こんなティーポットはどうだろう?
地元のお茶はやっぱり落ち着く。
私の実家がある石川県から送られてきたこのお茶。
加賀棒茶。ほうじ茶です。数年前から若者の間でも流行ってるよね。
私が小さい頃なんかは、ほうじ茶はまだおしゃれ業界の中で市民権を獲得してなくて、年寄りくさいダサいお茶だった気がする。(※あくまで個人の所感です)
お茶っていうのは各家庭で好みが分かれるもので、夏に小学校へ水筒を持っていく小学生が10人いたら多分4、5種類くらい違うお茶があったものです。
夏だから麦茶が多数派だったかな。なんて名前のお茶なのか未だに分からない不思議な味のお茶も多々あった。よく水筒を家に忘れて、心優しい同級生が恵んでくれてたんだよね。感謝。かく言ううちはほうじ茶だったんだけど、小学生にほうじ茶の美味しさなんて大して分からないわけで、「麦茶の家の子たちはいいなぁ〜」なんて他人の青い芝生を羨ましく思ってたな。少なくとも家がほうじ茶派であることに誇りなんてなかった。
それがまあ、どうしちゃったのよ最近。
大手カフェチェーンがこぞってほうじ茶関連商品を発売し始めて、ほうじ茶ラテ、ほうじ茶アイス、ほうじ茶プリンに、ほうじ茶ケーキ、さらにこれまた10年来のブームに火がついたタピオカとコラボしてタピオカほうじ茶ミルクティーなるものまで爆誕。
その人気は「ほうじ茶スイーツ」なんてジャンルか確立されるくらい。
まぁ、美味しいよね。ほうじ茶。大人になった今では納得だわ。
ベルリンに留学してた時もこのお茶に随分助けられた気がする。
というわけで本題ですが、最近私が気に入ってるティーポットを見てください。w
これね、ティーポットの上にグラスが乗っかってるの。てか机が汚ねえな。
上に乗ってるグラスは数年前にFrancfrancで買ったDURALEX。このグラスがまた優秀なんだわ。どれだけ雑に扱っても全然壊れない。しかも少女☆歌劇レヴュースタァライトでおなじみの西條クロディーヌちゃんと多分に所縁のあるフランス製。テンションがいちいち上がるし、このグラスのことがもっと好きになった。
で!聞いてほしいのはそんなオタク語りじゃなくて、このティーポットとグラスのコンビネーション。そして、それのどこが凄いのか。
ずばり、蒸気でグラスが温まることなんですね。
美味しいお茶を飲むときにカップを温めておくと良いことは広く知られてるけど、わざわざカップに熱湯を注いで温めておくのって正直面倒くさい。お湯も勿体ない気がする。でも美味しいお茶を飲むために私は律儀に温めてたの今まで。そしたらあるときカラッとした性格のスペイン人に「知ってる?世の中には紅茶を飲むときにわざわざカップを温める人種がいるのw」と可笑しそうに言われた。
「それ私や」
まぁスペインはコーヒーか紅茶で言ったら俄然コーヒー文化の国だから。ラテン系のあなたにお茶を飲むときの作法なんて理解できないでしょうよこのスペイン女が!!!(暴言)
かく言う私も、カップを温めたところで味の違いを実感することなんてまずないんだけどねw でも、手間がかかってるな〜って自分で悦に浸るのが多分良いんだよね。芸術というのは、必要な余計なものですから。
補足しておくと、写真のティーポットは100円ショップで500円で買った。100円ショップに100円じゃないものが売ってるシステムって意味わかんなくて大好きw それで買ったは良いもののあるとき蓋が割れちゃって、蓋の代わりにグラスを置いたらジャストサイズだった。ガラスはやっぱりDURALEXが最強だね。
じゃ!
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