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感情報酬による機会の創出 〜止まらない成長意欲の満たし方〜

tl;dr

ノースサンドにはクライアントからフィーをいただいて提供する業務のほか、社内に様々な機会がある。

コンサルタントは自らの成長意欲や好奇心を満たすため、ワクワクするから、チャレンジしたいからという理由で、進んで機会を得る。

いわゆる感情報酬をベースにした様々な機会を活用し、ノースサンドのコンサルタントはアップデートされて行く。


前書き

お久しぶりです。ノースサンドのいずもです。

前回書いたこれからのコンサルタントの記事を読み返したところ、「ほんとその通りだよな!」って自画自賛してます。自己紹介もあるので読んでいただけると嬉しいです。


最近「いずもさんはなんかおっさん感少なめですよ。(ないとは言わないw」(原文そのまま)と言われ、喜んで良いのか、残念なのか微妙なところです...



というわけで今回は、ノースサンドのコンサルタントがクライアントワーク以外の様々な機会を活用して、アップデートされて行く。というお話です。



そもそも、どんな機会があるの?


ノースサンドのコンサルタントは、クライアント先への常駐/非常駐に限らず、クライアントから受注したお仕事をこなして金銭的な報酬を得るのが基本です。


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「中期経営計画策定」「予算管理プロセス策定」「投資対効果可視化」「システム開発プロジェクトPMO」様々なプロジェクトがありますが、クライアントのシーズ/ニーズを実現するクライアントワークになります。



これらのクライアントワーク以外にノースサンド社内にある機会をいくつか紹介していきます。


1. クエスト集会所
2. Jobyz(ジョビーズ)
3. 新規事業開発
4. 社内システム整備
5. 社内SNS

イメージしやすいよう少し掘り下げます。


1. クエスト集会所

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わかりやすくいうと、社内のクラウドソーシングです。何かやりたいと思っている人が仲間を探すための仕組みで、依頼内容がNotion(ノースサンドはNotionリーディングカンパニー)に登録されるとSlackと連携され全社員に周知されます。先着順でメンバーを募集するようなクエストは、内容によっては秒でメンバーが決まります。


例えばこんなクエストが


プロジェクト管理標準化
会社の規定作り
スライドパターン集作成
新卒研修むけ資料作成
社内向けセキュリティ研修講師



ちなみに、noteの執筆者も先着順のクエストで募集され、秒で埋まりましたw 僕らは常にスピード感を持って働くことを心がけており、クエストの他、びっくりすような事柄も先着順で決まります。このままいくと「【急募】社長!」もあるかも!



2. Jobyz(ジョビーズ)

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ノースサンドでは、仕事を心底楽しみ、仕事を通じて社会を楽しくするという意味で「To Joby(Job + Joy)」というCore Valueが定義されています。このTo Jobyを実現するための施策を考え実行するチームがJobyzです。


例えば以下のような施策があります。


従業員エンゲージメントサーベイの実施と分析/改善施策の実施
リフレッシュ休暇制度の策定
ボランティア活動の企画
社員表彰制度の運用


Jobyzメンバーが施策を考え経営に提案していく。というありがちで、時間がかかるくせに効果が薄そうな形だけのチームではなく、経営陣のシンクタンク的な位置付けで一体感を持って活動しているのが特徴です。やはりここでもスピード感が重視されます。


Jobyzはクエストと異なり、継続的なチームになります。例えば、サーベイ実施→分析→改善施策実施→サーベイ実施 って、継続的な活動ですので、スポットで対応するクエストより、継続的なチームが向いてますよね。


ちなみにJobyzメンバーは前述のクエストで募集されました。(いずもは落選した...)



3. 新規事業開発

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新規事業のアイデアを投稿する目安箱のようなシステムがNotionで構築されており、アイデアを持っている社員は常に投稿できるようになっています。アイデアは然るべきプロセスに則り評価され、最終的には事業化の可能性があります。アイデアの採用基準は、


わくわくする
やりたい人がいる
やったら自慢したい


と、なんともノースサンドらしいw


アイデアの投稿は、企画書等のドキュメントを介さずラフに判断されます。ここでもスピード感が重視されるんです。


noteで度々出てくる、よーじろー、キングがAR関連でなにやらごにょごにょやってるとか...



4. 社内システム整備

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100名程度の会社ということもあり、情報システム部はありません。そもそもシステム化のプロ集団ですので、気になる人がサクッと作っちゃうわけです。


自分が気になるツールがあれば、勝手にPoCを開始し、パイロット的に一部で動かしちゃって、評判良ければ本格的に採用!!slackもNotionもそうやって社内標準になりました。


ニーズを拾って、企画を開始し、予算をとって、導入する。イマドキそんなゆったりとした時間の使い方はしてられません。誰かがどこかのツールに熱狂し、そこを中心に一瞬で広げるわけです。熱量高め


システムだけでなく、就業規則(広義の意味でシステム)なんかも従業員自ら策定する機会があります。普通、なかなか就業規則を作成する機会になんて巡り会えないですよね。この機会を得たコンサルタントはHR領域も語れちゃう、IT x HRのコンサルになるわけです。



5. 社内SNS

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これだけ社内SNSが盛り上がってる会社は他にないんじゃないかと思う。


プロジェクトの歓送迎会、サンクスカード的な投稿、ペット自慢、技術情報の共有、部活動の報告等、投稿内容はありふれたものですが、投稿を通して、他者への感謝・貢献の気持ちが溢れちゃってます。非常にエモい。




代表的な5つの機会を説明してみました。少しわくわくしてきませんか?




そもそも何故機会を得ようとするのか?


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「ワクワクするから」「楽しいから」「挑戦したいから」「なんか気になるから」「オレの役割だと(勝手に)思ってるから」という理由で、自ら手をあげて機会を得ています。


少し前までの経済学では、人間は自分のことしか考えず、全てのことを見通し、絶対に怠けない合理的な存在としていたようです。


ちょっと違和感ありますよねぇ。そんなに割り切れないよ...


最新の行動経済学では、人は周りの行動を気にしたり、怠けてしまったりという側面があり、合理的でない、より現実的な意思決定を行なっている。と考えられています。これを限定合理性と言います。


こっちの方が納得感ありますよね。


合理的に考えていたら自分が仕事をする時間を削って人を育てたり、周りのフォローなんてできないですよ。僕らは自分の給料を上げる事ばかり考えているわけではない。限定的に合理的な生き物なのです。


ここで、マズローの欲求5段階説をみながら掘り下げます。


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1. 生理的欲求:人間の生存に必要となる基本的かつ本能的な欲求
2. 安全欲求:身体的な安全性や経済的安定性を維持しようとする欲求
3. 社会的欲求:一定の集団に帰属して、そこから愛情を得たいという欲求
4. 承認(尊敬)欲求:所属する集団から価値のある人間だと認められ、尊敬されたいという欲求
5. 自己実現の欲求:自己の可能性を実現したいという欲求


「不快な状態を避け、快を得ようとする」と言う生物の行動原則があり、「5. 自己実現」に向けて段階的に上がっていく。と言うのがマズローの欲求5段階説です。


多くの人は「1. 生理的欲求」「2. 安全の欲求」がわりと満たされている状態なんじゃないかと思います。であれば、生物の行動原則に従い、高次の欲求を求めるのが自然なわけです。


愛情を得たい、尊敬されたい、自己の可能性を実現したい、どれも合理的な判断だけでは実現できそうもないエモい領域です。マズローの欲求5段階説の高次の3つは、最新の行動経済学とも合致しますね。


僕らは、「ワクワクするから」「楽しいから」「挑戦したいから」「なんか気になるから」「オレの役割だと(勝手に)思ってるから」という合理性だけで説明できないエモい判断をして、高次の欲求を実現するため、様々な機会を得ているのです。




業務命令じゃないの?


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上司から「◯◯のスキル得るため、あのクエストに挑戦しなさい」とかは言われません。本人の意志です。そもそもコンサルタントとして必要なベーシックなスキルはクライアントワークで十分に身につきます。


ノースサンドはチャレンジを推奨する会社であり、「お前にはまだ早いからこのクエストはダメだよ。」「入社一年も経ってないのにフィロソフィー研修で講師やるとかありえねーし。」とかは言われません。「やってみなはれ」です。


繰り返しますが、人は「1. 生理的欲求」「2. 安全の欲求」が満たされると、生物の行動原則により高次な欲求を求めるものです。



クエストをクリアし価値のある人間だと認められたい
Jobyzでより良い会社を実現し愛情を得たい
オレの熱狂を事業化して自己実現したい
freeeを導入して経理担当からモテたい
社内SNSで自己開示し周りから理解してもらいたい



一般的な労働の対価は金銭ですが、これらのやりたいからやっている活動は「好きを仕事にできる」「ワクワクしながら仕事ができる」「本気でやりたかったことに挑戦できる」といったモチベーションやポジティブな感情が対価となり感情報酬と呼ばれます。もちろん、業務時間として認められているので残業代も出ますのでご安心をw


感情報酬での活動は圧倒的な主体性を持てることが大きな特徴になります。好きでやってるので当然ですよね。絶対に成功させるという責任感がハンパないです。



お金によるモチベーション向上には上限があると言われています。年収が上がると、さらに上げたい。というモチベーションが生まれますが、ある程度の年収になると以前ほどの喜びは感じなくなると言われています。一方、感情によるモチベーション向上には上限がないと言われています。


要は、お金だけではマズローの高次3つは攻略できないってわけです。しかも、上限無しで成長できちゃう。





自己実現のプラットフォーム

ノースサンドでは、用意された様々な機会を通し、感情報酬を得て、高次の欲求を満たすことができます。これはもう、会社自体が自己実現のためのプラットフォームになっていると言って過言ではないかと。


年齢、性別、国籍、宗教、皮膚の色に関係なく、様々な機会が平等に与えられ、自発的にチャレンジしていく。チャレンジする人を応援しサポートする文化が定着し、業務への即効性を求められず、失敗を称賛される。



ノースサンドはまだ設立4年ですが、今のメンバーがこのまま成長し、この文化に賛同するメンバーが増えた時、一体どんな会社になるんだろう?とわくわくが止まりません。それが僕の感情報酬です。


We are hiring!!

感情報酬による機会を得て自己実現しちゃいたい仲間を募集しています。
http://bit.ly/2M3k5Xr

Twitter もみてね。最近わりとちゃんとやってます。
https://twitter.com/NorthSandHQ



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