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きまぐれユモレスク+おまけ話
はじめに
8ヶ月放置してた記事を折角なので供養します
マジで存在を忘れてたのでここからの内容はかなり旬を過ぎてます
私は行けなかったのですが、FFが口を揃えて言っていたのが、
ミリオン9thライブ
Day1の「きまぐれユモレスク、ヤバすぎる」
すき きらい すき すき きらい
きらい すき きらきら きらい
これで脳が溶ける、脳が破壊されるとの感想を沢山見ました
私も現地で聴いたら溶けそうです
というか星梨花にイジワルに気まぐれに言われて堕ちない人間はいるのでしょうか、いや、いない(確信)
もちょの可愛らしい歌声や振り付けも相まって現地はすごかったのだろうと思います
![](https://assets.st-note.com/img/1673914932562-9J8HhJQu3w.png)
そこで、ユモレスクって何ぞや、ユモレスクと星梨花について何となく書いてみたくなったので適当に書いてみます
ユモレスク
恐らくユモレスクって星梨花にとってはかなり馴染みのある曲だと思います。星梨花の趣味に「ヴァイオリン」があります
![](https://assets.st-note.com/img/1673915162327-kg6mfMTFjb.png?width=800)
そんなヴァイオリンを習うとわりかし初期だった頃にドヴォルザークの「ユモレスク」を絶対やると思います。
元々ドヴォルザークのピアノ曲だったのがフリッツ・クライスラーによってヴァイオリンに編曲されたものです。元は8曲あるうちの特に7曲目が有名です。わたしも調べるまで「8つのユモレスク」の中の一つだとは思ってもいませんでした。実際ようつべで調べても7番しか出てきません
余談ですが、昔ヴァイオリンを弾いていたわたしも弾いたことがあるので調べたらテクニック的には初級な方でしたが多分星梨花くらいの腕前なら早いうちにやるんじゃないでしょうか?
とりあえず聴いてくださいませ
これ冒頭が完全に一致しているんですよね
冒頭のメロディー、これは
すき きらい すき すき きらい
きらい すき きらきら きらい
![](https://assets.st-note.com/img/1694519842557-my8IX7E0Yy.jpg)
完全一致です
ほらそう聴こえるでしょう?(cv宮川彬良先生)
楽譜も見てみましょう
冒頭の細かい音、完全に「すき」「きらい」です
無理矢理すぎるだろ!って思われるかもしれませんがこういう思い込みって意外と大事です。作曲は専門外だけど昔そんな感じのこと誰かが言ってました
原曲では、序盤ふわふわした明るい"いい子"のような雰囲気の旋律が続くと見せかけて、中盤で短調へ転調することでちょっとだけ"悪い子"になります。終盤は序盤の旋律が回帰します。
「きまぐれユモレスク」でも、序盤に様子見のように自問自答しているところから曲が進み、
きまぐれユモレスク
ちょっとだけ悪い子になって
あなたを困らせたい
お利口だけが取り柄じゃないの!
ここで変態的な転調をします。そして"悪い子"のモチーフへと変わります
自分で変化しておいて最終的に
いい子じゃないわたしのほうが
ねぇ、好きなの?
と選択権を相手に委ねるんですよね
ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー小悪魔!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最終的に後半では、"いけないこと"の提案をする場面でも転調します
この安定しているようで転調も含む不安定な感じを作るあたり、すごいです
作曲家さま、もちょ、ありがとうございました。
さらに「ユモレスク」自体の定義を調べたところ
・タイトルの「ユーモレスク(仏:humoresque)」は滑稽、あるいは気紛れな曲想が特徴の自由な形式の楽曲を意味しています。
・19世紀において、旋律的で夢想とユーモアに富んだ、やや気まぐれな性格の器楽曲の名称として用いられた
第3学年 音楽科学習指導案 平成29年6月7日(水)第5校時 文京区立駕籠町小学校より抜粋
https://www.bunkyo-tky.ed.jp/old/kagomachi-ps/gakko_seikatsu/0607_plan.pdf
ここでタイトル回収です。
作曲家の方も作詞家の方も当然わかってますから何を今更クソオタクが偉そうに言っているんだって感じですが、星梨花のルーツとも深く結びついていて、かつ13歳の星梨花の新たな側面や可能性をのぞかせる神曲だと改めて感じました
私から見た星梨花は純粋さの固まりみたいなところはありますが、アイドルに対する姿勢や努力・粘り強さには確固なものがあります。北沢さんもそう言ってました。
わからないことを素直に聴けるって中々大人になればなるほど大変なことです。そんな無知の知を理解して知らない世界へと歩みを進める星梨花は本当に偉いと思います。
そんな星梨花はアイドルになったことで様々な世界とふれあい羽ばたいていくことでしょう
そんな世界とのふれあいの中で、「悪い子」になってしまったら。。。
どうなるんでしょうか?へへへ
おわりに
姉は音楽教師なのでいろいろ聴きつつもうちょっとちゃんとした解釈から切り込みたかったのですが、私は教師ではないしあくまでクラシック音楽とミリオンライブの趣味者として調べて書いてみました。調べているうちに、ユモレスクを用いた音楽鑑賞の論文とかも出てきて面白かったです。
わたしは今までの人生で曲を聴くときも弾くとき、曲について考えるよりもどこどこの旋律がいいか、どこどこの歌唱がいいか、どこどこの楽器の音色がいいか、などフィーリングで鑑賞してました。時には歌詞すらも無視して曲の雰囲気で選り好みすることもあります。というかそっちの方が多かったです。例えば
歌詞が悪質すぎてなかなか演奏される機会のないカール・オルフの怪作「カトゥリ・カルミナ」
実は2014年にEテレで歌詞字幕つきで放送されています。曲調は滅茶苦茶好きです。歌詞はノーコメントなので各自調べてください
楽曲解説やクラシック雑学の本を読んだり番組を見ることは今でも時々あるけど、音楽の時間でもない限り自分で想った感想をしたためたりする機会なんてないので、たまにはやってみようかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1673919491675-f1ng37eqBg.png?width=800)
おまけ
星梨花パパへ
この度は大変…脳を破壊して申し訳ございませんでした。
クソ記事も書いてしまって申し訳ございませんでした。
なので私の手持ちのクラシックネタをお話します。多分パパのことならご存知でしょうけれどもどうか聴いてください(媚びを売る)
ドヴォルザークは鉄オタで有名でした。鉄オタエピソードは沢山あるんですが、元になったユモレスク No.7の冒頭をもう一度聴いてみてください
これ、ゆっくりと走る電車の車輪の音を表しているようにも聴こえる..ような気がすると思います
あの有名な「新世界より」の4楽章も
完全に蒸気機関車です ありがとうございました。
追伸
名曲探偵アマデウスの再放送が見たいです。マジで面白いです
あと宮川彬良さんの番組が見たいです 面白いから
NHKさんお願いします
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