![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66758204/rectangle_large_type_2_9150976062b05c9c1ec355ac2188899d.jpg?width=1200)
【デュエマ】オリジナル環境メタレポート【11月第4週 11/22~28】
先週はこちらから。
【ガイアッシュ覇道】が躍進した先週。今週はどのデッキが勝ったのだろうか。
今週の入賞デッキ
☆優勝デッキ
ジョー星ゼロルピア 10
赤単我我我 5
墓地退化 5
ガイアッシュ覇道 4
赤黒邪王門 3
ラッカ鬼羅.Star 3
天門ディスペクター 3
5cネバーコントロール 2
赤緑RX閃
青単スコーラー
デッドダムド
黒魔道具
シータRX閃
アナカラーデリート
不明 3
☆ベスト4以上
ジョー星ゼロルピア 18.1%(+8.3%)
ガイアッシュ覇道 12.5%(-0.8%)
赤単我我我 10.7%(+6.3%)
墓地退化 8.5%(-3.1%)
5cネバーコントロール 5.1%(+0.7%)
天門ディスペクター 4.5%(-3.5%)
赤黒邪王門 3.9%(-0.5)
ラッカ鬼羅.Star 3.4%(-)
入賞数 176
入賞デッキまとめはこちらから。
環境の動向
入賞数トップとなったのは【ジョー星ゼロルピア】。先週比の伸び率も最大で、まさに今週の勝ちデッキと言える。
その要因はやはり、先週のトップ【ガイアッシュ覇道】に有利がつくことだろう。
前回のレポートで述べたように、かのデッキはコントロール対面を意識するようになった。《ラフルル・ラブ》や《VAN》は【ジョー星ゼロルピア】には全く刺さらないことに加えて、デッキの速度も負けているとなれば、もう相手に事故ってもらうのを祈るしかない。
「天敵」が勝っていなかったことも、プレイヤーが使用しやすい理由となった。
ご存じの通り、一般的にコンボデッキが苦手とするのは「速攻」や「ビートダウン」だ。現環境では【赤単我我我】や【赤黒邪王門】が挙げられる。
これらのデッキは【天門ディスペクター】や【5cネバーコントロール】といった受けデッキに阻まれ、なかなか勝てていなかった。
【赤単我我我】もシェアを伸ばした。上記の【ジョー星ゼロルピア】と同じく、【ガイアッシュ覇道】に有利がつく。
その要因として述べておきたいのが、【ガイアッシュ覇道】から《フェアリー・Re:ライフ》が抜け、《メンデルス・ゾーン》が採用されたことだ。
コントロールデッキを意識するのであれば、受けを兼ねるカードは抜いて、1枚で多くのリソースを稼げるカードを採用したいというもの。
この理由から《メヂカラ・コバルト・カイザー》も減少傾向にある。
「受け」が減らされる傾向があったため、速攻が戦いやすい状況だったと言える。
このような中で、【ガイアッシュ覇道】はシェアを減らすかに思われたが、意外にも踏みとどまった。
なんでだよ
— みかづき (@Infinite_buster) April 2, 2021
(引用失礼)
私のTwitterでは何度か言及しているが、【ガイアッシュ覇道】は"今"勝ちやすいデッキとは言えない。
役割対象となるデッキ(シータアルモモなど)が存在せず、どちらかというと不利なデッキが多い。
全対面に勝率を出せるデッキに見えて、全対面に4.5割程度というのが身内で回した上での私の感想だ。
この主張は全く根拠がないわけではない。11/28に行われた「第94回DM新倉敷CS」の結果をご覧いただきたい。
第94回DM新倉敷CS
— カードボックス玉島店 (@media21tama) November 28, 2021
今回のデッキ分布です。#新倉敷CS#デュエマ pic.twitter.com/6ZMebxMPNp
参加者80名に対し21名の勢力を擁する【ガイアッシュ覇道】が、ベスト8に誰も残っていないのである!
(ジョー星は少ないし、赤単にやられすぎたこともないだろうし、なにに負けたのかはわからないが)
よって個人的には、勝ちたいからと言って、一から大金をはたいて組むデッキではないと思う。
《ガイアッシュ》を買ってしまったからCSでも使おう、こういう考えで持ち込むプレイヤーは少なくないとみてる。
ただし自由度の高いアーキタイプなので、今後も形を変えつつ環境に存在するのは間違いない。
注目デッキ
☆ガイアッシュ覇道
あれだけ批判したが、使用者が多いのであれば取り上げないわけにはいかない。
実は今週から《”龍装”チュリス》を採用した【ガイアッシュ覇道】が増えているのだ。
あまり不確かなことは言えないが、ZweiLance氏が段位認定でこのタイプのデッキを使ったことが影響していると考えている。
なるほど、ドルガン閃を搭載すれば速度が出せるようになり、苦手な【ジョー星ゼロルピア】とも戦えるようになる上、《テスタ・ロッサ》が減少傾向にある【赤単我我我】にもこのプランが通りやすくなっていると言える。
ZweiLance構築とは、《メンデル》の採用or不採用や《VAN》と《メヂカラ》の枚数が異なる。この点は、【赤単我我我】をみたCS向けの調整だろう。
更に赤単を重くみるなら《カクシ・レシピ》という選択肢もある。環境読み次第で検討したい。
この他にも、【黒ガイアッシュ覇道】や【ヴェノミックガイアッシュ覇道】といった全く別のリストも入賞しているので、気になる方は調べてみてほしい。
(余談)
ぼるレポ! #9によると、赤青逆悪襲へのメタとして《チュリス》を採用したガイアッシュ覇道が活躍しているようだ。
どちらが先に採用したのかは全くわからないが、オリジナルとアドバンスは互いにヒントを与えあっているように見えて面白い。
☆ラッカ鬼羅.Star
デッキパワーの相対的低下で環境から姿を消していたのだが、入賞数6に対して優勝3回と、とんでもない成績を残している。やはりこの環境で使うプレイヤーは手練れしかいないのだろう。
「神歌繚嵐」で《蒼狼の大王イザナギテラス》を手に入れ、デッキパワーを大幅に高めることに成功した。
(”イザナギ”が男で、”イザナミ”が女)(”イザナギ”が高くて、”イザナミ”が安い)
このカードを《鬼羅.Star》から出して、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱えたら一瞬にして盤面が広がる。展開力が以前までのそれと違うことは想像に難くない。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》のアンタップ付与を《鬼羅.Star》を対象にすれば、更なる展開が可能となる。
ちなみに《ファイア》は3枚で十分
☆青単スコーラー
4キルデッキとして、予想外のデッキが突如浮上してきた!
環境の全体的な鈍足化、《アルカディアス・モモキング》の不在、細かいハンデスがほとんど存在しない、etc.
環境の隙をうまくついて優勝を果たしたこのデッキだが、前述のとおり立ち位置がいい。
《アルモモ》が環境に舞い戻るまでどれだけ暴れられるか注目したい。
メタゲーム予想
先週は赤単増加を当てることができたが、今週はなかなか難しい。
とりあえず考えていることを書いてみると、
・【ジョー星ゼロルピア】が上位を占めている以上、【天門ディスペクター】や【5cネバーコントロール】はシェアを伸ばしにくいと思われる。
・受けデッキを使いにくい状況なら、【ジョー星ゼロルピア】に勝てるビートデッキが勝ちやすいか
ということで【赤黒邪王門】が立ち位置的にはいいと考えるが、使用者の伸びが期待できないので何とも言えないところ。
試していないが、【ギャラクシールド】も立ち位置がよくみえる。コントロール系が少ないので、【ジョー星ゼロルピア】やビートデッキに伸び伸びやれるだろう。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?