そこを押して行うのが一般的です。足の裏はどこに力を入れるとよいでしょうか。トレーナーによっては、踵から押すように、なんていう人もいるでしょう。力を入れるポイントで、使われる筋肉が微妙に変わるからです。 健康づくり目的であれば足の裏全体でまんべんなく押す、で全く問題ありません。レッグプレスで筋肉に刺激を与えることそのものが、よっぽど大切だからです。

          レッグプレスの足の裏