DAO関連メモ

DAOの種類

組織的な分類

  1. Autonomous DAO(自律的なDAO):管理者やCEOが存在せず、スマートコントラクト上で真に自走する

  2. Bureaucratic DAO(官僚主義的なDAO):複数の意思決定者が存在し、混乱が生じている

  3. CEO DAO(最高責任者が存在するDAO):1人の明確な意思決定者が存在する

プロジェクト的な分類

1.Investment DAO
   あるプロジェクトに共同出資することを目的にした営利目的のDAO
2.Grant DAO
   コミュニティは資金をDAOに寄付をして、
   その資本の使途をガバナンスを通じて決定するという仕組み
    社会的課題解消を目的としたDAO(ガバナンストークンが譲渡不可)
3.Protocol DAO
   コアチームからコミュニティにProtocolの権利を徐々に移行させ、
    将来的にはコミュニティ主導で自律的に運営される理想的なDAOを目指す
4.Service DAO
   インターネットを介して様々なタレントが特定のプロジェクトを
   遂行するために集い、クリエイティブな作業やマーケティング活動、
   開発、財務管理など個々のタレントに応じて働き、
   対価としてトークンを.  受け取る、分散型ワーキンググループとも言えるDAO
5.Social DAO
 初期のコミュニティ参加者がコミュニティを盛り上げて参加者規模を
 大きくすることで、その分だけトークンの需要が増え、
 トークン価格が上向き、初期のコミュニティ参加者は
 コミュニティトークンによるキャピタルゲインを得ることができる
6.Collector DAO
    NFTなどを収集するためのDAO
7.Media DAO
   ニュースレターなどのコンテンツを提供するメディアとして、
 優れたコンテンツを提供するライターに対して報酬としてトークンを渡す
 優れたコンテンツをコアチームやコントリビューターが審査して
 採用の如何を決めている

法的な問題点

法人ではない

・DAO自体が契約当事者になることができない

・許認可が必要な事業をDAOが主体となって行うことができない

・税務上、資産や損益の帰属主体となることができない

・コミュニティメンバー間の責任の所在が明らかでない

・コミュニティメンバーの第三者に対する責任の有無が明らかでない


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