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【PIT】トッププロスぺクト達が続々とMLB昇格【🔰】

今回は事前に用意していたものではないので手短に。Pittsburgh Pirates(PIT)が現地時間7月17日にEndy RodriguezQuinn PriesterLiover Pegueroの3人を昇格させる事が分かりました。

MLB公式のランキングで3人とも(MLB全体の)TOP100に選出された経験があり、現在はRodriguezが傘下3位・Priesterが傘下4位・Pegueroが傘下7位のトッププロスペクト達です。

傘下2位のHenry Davisと傘下6位のNick Gonzalesはひと足早く昇格しているため、傘下2.3.4.6.7位がベンチに集結する事に。 ※16位のJared Trioloと23位のCarmen Mlodzinskiもいます

(19年6月のドラフトで指名された)Priesterを除く4人は、Ben CheringtonがGMに就任した19年11月以降に獲得した選手達です。彼が進めてきた再建も最終段階に入ったと言えますね。

そんな訳で今回は、これからチームの将来を背負って立つ事が期待されるトッププロスペクト5人を簡単にですが紹介していきます。


◆◆ HENRY DAVIS ◆◆

21年ドラフトの全体1位指名選手であり、現在MLB公式のランキングで全体27位に選ばれている強肩強打のC。マイナーをわずか518打席で卒業して現地6月19日に23歳でMLB昇格を果たしました。

マイナー通算で打率.276/出塁率.404/長打率.523と素晴らしい成績を残していた打撃は、MLBでもすぐに適応して23試合で.280/.372/.402と及第点の数字で上位打線を任されています。

チーム事情もあり超強肩と(Cとは思えぬ)俊足を活かしてRFとして起用されています。そちらでも一流になれるでしょうが、ファンとしてはやはりマスクをかぶっているところが見たい。


◆◆ ENDY RODRIGUEZ ◆◆

21年1月にJoe MusgroveをSDへ放出した三角トレードで、クローザーのDavid Bednarらと共に加入。NYM時代は無名の存在でしたが、一気に評価を上げて現在はMLB公式のランキングで全体35位に。

昨季はマイナー3階級で打率.323/出塁率 .407/長打率 .590と打撃で大ブレーク。今季は故障もあり3A級で.268/.356/.415とそこそこですが、7月に入り.333/.450/.545と最近は絶好調でした。

本職はCですが汎用性の高さが売りで、1Bだけでなく昨季は2B/LFでも10試合以上スタメン出場しています。どちらかと言えばDavisよりも1つ年下20の彼の方がCとしての評価は高め。問題は代理人がかの有名なScott Borasである事。


◆◆ QUINN PRIESTER ◆◆

19年ドラフトの1巡目(全体18位)指名で、現在はMLB公式のランキングで53位に。高校時代は投手専門のコーチがおらずYoutubeなどを使い独学で投球を磨いていた他、アメフトでも活躍するアスリートでした。イケメン。

190cm/95kgの投手らしい体型で、平均球速は93mph(150キロ)程度に留まっているものの変化量の大きいシンカーと、高校時代から評価の高いカーブを軸にゴロを量産するのが持ち味の22歳。イケメン。

今季3A級では87.2回を投げて防御率は4.31と平凡ですがFIPは3.86とまずまず。先日のドラフトで全体1位指名したPaul Skenesに次ぐローテの2-3番手に育って欲しい投手。イケメン。


◆◆ NICK GONZALES ◆◆

20年ドラフトで1巡目(全体7位)指名で、22年開幕前のランキングではMLB全体20位に選出。しかし、前評判の高かったコンタクト能力がなかなか発揮出来ず評価を落としていました。

今季は初の3A級で打率.257/出塁率.370/長打率.450という成績を残して6月23日に24歳でMLBデビュー。ここまで19試合で.242/.282/.424と四球は少ないもののパワーをアピールしています。

予想外だったのは打撃よりも守備で、マイナーでは2Bとして育成されていたにも関わらず、MLBの舞台で普通にSSを守れている事。※マイナー通算で2Bは163試合・SSは23試合


◆◆ LIOVER PEGUERO ◆◆

20年1月にStarling MarteのトレードでARIから獲得すると、22年開幕前にMLB公式のランキングでMLB全体79位に。昨季は故障者の兼ね合いで1試合だけMLBに呼ばれ初ヒットを放ったものの、初の2A級で大きく躓いていました。

それでも昨季2A級で打率.259/出塁率.305/長打率.387だった打撃は、今季2A-3A級合計で.260/.333/.462としっかり持ち直していますし、21盗塁(失敗3)もキャリアハイペース。

SS守備は身体能力は高いものの、22歳と若さゆえか“魅せたがり”で安定感に欠け、昨季から徐々に2Bでの出場が増えている。Oneil Cruzが復帰するまでにSSとして爪痕を残して欲しい。


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