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【PIT】2021年通信簿【RP-2】

絶賛ロックアウト中のMLBですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?なかなか話のネタが無くて辛いですね。

とりあえずはPittsburgh Pirates(PIT)で2021年にプレーした主な選手を振り返る“通信簿”を進めていきます。

今回は中継ぎ投手編の後編となります、前編と同様に(先発編で紹介した投手を除き)20登板以上した投手が対象です。

並びはアルファベット順で、今回は12人のうち7人目から。載せている成績はPIT在籍時のみ(移籍前・移籍後は除く)です。


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頑張りましょう

18年8月にドラフト外で契約すると2年後(20年8月)にはMLBに到達した右腕、マイナー通算69.1回で102個の三振を奪っています。

今季はマイナーオプションを何度も行使されながら30登板したものの、課題の制球難が改善されず結果は残せませんでした。

それでも縦のカーブを低めに・平均95.6mphの浮き上がる様なフォーシームを高めに投げ込むスタイルはPITに少ないので来季の開花に期待。


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頑張りましょう

昨年のRule 5 DraftでCLEからNYMに指名されるも、直後にPITへ金銭トレードで移籍した右腕。19年はA+級で投げていました。

平均94.3mphのファストボールは痛打されるもカーブ&スライダーで多くの三振を奪っています…が、流石にWHIP 1.99ではどうしようもありませんね。

それでも「中2日以上・最長2.0回」というVIP待遇の敗戦処理としてロスターの一角を守り抜き、来季からはマイナーで鍛え直せます。元々は先発なので再転向の可能性も。


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よく出来ました

平均93.1mphと球速は平凡ながら、スピン量が多いフォーシームを86.1%も投げ込む投球スタイルの遅咲きクローザー。

ストライクゾーンにどんどん投げ込むので与四球が少ない投手で、今季はGB/FB 0.51と極端なフライ系ながら被HRが少ない不思議な成績でした。

ATL移籍後はERA 3.12/FIP 6.17と内容が良くなくノンテンダーされたものの、(短縮シーズンの昨季を除き)3年連続で60登板を達成。


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よく出来ました

昨年までMLBデビュ-から7シーズンで通算235登板のリリーフ左腕がマイナー契約で加入すると、5月昇格ながらチーム3位の57登板とフル回転。

7月末時点でERA 2.05と素晴らしい数字でしたが、K/9が初めて9.00を割った事もありFIPは例年並み。トレードは纏まりませんでした。

もう1年保有出来ましたがオフのロスター整理で現在はFAになっています。招待選手として再契約出来れば良いんですが。


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大変よく出来ました

19年途中にLAAから加入したのを機にリリーフへ転向すると、2.5シーズンで156.0回を投げて172K/61BBとなかなかのパフォーマンス。

フォーシームは平均2610回転・カーブは平均3122回転を記録しており、Rodriguezのトレード後はクローザーも務めました。

Jacob Stallingsのトレードが成立した今、最もトレードの可能性が高い選手と言えるでしょう。ロックアウト後に注目です。


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よく出来ました

今年3月にトレードでCHCから加入すると、便利屋として前年までの通算(30登板)よりも多い登板機会を得ました。

しかし、便利過ぎて開幕からイニング跨ぎを連発した結果5月にはパフォーマンスが低下。9月頭に2度目のIL入りしてひと足早く閉幕となっています。

好調時は勝ってる場面で使えそうな投球をしていたので、まずはコンディションを万全に整えて来季開幕を迎えて貰いたいですね。


気づけば12月中旬になってしまいましたが、ようやく投手編が終わりました。残る野手編も2-3回に分けて紹介します。

他の記事を挟みながらなので全て終わるのは1月に入ってしまいそうですが…ゆったりと待っていてください。

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